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2005-05-07

A-kichi2005-05-07

[] 「誰も知らない」 21:14

すげー面白くて、すげー良かったけれど、ある意味二度と見たくない映画。煮え切らないっていうか。それだけ内容が重い。見終わった後も考えさせられ続けるってこと。

「誰々(例えば母親)が悪い」とか短絡的な結論を出してはいけない。


作品を見る前に、TVで是枝監督のインタビューを見たが、「周りの人間はみんな善人なんだけど、子供たちに何もしてやれない"もどかしさ"」を感じてほしいと言っていた。


ドラマチックな演出をせず、淡々と日常を見せられたことで、それが壊れる痛さが、より効果的に伝わってきた気がする。曖昧なラストも、あれで良かったのだろう。それがまた、「日常を切り取った身近な出来事」という意味合いを色濃くしている。切ないが、何故か救いが全くないとも思えず。 ときどき監督の、大人側の子供に対するロマンみたいなものが気になったけど、不快感はそれほどなかったすね。シナリオ、演出、映像そして何より子役+YOUの魅力が合わさって生まれた、 奇跡のような映画と言えるかも。


あと主演の子役、柳楽優弥はドラマ「クニミツの政」を見たときも「全然演技してないじゃん!」とぶっちゃけ感じたのだが、 この子は「演技力」でなく、妙に「存在感」があるように思えてならない。「誰も知らない」が演技を必要としないストーリーだったのもあるが、妹との「兄弟喧嘩」のシーンで、顔アップのアングルだけで新鮮な印象を出せていたのだろう。他の子ではあまり見られないね。柳楽優弥出演の次回作にも軽く期待。(この映画だけだったと言うのは悲しすぎるので)


作品に倣って感想も曖昧にフェイドアウトしる・・・。

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