コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

ハーフライフ2が来た日

さすがAmazon、仕事が早い。土曜の夜に注文して月曜の昼に「ハーフライフ 2 日本語版 (CD)」が届いた。衝動買いではない。ただし時期に関していえば勢いで買ってしまった感が強い。


知らない人のために簡単に説明しておくと、ハーフライフ2はFPSと呼ばれるゲーム。3D画面内で、自分視点で銃を撃って敵を倒していくゲームだ。

前作「ハーフライフ」は、世界中で最も遊ばれたFPSの一つだろう。とある実験に失敗し、異次元からエイリアンが襲来してきた。ゴードン・フリーマンは単身その研究所からの脱出を試みる。これが前回のストーリー。今回はその続き。主人公も同じゴードン・フリーマンとなっている。


パッケージのリアルさを増したナイスミドルのゴードン・フリーマンを見ながら箱を開ける。中からはずるずると5枚組のCDが出て来た。どうせならDVDにまとめてくださいよ・・・。子の妨害を阻止しつつ、CDを入れたり出したりしながらインストール。手間も時間もかかった。インストールが終わったが、まだ終わらない。今度はスチームというゲーム管理システムが準備を始める。これが20分くらい。そしてようやくゲームが起動!

とりあえずファーストインプレッション。すごいね。グラフィックは申し分ないし、物理エンジンが違和感なくゲーム内で使われている。ブランコを押して動かし、その上に乗ってみたり。シーソーにブロックを載せて反対側に飛び乗ったらブロックがゴロンゴロンと落ちてみたり。そういう遊びだけでなく、ゲームとしてもエンジンが生かされている。例えばドラム缶を持って盾にしたり、扉の前にテーブルを持って来てバリケード作ったり。各種のトラップやトリックも、物理エンジンの導入によって幅が増えたように思う。まだ序盤だから具体的にはまだまだわからないけど。

ただしこのゲーム、面白いのはいいのだが、緊張感が高くて、やっていてものすごく疲れる。ほとんど気の休まるときがないし、体力や弾薬などに常に恐々としていなければならない。敵が突然出てくるとかなりびびるし、倒しにくい敵に囲まれたりするとパニくる。イージーモードではじめればいいのに、見栄を張ってノーマルモードでなんかはじめるからまた大変。たびたび瀕死になったり、死んだりしながらボチボチ進んでます。

しかし私はまだまだこのゲームの醍醐味を味わってはいない。本当に面白くなるのは、物を吸い寄せて打ち出すことができる武器を手にいれてからのことになるだろう。物理エンジンの効果を最大限に発揮するその武器こそが、「ハーフライフ2」の要、だと私は想像している。

とりあえず週末まではこのゲーム三昧になりそうだ。それまでにクリアできるかな。

御侠(おきゃん)*


「せっちゃんはおきゃんでまるで男の子みたい」というのは、小学校の教科書に乗っていた「どろんこ祭り」の出だしだっただろうか。話の内容はあまり覚えていない。普段は男勝りな女の子が、どろんこ祭りのときにふと女の子らしさを見せた、とかそんな話だっただろうか。

しかし「御侠(おきゃん)」という単語、普段使うことは滅多にないが、習ってから二十年も経つ今でもなぜかしっかりと耳に残っている。「きゃん」という日本語にはあまりない発音のせいかもしれないし、この導入部分の文句が凄く耳に残りやすいからかもしれない。

言葉の意味を紐解くと、「侠気*」と書いて「おとこぎ」と読むように、「侠(きょう)*」とは男らしい様を表す。これを「侠(きゃん)*」と読む場合は「男っぽい女」という意味になるようだ。英語で言うなれば「boyish」とか「mannish」という言葉になろうか。


他にもそういう女の子を表す言葉に「御転婆*」というものがある。むしろ「御侠」よりもこちらの方が馴染み深いだろう。「お転婆」の語源には諸説あるようで、オランダ語が語源である、という面白い説もある。

おてんばの語源・由来
おてんばを「お転婆」と書くのは当て字で、語源は諸説ある。

  1. 「馴らすことのできない」という意味のオランダ語「ontembaar(オンテンバール)」からとする説。
  2. 女の子が出しゃばって足早に歩くことを「てばてば」と言い、それに接頭語「お」を付け「おてば」と言ったことからとする説。
  3. 「御伝馬(おてんま)」という宿駅で公用に使われた馬は餌も十分与えられ、普通の駄賃馬よりも元気良く跳ね回るので、そこから転じたとする説。

この中で1番目のオランダ語説が有力とされてきたが、「おてんば」は18世紀の中頃から使われているのに対し、「てんば」は18世紀初頭には使われているため、オランダ語説は成り立たず、「てんば」という語に接頭語の「お」が付いたと考えるのが妥当である。
中世末期から近世にかけて、機敏なさまを「てばし」や「てばしこい」と言われていたため、この「てば」が語源となり、2の説の「てばてば」や「おてんば」が生まれたと考えられる。

「御転婆」は当て字ということだが、お婆さんを転ばせてしまうほど元気のいい子、というニュアンスがあり、あながち意味のない当て字でもない気がする。


男の場合は「やんちゃ*」という言葉を使う。これもこれで、改めて考えてみると奇妙な響きの単語だ。語源としては子が言うことを聞かないときに発する「嫌じゃ(いやじゃ)」がなまったという説と、粘つく脂(やに)になぞらえた「脂茶(やにちゃ)」から来ているという説があるという。どちらにしても変な言葉だ。

ハーフライフ2 Tips

そのままだといろいろと遊びにくい点があるので、各種設定を調べてみた。チートの類*1もあるが、それを使ってしまうとゲーム性を著しく損なうこともあるので、最初のうちはズルい手は使わない方が良いだろう。いくつかの項目は未確認なので間違っていた場合はご容赦を。

長くなりそうだし、いちおう隠しておく。

*1:不正チートではなく、正式にサポートされているチート設定。

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