すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

一般人にお勧めでないゲーム

http://fragments.g.hatena.ne.jp/./laiso/20060213#1139767747 関連。

気持ち悪いと感じたり、ある一部の人に受けの良いゲーム
難解すぎるゲーム


というのもあってですね。必ずしも暗いとか鬱とかでなく、濃すぎるとか特殊な知識を要するとかのも入ってるんですが。

鬱なら『好き好き大好き!』かなぁ。これは鬱ですよー。だって全部、全部全部バッドエンドだもん。最初、人からそう聞いて、嘘だと思ったけどホントだった。あと、主人公がやばい。ラバーの良さを延々と語る。心理描写も…ほんとうに「やっちゃった人」の心を覗きながら書いたらこんな感じか?ってくらい、起き得ないことが起きてると思える迫真さです。

螺旋回廊2』も好きでした。こっちは解りやすい酷さ。ほんとに胸がムカムカしてきて吐きそうになりました。

ここらは古いんで入手難かもしんないですが買えたら安いと思います。


http://b.hatena.ne.jp/entry/http://fragments.g.hatena.ne.jp/laiso/20060212%231139750861

『ダンサーインザダーク』は好きな映画の1位ですね。もひとつ1位は『セブン』。3位は『プライベートライアン』か。


追記:書いてから気づきましたが、laisoさんが一般人じゃないって言ってるわけではありません。

最近ローレベルな質問者

これまでのはてなの質問の中で、質問も、回答もハイレベルだったなあと思った質問を教えてください。

結構、はてなって、面白いものと、そうでないものがくっきり分かれるなあと思いつつ。

http://www.hatena.ne.jp/./1139321835


過去にぼくの出した質問が5個もあがってて嬉しい。でもみんな「読むのに時間かかる」とかおっしゃっておられますが、コメントするほうがもっと時間かかってるって忘れないでおくれ。あとお金も払ってます。趣味だからよし。

でもあんまり、「日記者&ブクマ者」と「質問者&回答者」って、重なってない気がしますね。はてななのに。はてななのに。そういやへんつく売ってねえ。

「萌えを知った日」

小学生のころ読んだある詩集に載っていた詩に、こういう1行があった。

恥ずかしいところに密かに萌えはじめた似児草のようなもの


「似児草」は「にこぐさ」と読む。女性が、二次性徴期の変化していく自分の体についての喜びととまどい、を回想してうたった詩、だと思う(なぜかそういう、女性の詩だけを編んだ詩集が家にあった)。この1行まえは胸について言っていたような気がするが、そちらは覚えていない。

この“萌え”は、用法として正しいし、この文が描き出す光景も萌えだし、この文を読んで当時のぼくが知覚した何かも、正しく萌えの原型を含んでいると思う。


もう初めっから変態だったんですね、と思いました。

無色透明な魂

たとえば、あなたがわたしの恋人だったとしますよね(あー、「たとえば」ですから。性別は適当に置き換えてください)。で、その恋人のあなたが、「万能完全コピーマシン」にうっかり入ってしまい、2人に分裂してしまった、とします。なにしろ万能で完全ですので、身体から記憶から性格から、ぜんぶおなじです。あなた自身にも、もうひとりにも、自分がオリジナルなのかコピーなのかわかりません。

で、神様が登場します(「たとえば」なんで)。そして言います。しょうがねえなあ、と。どっちか一方を消して、残った方とおまえの記憶を、何事も起きなかったように書き換えてやるよ。だからどっちか残す方を選べ?

わたしは、どう言うでしょうか。何から何までぜんぶおなじなんだから、何もなかったことになるなら、どっちが残るんでもいいや、でしょうか。でもあなたにしてみればそれはたまったものではない。だって「こっち」は「わたし」だけど、「むこう」は「わたし」じゃない!(「むこう」もそう思っているでしょうけど)


以前に下記のような質問、

恋愛の渦中で「同じようなタイプなら、別にほかの人でもよかったんだろうな」と思ってしまうと、それ以上入り込めなくなるのですが、そんな時はどうしてますか?
「そういうことは考えない」以外で、なるべく経験からお願いします。
http://www.hatena.ne.jp/./1125925157


をしたときや、「人は属性が10割」というエントリを書いたとき、ぼくが考えていたのは、だいたいこんなようなことです。ぼくは人を好きになるとき、まず見た目や性格などの「属性」で好きになる。「中の人」が誰かということは関係ない。しかし、そこから付き合っていくのなら、「ただ、会えたこと」も、好きな理由のひとつに付け加えていきたい。そう思っているのです。

コピーマシンによって分裂したふたりの「あなた」にも違う部分があって、それは位置情報です。右に立っているか左に立っているか、他は全部おなじ、それだけしか違わないけれど、しかしそれだけは絶対に重ならない。全ての属性を廃したまったくの無色透明な魂であっても、この世界では、同じ瞬間に同じ位置を占めることはできない。つまり何を言いたいのかというと、たしかにぼくはあなたの見た目や性格に惹かれたって部分は否定できないけども、それでも、もし「中の人」が「あなた」じゃなかったら、嫌だったよ、といまは言いたい。そんな感じでしょうか。出会えたということ自体を祝福すること。


つーかなんか、ぼくはやはりベースに乙女回路があるのか。そういう気がします。でも、こんなふうに、見た目や性格なんかはフィルタに過ぎない、と考えてて、その奥の、その人そのもの、に触れるようにしたい、とは、いつも思っているんですよ。

あーでもこれも、好きな人の場合だけですね。どうでもいい人はどうでもいいわ。

あとコピーマシンで自分もコピーしちゃえ、て手もありますか。