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A0153の日記

2018-08-07

二人目の孫が生まれました

昨日二人目の孫が生まれました。同居している36歳の娘(長女)の初産です。娘は2010年結婚したのですが、なかなか子供が出来ませんでした。昨年、日本初の人工授精で有名になった鈴木記念病院に通院、授かった命です。

娘は初めに地元個人病院、次に南相馬市立病院さらに福島県立医大付属病院と転院しました。帝王切開での出産のためでした。胎盤の位置が悪いのだそうです。7月24日入院しました。入院してすぐ、「37週と0日」でという先生の判断で、分娩は8月6日と決まりました。

私たち夫婦と婿殿は、朝から緊張してました。9時30分、私たちの前の順番の妊婦さんが手術室へ向かいました。10時少し前その赤ちゃんが帰ってきました。わずか25分です。妊婦さんも10時40分帰ってきました。赤ちゃんとご対面してます。

そしていよいよ娘の順番です。ますます緊張が高まります。「頑張って」という家族の声に送られ、11時30分娘は手術室に向かいました。娘は、「12時頃赤ちゃんが来る」と言っていたのですが、12時を10分過ぎ30分過ぎても赤ちゃんは来ません。お互い言葉にはしませんが、悪いことをいろいろと想像します。

入室以来1時間30分たった午後1時、看護師さんたちに連れられて赤ちゃんがやってきました。いやー気をもんでくたびれました。体外受精高齢初産、全前置胎盤妊娠、転院とこれまで多くの関門がありました。最後の関門でした。
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生まれたばかりの赤ちゃんです。お誕生おめでとう。まだ1時間しか人生を生きてません。こんにちは、おじいちゃんです。私は、どこまでこの人の人生を見届けることができるのやら。


○○ちゃん、君の誕生日は皆に覚えてもらえますね。8月6日ですもの。人類史上初の原爆投下の日です。原爆とは、武器を持たない人まで殺傷する悪い兵器です。

昨年画期的な条約が結ばれました。「核兵器を造っちゃいけない、持ってもいけない、これを使って脅してもいけない」「核兵器は悪い武器だ」、という取り決めです。核兵器はなくそうという取り決めです。残念ながら、核兵器を持つ国々はこれを認めません。核兵器を持つ国に守ってもらっている国々もこれを認めません。

各国政府は馬鹿ですねえ。見習っちゃいけませんよ。みんなで一気に、悪いものはなくそうと決めればいいのにね
そしたらお金もかからず、安心なのにね。馬鹿を見習っちゃいけませんよ。

2018-08-04

「雲外蒼天」という言葉を知ったー読書感想ー

貫井徳郎灰色の虹
冤罪をこわいと思った。冤罪は、本人のみならず家族すべてを不幸にし生活を破壊する。刑事・検事裁判官・目撃者それぞれがどうして冤罪という加害者になるのか結構納得させられた。作者が参考文献を良く読破しているのだと思う。まずは取り調べ段階の可視化がぜひ必要だ。

ラストで犯人は私の想像とは違っていた。推理小説としても出来が良い方だと思う。また前に読んだ「乱反射」同様、小説全体の構成が面白かった。

高田郁「みおつくし料理帖」シリーズ
全10冊のうち9冊を読んだ。読んでないのは第9巻。これはyonnbabaさんご紹介の作品。
出来の良い時代小説と思う。「居眠り磐音」シリーズ全50余巻よりいいと思った。磐根の剣はあまりに強すぎる。磐根のすべての能力が超人的過ぎる。よって嘘くさい。剣は敵を一刀両断し問題を一足飛びに解決する。

「みおつくし」のヒロインは、味覚は天才的だが、創られる料理は努力の賜物である。彼女は、周りの多くの人に育てられ助けられて生きていく。超人的ではない。そこがよい。料理は、問題を一足飛びには解決しない。磐根よりほんとのことのように思われる。

この小説でよい言葉も教わった。「雲外蒼天」である。占い師は、幼いころヒロインの運命を「雲外蒼天」といった。「殆どが雲が垂れ込める困難な人生だけれど、雲の上には蒼い空がある。蒼い空が望めるよう努力せよ」というお告げであった。その通り彼女は努力する。まことに「身を尽くす」人生である。けなげと思う。

我等もまた、日本の現状を、「全天雲の中」のように感じるけれど、その雲の上の蒼天を信じて「身を尽くす」ほどじゃなくとも、テキトー、もとい、適切に努力しよう。

この小説で、良いまじないも教わった。狐を指型で作り、「涙はコンコン(来ん来ん)」とやることである。明後日生まれる予定(帝王切開)の内孫も盛大に泣くだろう。いつの時か「涙はコンコン」をやるつもりである。

高田郁「出世花」「蓮花の契り
印象深い小説であった。「みおつくし」のヒロイン同様、一生懸命に生きる女性の話である。仕事は納棺師。彼女も心を尽くして遺体を美しく飾る。その努力が様々な問題を解決していく。遺体を飾る仕事を尊敬に値する仕事と思った。

