河童のクゥと夏休みの試写会に行ってきた。

河童のクゥと夏休みの感想。
スタジオジブリ、もういらねえや!!!!」
俺は目茶目茶楽しめたけど、なんていうか、大絶賛する人と、普通の映画と評する人の2つに分かれるような気がする。
何でかっていうと、クレしんの時もそうだったけど、表面的なテーマの影に隠れて裏のテーマがあるって感じの作品なんだコレが。
表面的なテーマだけだと、日本版ETって感じで、河童と人間の男の子の友情や男の子の成長を描いた作品。まあ、つまらなくはないけどありきたりな話って感想になると思う。俺も最初の方はそう思ったし・・・。
でも、あくまでもそれは表面的なテーマなのよ!!で、この作品の裏のテーマの部分に足を踏み入れるとさ・・・・・・うあぁぁぁぁ!!原恵一!!レベル高けぇ!!って気分になるよ!!マジで!!!!
まあ、詳しい感想はもう眠いので書かないけどね。
それにしても、売れるのかね、この作品。
会場にきていた子供達の反応は非常によかったので大丈夫かな。
もし売れなくても作品としてのレベルは非常に高いので、賞か何かは取って欲しいなあ・・・。逆にこの作品を評価しない賞なんて俺は信用しないね!!!!
いい作品でした!!!!

オーディンスフィアをクリアした。

メルセデスのシナリオが切なすぎ・・・、ラストのオチもイラストのみだし、メルセデス・・・、超いい子なのになあ。う〜ん、心臓がなんかシクシクする・・・・・・。
あっ、オーディンスフィアの話です。クリアしました。
オーディンスフィアといえば、セガサターン幻の傑作、あの「プリンセスクラウン」の流れを汲む作品。プリクラをプレイするためにセガサターンを3台持っている僕は当然のごとく予約して特典付を購入。購入後は猿のようにプレイしていました。
ゲームのシステムはプリンセスクラウンとほぼ同じ。格闘ゲームのように大きめなキャラクターを操作する横スクロールアクションRPG。ボタンを連打するだけで、ビシバシ敵に連続攻撃が決まるので爽快感抜群です。でも攻撃をするたびにパワーゲージが減っていき、無くなると隙だらけになってしまうので、戦い方を工夫したりアイテムを駆使したりしなければならず、意外と戦略性があります。ただのボタン連打ゲームにはなってません。
今回はキャラクターのパワーアップ方法が変更されていて、攻撃力はフォゾンという敵を倒すと出てくる魂みたいな物を武器で吸収してパワーアップするという鬼武者っぽい感じに、HPや防御力はアイテムの食べ物を食べるとパワーアップするという感じになっています。
アイテム合成のあたりも以前はやや複雑でメリットが少なかったのですが、今回はうまく整理された上、キャラクターのパワーアップに直接関わってくるようになったので、プリクラのような作業感はなくなりました。
ですので、プリクラのいいところはそのままに、悪いところを改良した感じのシステムになってます。プリクラファンとしては嬉しいですね。このシステムでプリクラをリメイクして欲しいほどに・・・・・・。

それにしてもグラフィックが綺麗なこと、綺麗なこと。HPなどで見てもらえば一目でわかると思いますので特に語りませんが、見ているとため息が出ます。プレイ中に何度もうっとりしちゃいました。ホントに。
それに加えてキャラクターのモーションが細かさが超スゴイです。手づかみで食べ物を食べた後、ぺろりと指を舐めるしぐさをしたりして、キャラクターが演技をしまくります。どんだけ手間がかかってるのか。
僕はゲームは、映画や演劇のように観客の時間を縛るような物ではなく、小説や漫画のように物語のテンポは出来る限り観客に握らせるべきだと思っているので、この表現の方向性がゲームとして正解とは思えませんが、ゲームキャラで演技を感じさせて見せたというのは、ゲーム表現の可能性を広げたなあと思います。一見の価値はアリです。

そして、なによりもストーリー。これは語らずに入られないです。それぐらい素晴らしい内容になっております!!
かわいらしくも勇ましく、時としてお間抜けで、それでいて格好いいキャラクター達、主人公、脇役問わずどのキャラクターも立ちまくり。
特にメルセデスは超好き!!
たぶんクリアしたらみんな彼女のことが一番好きになりますよ、きっと・・・いや、必ず!!!!
未熟な彼女が背負う大きな使命。それに負けないようにけなげに頑張る彼女の姿のカッコいいこと!!そして成長していく彼女の中に眠る淡く美しい恋心・・・。う〜ん、イイ!!
彼女のことが嫌いな人なんて人間じゃないですよ。ホントに!!
僕なんて、ゲーム開始時に渦巻いていたグリゼルダ×グウェンドリンの百合妄想が彼女の魅力の前に吹っとんじゃったくらいです!!!!

