「よくわかる現代魔法」を3巻まで読了。

 
 JINZOU殿(http://d.hatena.ne.jp/JINZOU/)がブログで紹介していた時から気になっており、直接進めてくれた事もあって読んでみようかと。
 なんで興味を持ったかといえば、それはもう「設定好き」の血が騒いだからで、魔法を小説の主軸にしている作品の展開するいわゆる「魔法理論」ってのがやっぱり好きだったりします。で魔法とプログラムを関連付けさせて展開するこの小説の理屈ってのがどんなものなのか気になったわけです。
 ストーリーの大まかな流れは決して特別ではないと思いますが、理屈の展開が実際に世の中で使用されているプログラムに関する単語をそのまま使用しているので、関連知識があると(それもプログラムを組むなんて事ができるほど深い知識ではなく、私みたいにちょっとした名詞とその意味を解っている程度でも大丈夫)よく考えて創っているなぁと、楽しめます。また、キャラクターが特徴を持っていて、行動・思考・台詞が格好良かったり可愛かったりと非常に魅力的なのが読んでいて楽しいですし、前の話でのエピソードが先の話につながるように書かれているのが、先を読もうと思わせてくれます。

 で。なんですかこの3巻は。

 あの一ノ瀬弓子クリスティーナが、
 プライドの高い性格のまま、
 小5になったうえ、
 スカートめくりの抗議として同級生男子に生脱ぎおぱんつを投げつけ、
 しかもそれが実は縞ぱむで、
 そのまま3巻では、最初から最後まで【ぱんつはいてない】を押し通すだとぉ!?

 オーバーキルだ!これは読者に対する明らかなるオーバーキルだ!叩いて切って突いて蹴り入れて踏みつけて焼いた上で切り刻むようなものだ!

 ブラボー! おお・・・ブラボー!! 

 ということで、大変この小説を気に入ったようです。現状はこれから4巻に取り掛かるところ。