この仕事を選択した故、彼女は、愛慕する先輩僧との現世での恋の成就をあきらめる。しかし、仏弟子の兄妹として生きるのも愛の一つの形であると思った。

母子の愛というのもまたこの小説の大きなテーマであると思った。特に先輩僧の、母への愛ゆえの出家というのが心に残った。

2018-08-02

水汲みじいさんの繰り言

暑苦しいですねえ。
昨晩(8月1日)寝室で寝ようとしたときの室温30℃です。窓すべて開けていたにもかかわらずです。もう10時なのになあ。エアコンがないので扇風機を最強にして寝るしかありません。
午前3時暑苦しくて目を覚ましました。室温28℃です。やばい、熱中症になりそうだ。参ったなあ。結局4時に起きました。


暑いばかりではありません。雨が降らないんです20日ぶりに降った雨(逆走台風12号)は合計でたった10ミリです。毎日毎日小川で水汲み、畑に水撒きです。水汲みじいさんです。くたびれます。


世の中も暑苦しいことがまあ多いですねえ。
2020年東京オリンピック関連のニュースなんて、2年後を想像すると暑苦しいです。国民に「日中の運動は控えましょう」なんて言っている時季に、激しい運動をするわけですからねえ。おかしくないですか。競技者・観客優先でないのは間違いないです。誰が考えたって10月/11月あたりがいいでしょう。9月でもいい。いや7月8月以外ならどこでもいい。変ですねえ。一番やっちゃいけない時期にやることにしたんです。変ですよね。米国放送の都合と聞きましたが、どうしてこうなったか教えてください。・・・そうして確実視されるオリンピック後の不景気でしょう。恐ろしい。



不景気と言えば、日銀の政策転換。うーん、わが日本、オリンピック前にすでに行き詰ってますね。
黒田日銀の5年「景気をよくするためインフレにしよう。そのためには、お金を増やそう。お金を増やすために異次元金融緩和しよう。やー、なかなかインフレにはならないや。よーし思い切ってマイナス金利にしよう。・・・それでもだめだ。今はマイナス金利弊害が目立つようだ。これではだめ、0.2%くらいまでの金利上昇は認めよう。だからさ、2%のインフレは出来ないよ。分かってね。政府の方の財政出動でお金をでまわらせてね」


おいおい、これはもう「金融緩和財政出動インフレにして景気をよくする」という政策そのものが間違っていたんじゃないの?もう何年やってるの、その政策。結局、日銀政府の政策(アベノミクス)は、的外れだったんですよ。
あーあ、その結果、格差が拡大し、借金が増大しています。どうしてくれる?政府日銀さん。

こんなことは、ちゃんとマスコミも、国民にわからせてよ。
特にNHK。君は、国民みんなのお金で運営してるんでしょ政権の情報を無批判に垂れ流しは間違ってますよ。政権は多数政派じゃないのですからね。思い違いしないでくださいね。選挙自公勢力を支持する人は、全国民の4分の1程度なんですよ。投票しない人も含めて全国民からのお金で、君たち食べているのでしょう。4分の1のお客(自公支持)向きの味付けばかりではだめでしょう。数からいうと、一番多いお客さん、つまり投票しない人向きの味付けもほしい。投票しない人は、娯楽番組がお好みだって?そう馬鹿にするなって。彼等の利益になるように番組作ってよ。分かりやすい政治経済社会の話。しかも政権寄りでない公正なもの。娯楽番組だけって彼らの利益になる?ならないでしょう。もし、彼らが娯楽番組がお好みで、好みに合わせなきゃというなら、公平のためには、政権寄りのニュース等もやるべきでないでしょう。娯楽番組だけにすればいのです。政治経済の話をするなら公正にやらなきゃね。

それにしてもNHK政権寄りの味付けはひどいなあ
皆さん、イージスアショア(陸上配備の新迎撃ミサイル)のニュース、見ましたか。何日か前NHKニュースでは「1340億円で予定より500億円増えた」と言ってました。次の日の朝日新聞では、この費用を4664億円と言ってます。朝日の方は、2基分と30年間の維持・運用費を含めています。NHKは、一基の本体だけの金額です。金額が少ないようにアピールしてます。もっともNHKの他の番組では、4664億円の方も言ってたのかもしれませんけど。どちらも出所防衛省の発表です。同じ材料で、どうです。だいぶ味つけが違うでしょう。やっぱりNHKは、政権寄りでしょう。4分の1のためにやってますでしょう。・・・NHKさん、もっとまじめにやってよね。逆にまた朝日は、反政権とも言えますがね。しかし、国民のうち数の多い投票に行かない人には、どちらの情報が必要ですかね?防衛費は税金から出ているので、イージスアショアが決まれば30年払うことります。となれば4664の数字の方が必要ですよね。NHK偏向してます。