(いや、この2人もかなり好きですが・・・)

まあ不満がまったく無いとはいわないけど、ぜひ皆に買ってプレイして欲しいと思うソフトです。そして作り手がめちゃめちゃ儲かって、続編や新作を出してくれたらなあ・・・と思います。あとプリクラの続編もでてくれたらなあとも思います。
自分的には神ゲーに認定しました。

オーディンスフィア

オーディンスフィア

オーディンスフィアが届いた。

オーディンスフィアが届いた。アマゾンで注文してたんだけど、発売日より一日遅れで到着。まあこんなもんか。昔だったら、欲しいゲームは発売日に買ってプレイしなきゃ気がすまなかったので、発売日より遅れて到着する可能性があるアマゾンみたいなところでは絶対買わなかっただろうなあ。最近はわざわざゲーム屋に足を運ぶ方がめんどくさい。アマゾンに慣れてしまったせいだね、人間変わるもんである。
そんなわけで、発売日より一日遅れでプレイを開始。
それで、プレイしてまず最初に思ったんだけど・・・、
テンポ悪りぃ!!
理由はセリフがスキップできないから。正確にはセリフの音声だけスキップできない。
最近のゲームってさ、セリフが文字と音声で表示される場合、セリフを文字で読んだ段階でボタンを押すと音声の方は途中でもスキップされるじゃん、このゲームはそれが出来なくて、もの凄いイライラする。普通の人間はセリフを音声で聞くより文字で読む方がスピードが早いんだから、スキップ機能はつけてよ!!一応、スキップボタンがあるにはあるが、それを押すと、セリフ自体が完全にスキップされて会話が終わってしまう。なので物語の内容を把握するためには登場人物のセリフをすべて音声で聞かなきゃならない!!何それっ?たるっ!!
推測だけど、製作者は意図的にこうしたんじゃないのかな。キャラクターの演技の細かさから察するに、作劇的な表現をゲームに取り込もうとかそういう意図がある気がするんだよね。その上で製作者が見せたい物とプレイヤーが見たい物との間でギャップが起こっているそんな感じ。
ゲームは演劇や映画みたいに受動的に鑑賞をするものではなく、能動的にプレイするものだから、作劇のテンポはプレイヤーに握らせて欲しいなあ。
ゲーム自体は超面白いよ!それだけにもったいないなあ。

