疑問
- 「ある」「ない」というような日常語に「真の意味/見かけ上のもの」という対があるのだろうか? 見かけ上の意味こそが真の意味で、そうでない意味は単にふだん使わない特殊な意味に過ぎないのではないだろうか?
- テーブルから林檎が持ち去られるのを見なかった人が「林檎がない」と言わないのは、会話において余計なことを言わないという原則に従っているだけで、「ない」という語の意味とは無関係なのではないだろうか?
- 「ない」という語に「ある」の否定という意味と、端的な無という意味の2通りの意味があるのだとして、「ある」という語にも2通りの意味があることになるだろうか?
- 考えることができないことについて、なぜ語ることができるのだろうか?