『プレステージ』*2

ヒュー・ジャックマンクリスチャン・ベイルのダブル主役というか、ウルヴァリンバットマンな印象が強い。後、『ブラック・ダリア』のスカーレット・ヨハンソンデビット・ボウイ
冒頭、"この映画の結末は誰にも話さないで下さい"的なテロップが流れる。この時点で「あ、踏んだか?」と。結末は話さないで下さいという断りや宣伝文句があるモノで当たりをひいた事が無いので、これもやはり(ry
一応。
確かに結末話したら誰も観たいとは思わないわ、これ。宣伝で全ての場面にトリックがあるとかいうけど、騙されるのかな、これ。ミステリとかトリックの面ではかなりダメ。物語的には中盤でほぼ全ての謎は解けているのに、ダラダラと話が続く。要するに、ウルヴァリンは超常の力を使うが、バットマンはそんなモノには頼らないという事で。つか、本気でストーリーがツマらんかった。ミステリでラストに全てを明かすお決まりのシーンは否応無く盛り上がるモノだが、全て明かされている事の再認識に過ぎず、ツマらん。崖の上の犯人の独白が盛り上がらない二時間ドラマが無い様に、これは無い。
そんな中、ニコラ・テスラ=デビット・ボウイの登場シーンは余りの事にアイスコーヒー吹いた。そのシーンしか印象に残らない様な勢いで脳裏に焼き付く。こんな面白い登場が出来るのは、世界でデビット・ボウイただ一人じゃないかと。『変人偏屈列伝*1ニコラ・テスラとは当然違うんだけど、妙なピッタリ当てはまった。