電脳コイルを見る。

ME☆GA☆NE!!ME☆GA☆NEぇぇ〜!!
今日は待ちにに待っていた電脳コイルの放映日!電脳コイルといえば近未来を舞台に子供達の間で「電脳メガネ」という電脳空間を見ることができるメガネが大流行という設定!!つまり、設定上、登場人物は皆、必然的にメガネをかけなきゃならないという、メガネ好きにはたまらないスゴイ設定!!ひやほぉぉ〜!!
子供達の冒険譚のように見せかけて、メガネフェチアニメをやるとは、しかもNHK教育で・・・すげえ!すげえぜ!磯光雄監督!!
受け取ったぜ!!監督の熱いメッセージィィ!!一見、子供達が電脳メガネを介して、電脳空間という不思議な世界で冒険するような話に見えるけど、そんなのは言い訳だって事は俺はわかってるぜ!!監督ウゥゥゥゥゥ!!ビバ☆磯光雄メガネっ娘!毎週土曜日午後6時30分はメガネタイムとして確保決定だ!!
・・・と、喜び勇んで放映開始数分前にテレビの前に正座して待つ!心はこれから出会えるであろうメガネっ娘のことを考えるだけでもうドキドキである。もちろん、メガネっ娘に対して失礼の無いようにお風呂に入って体を清潔にすることも忘れない。不潔にしてたらメガネっ娘に嫌われちゃうからね!!下着もこの日のために買っておいた、ちょっぴり大胆な勝負下着を装備!!「私ったら何を期待してるのか知らん・・・でも、彼になら・・・キャッ!」と自分の大胆な一面に戸惑う思春期少女のような気分で待機しました。
そしてついに放映開始・・・・主人公はメガネっ娘!良し!!フフフ・・これだけじゃないんだなこのアニメは・・・ん!?・・・しゅ、主人公以外ゴーグルばっかじゃん!!
ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
ううぅぅぅっ、ご、ゴーグルはメガネに入りませんがな・・・、おじさん、ちょっと痛恨の一撃くらっちゃったかな。ゴーグルはいかんでしょ、ゴーグルは!せっかくの設定なのになんでメガネっ娘いっぱいいっぱいにしないかな・・・ううぅ・・・ガク。
んで、まあ心的外傷を受けつつも最後まで見たので感想。
ビジュアル的にはレベルは高いけど、リアリティを追求したいのか地味な感じ。カラフルなヘアーにイケメンぞろいというようなウケ狙い感が無いのは個人的に好き。まあ子供に受けるかどうかは別だけどね。子供って、意外とオタクっぽいの好んだりすんのよ。つうかオタク文化ってのが、幼児性丸出しの物をいい年ぶっこいた大人が全力で楽しむという奇妙さの文化だからね。なので子供ウケとオタク向けって結構かぶったりする。子供向けというなら、前にやってたCLAMP的なアレの方が正解な気はする。あんまり好きじゃないけど。
設定、まあメガネは置いておいて、子供達が不思議な冒険をするという話で、その不思議の部分に「電脳」という設定を持ってきたのはちょっとありがちすぎかな。新鮮味を感じないよん。魔法とかよりは全然いいけどね。ここの肝となるネタの部分が新鮮なら、べつに話がありきたりでもそこそこ面白くなるのにねえ。新鮮な魚ならぶった切って醤油をかけるだけでさしみという立派な料理になっちゃうようにね。斬新な企画って通り難いんかな。
肝心のお話部分なんだけど、ストーリーはしっかりしてて好印象、電脳に無知な女の子を通して、電脳社会を描きつつ、ちょっとした事件も描くという導入部としてはGOODな滑り出し、ラストも次回がとっても気になる感じで終わり、いい感じでした。でもちょっと当たり前すぎる展開かもしれぬ。新鮮味が無いというか、グッとくる感じがしなかったな。あと、ちょっと設定がわかりにくい感じがしたかな。男塾の雷電キン肉マンテリーマンのような解説キャラを出して欲しかったかも、わざとらしくなって嫌な面もあるけど、子供が見るアニメだしね。まあ次回から出るかもしれませんが。
全体の感想はいたって普通のアニメって感じ。まだ1話目なのでそんなに面白くは無かった。けど、これから面白くなりそうな気配は十分あり、来週も見よう。うん・・・これからメガネっ娘も増えるかもしれないしね!!

PS2版Fateクリア。

フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア] extra edition

フェイト/ステイナイト[レアルタ・ヌア] extra edition

PS2Fateクリアしてしまった。
正直プレイする前は、PC版をプレイしていたので、ファンだからグッズの一つとして買ったけど、クリアはしないだろうと思ってました。Fateって長い話だしオチも知っているしで、途中で飽きちゃうなと思ってたんですよ。でも実際プレイしてみるとそんなことなかったです。内容をいい感じで忘れていて全然飽きずにプレイしました。もうクライマックスなんか泣いちゃいましたよ。知ってる話なのに!!
そいでラストの話なんだけど、今回追加されたラストエピソードがとても良かったです。シナリオ自体は短くてホントにおまけって感じなのですが、Fateという作品のラストを飾るにふさわしい素晴らしい内容でした。
セイバーとの出会いで始まった物語がセイバーとの出会いで終わる。
作中で将来の挫折を示唆されている主人公「衛宮士郎」、その挫折の先にセイバーがいてくれて良かった。凛や桜もいるけど、彼女達は士郎を救うことはできると思うけど、彼を理解して抱きしめてくれる人じゃない。彼を理解できるのは彼と同じゆがみを持ったセイバーだけだと思う。その二人が最後に挫折を乗り越えめぐり会う・・・。う〜ん、見事な大団円だなあと感涙。
それでは、内容に関する感想。
まず、始めに思ったことなんだけど、
主人公が悩みすぎじゃね。
まあ、あまりに悩まないというのも作品が軽くなって嫌だが、ちょっと悩みすぎ、物語のほとんどが悩んでるようなそんな印象。暗いよ、衛宮くん。
なんかエヴァンゲリオン以降なんだけど、主人公を安易に悩ませすぎじゃね?
エヴァは元々哲学が流行っているのを見て、哲学的な内容のアニメを作ろうという企画だったそうじゃん。ロボットとかキャラはむしろ後付けって感じで。それだったら主人公が悩むというのはよくわかる。
けどさ、エヴァ以降の作品って何も考えずエヴァの猿真似で悩んじゃってる気がするんだよな。登場人物は悩んでいるけど、作り手は全然悩んでないような印象。だって悩みに生々しさがまったくないんだもん。悩んでるフリしてるだけじゃねえのって考えちゃうよ。悩むならとことん悩む、悩まないんなら、すぱっと悩まない。そういうの作品のほうがカッコイイと思うよ。
次なんだけど、もの凄い王道の話だなあって思った。
なにしろヒーローがバーンと世界を救ってしまうって話だからね、基本は。
これに関しては素直にすごいと思った。案外こういう話をうまく書ける人っていない。たいていはどっかに矛盾があったりスケールが小さくなったりしちゃう。酷いのになると作者がかしこぶって「個人レベルの行動が少数の行動が全世界の命運を動かすのはおかしい」なんていいだしちゃったりね。リアリティを追求することで面白さを出す作品とかいうならわかるけど、素手で岩を破壊したり、刀で近代兵器に立ち向かうようなハッタリはかませすくせに、ラストでいきなりそんな賢いことを言うマンガとかあったな。阿呆かって思ったよ。
ハッタリは嘘って事だけど、騙される側としてはしょうもないちんけな嘘より、バーンと世界を救うようなとんでもない嘘を信じさせて欲しいって思う。エンターテーメントとはこういうもんだと思う。
Fateって作品は、何でも願いをかなえる聖杯というハッタリ一つから、ものすごくスケールのでかい嘘世界を作り出して僕らを騙してくれた。その手腕はもっと評価されてもいいと思う。
ついでに書くけど、個人レベルの行動が少数の行動が全世界の命運を動かす話というのは特異であるという論調は何とかならんのかね。もともとと物語なんてのはそういうもんじゃね?そうじゃない作品のほうがよっぽど特異だとおもうけどなあ。物語のルーツである神話・神謡の世界なんかそんな話ばかりだよね。個人が世界を動かす究極のキャラとして「神」なんて存在がいたりしてね。
物語が人間の感情移入能力を利用した遊びである以上、人間が感情移入できない組織や集団なんて物語で表現なんかできない。もし表現しようとするならば、集団を個人同士の物語に変換するという無茶をやる必要がある。集団を描こうとした作品にガンダムがあるけど、ガンダムでは組織のボスが突然自分の仕事を放棄してモビルスーツで出撃をし、主人公とタイマン勝負をするという無茶をする。こっちのほうがよっぽど特異だと思うぞ。トミノはすごいのだ。
話は元に戻って、ラストに思ったことなんだけど、ヴァーチャル家族物だなあと思った。ヴァーチャル家族物というのは、物語でよくある「本来の家族ではなく気の会う友達同士で家族を構成するような話」のことを僕はこう呼んでいる。なんか他にいい言葉があるのかもしれないけど、無学なので知らない。ごめん。
Fateという作品にはある特徴がある。それは登場人物のほとんどが家族が崩壊した人間だというところだ。その特徴は特異ではあるが異常ではない。それどころか、その姿は現代を生きる僕らに通じる。
現代は古きよき時代の家族像が崩壊した時代である。かつてのように家族が同じ食卓で一緒にご飯を食べ、同じテレビ番組を見ていたような時代はすっかり過去の物となった。TVは一人に一台以上、食事は個食が多くなっている。家族の間には血縁こそあるが家族を結びつける共通の記憶は昔と比べるとどんどん少なくなってきているのが今の日本の家族の姿だ。
Fateという作品は「家族が崩壊した人間同士がヴァーチャルな家族を作り出し救済を得る」という話である。ヴァーチャルな家族で暮らし、同じ食卓で一緒に食事を楽しむ彼らの姿に僕らは新しい時代の理想の家族像を見ているのだろうか。
それにしてもヒット作品ってヴァーチャル家族が多いよね。エヴァとか天地無用とかさ。なんというか永遠の修学旅行みたいな感じの作品。大ヒットを狙うならこれだねって感じなんだな。
んで、まとめなんだけど、こうして考えてみるとFateは売れるべくして売れた作品なんだなあと改めて思う。王道のストーリーにヴァーチャル家族物という売れ筋をきちんと押さえてるんだもん。売れないはずがないよね。いやあ本当に面白かったもんな。うだうだ書いたけど、結局はこの一言にまとまってしまう。次回のTypeーMoonの作品が楽しみで仕方がないよ。でるのはもっと先なんだろうけど。

ちなみに、Fateで僕が好きなキャラは藤ねえです。時点はマキジ。一緒にいると楽しそうでしょ、この二人。
Fateの2+1大ヒロインに関してはまったくと言っていいほど、萌えませんがな。一緒にいるとウザそうでしょ、この2+1人。

らき☆すた監督交代について

今期の中で一番好きなアニメだったのでショック。面白さが落ちなければいいんだけど。
らきすたの良いところはちょっと不謹慎なところにあると思う。ギャグというのは多かれ少なかれ不謹慎な物だ。クレージーキャッツの歌で、「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」ってのがあるけど、辛い思いをしているサラリーマンからみたら不謹慎だと思うだろうし、ドリフターズなんかもよく不謹慎だと叩かれてた。あまり不謹慎な物は嫌いだが、らきすたぐらいのプチ不謹慎な作品はとっても面白いと思う。
今回の件はネタだと思いたい。それなら不謹慎だしギャグにはなってる・・・笑えないけど。

7巻の感想。

新吼えろペン 7 (サンデーGXコミックス)

新吼えろペン 7 (サンデーGXコミックス)

作者の島本和彦氏があとがきでも描かれてますが、今回は「もしかして実話!?」と思わせるようなネタが多く、マニアックなネタが好きな自分にはツボ。
編集長のボタQ氏が有能な漫画家の卵を外部に排出してしまったというシーンとか、人気漫画ナイスガイを連載する片ッパシ仁先生が逃亡したりするシーンとか!!まったく関係ない話だけど、ケロロ軍曹で大人気の吉崎観音先生、デビューは小学館だったね!!これも関係ないけど、小学館高橋しん氏が「いいひと」という作品を書いていたね!!いや、今回の話とまったく関係ないですけど!!!!
実際にぎりぎりネタなのかはわからないですけど、読者にギリギリ感を感じさせるのはすごいと思います。いや、実際にギリギリなのかもしれないですが・・・。
吼えろペンって基本的にそりゃ嘘でしょって感じの内容が多いんだけど、判別が難しいんだよなあ。今回も登場した王女様とか嘘臭さMAXなんだけど、意外とありえる話なのね。昔、作家の岡田斗司夫氏が似たような話をしてるのを何かで読んだ記憶がある。岡田氏がガイナックスにいた頃、某国の王子がトップをねらえのファンだったらしく、「うちの国にきて、アニメを作ってくれ」って言われたとか。ホントかどうかは知らんけど・・・。
それで今回の感想なんだけど、正直、いまいちでした!!
だってさ主人公の炎尾燃が全然吼えてないのよ、吼えろペンなのに!!いや、多少は吼えてるんだけど、決めの場面でかっこよく吼えてるシーンがゼロ。これじゃあ、作品の魅力減でしょ。やっぱこの作品は炎尾が熱く吼えてナンボだと思う。バトル漫画の必殺技に相当するのが炎尾の叫びだからね。最低でも一巻に一回は欲しい!!
今回のギリギリ感に炎尾のかっこいい叫びがプラスされてたら間違いなく傑作だったと思うので、もったいない巻だったな。