NHK偏向だけでなく、暑苦しいニュース多いですよね。なんですか、自民党議員の反人権言動の数々。今国会での自民党中枢の好き勝手放題。これは多数派の奢りです。一番の薬は、彼らを少数派にすることです。これこそ特効薬です。よーく効きます。

日大中枢もひどいと思ったらもっとひどいのが東京医大中枢です。今日のニュースびっくりです。入試で女子の得点は一律減点だって。そんなのあり。これから調査なんて言ってるけど、大学関係者は大方知ってたはずです。理由もひどいものです。女性医師だと出産・育児・退職などで病院経営が難しい、というのがその理由というのです。女性医師が働ける環境を作るのが先だろうにね。どんな理由があろうと、「入試の点数を女子は一律減点」というのはやってはいけないことです。差別そのものです。狂ってます。東京医大理事とか教授は男から生まれたのでしょう。

スポーツ界もひどいねえ。あー暑苦しい。ボクシングのドンなんてやーさんそのものです。

どうして一人の人をのさばらばらせてしまうのかなあ、不思議です。

今年の暑さの結果の良いこと一つを紹介しましょう。去年は一個も獲れなかった「すいか」が4個採れたことです。
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一つ食べましたが、甘さも十分でした。暑さもいいことあります。それでは元気出して雨が降るまで、水汲みじいさんに徹しますか。

2018-07-28

相馬野馬追・オウム死刑囚の刑執行に思う・貫井徳郎「乱反射」

7月28日から30日は、相馬地方あげての相馬野馬追祭りである。
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本日28日朝8時、元の家老屋敷に泊まった総大将をお迎えに来た騎馬武者たちが、行列を作って出陣する様子である。その数20騎以上。野馬追祭り本番の始まりである。この後騎馬行列は市内を巡行し、南相馬へ向かう。明日は南相馬で神旗争奪戦などが行われる。明後日は小高で野馬懸け。

今日はあいにくの雨である。騎馬武者や観光客にとってはあいにくである。しかし私にとっては「待ってました」の雨である。もう10日以上軽トラでの畑への行きかえり、小川の水を汲んで畑に散水している。ポリタンク3缶分である。故に、雨降ってほしいと切に願っていたのである。これまたしかし、この台風西日本被災地にさらなる被害をもたらすかもしれないと思うと、無条件に「待ってました」とは、言えない。さらなる被害のないことを祈る。いやはや難しいものである。
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総大将相馬行胤氏である。相馬〇胤という名前が示すように、旧相馬藩の藩主の子孫である。この相双地方(相馬・双葉地方)は、鎌倉時代以来相馬氏がずっと支配してきた。どの地方でも領主が代わっている。代わらないのは、相馬と島津薩摩)くらいだそうだ。


一昨日オウム真理教の残りの死刑囚へ刑の執行が行われた。私は、これを残念だと思っている。死刑執行を、政府の無責任なかつ無思慮な行為と思っている。意識してなのかどうかはわからないが、政府愚民化政策の一環と思う。

オウム事件についての私の関心は、まじめで普通と言われてきた青年たちがどうして浅原彰晃のペテンに引っかかったかということである。なぜ普通人の彼らが無差別殺人も肯定することになったかということにある。


今後こんなことが起きないように事件の全貌を解明するのが社会全体のやるべきことと思うので、政権は、死刑執行せず、全貌解明に努力すべきと思うのである。繰り返すが死刑執行は、意識的かどうかは不明だが、政権による国民の愚民化政策の一環と思う。「物事は単純だ。考えるな。政府に任せておけばいい。」

尚私は死刑制度そのものに反対である。最高刑は終身刑でよいと思っている。

個人や集団あるいは国家いずれがやっても「殺人は悪い」ということ、冤罪の可能性があること、犯罪抑止力になってないこと、死刑は国家(社会全体)が人権を軽視する方向であること、死刑は「目には目を、歯には歯を」という復讐の延長上の考えであり、復讐は社会全体の幸福にはつながらないこと、などがその理由である。


一昨日から昨日にかけて私は、貫井徳郎の小説「乱反射」を読んだ。テーマは、幼児の事故死の原因・誘因・背景まで探ると、事故死ではなく、多くの人による殺人ではないかという問いかけである。

幼児の死に関係する人々の行為は、次のようなものである。

高齢者)腰が痛いため犬の糞を始末しない
公務員市役所職員が子供の心ない言葉で糞の始末という仕事を途中放棄
(造園業従業員)樹木医潔癖症になり、糞のある木に近づけない
(大学生)軽度の患者が夜間診療は「すいていていい」と考え利用、それを他人に勧める。
医師)激務を嫌いアルバイト勤務をしていて、積極的に仕事はしない。医療過誤を恐れる。
(余裕のある主婦層)街路樹伐採反対運動の人たちが間違った思い込みをする
(若い女性)車庫に車を入れようとした人が焦って運転放棄
運転手たち)渋滞にイライラしてクラクションを鳴らす


これらの人々は、
>己のちょッとした都合を押し通し、それが起こした波紋の責任など、取ろうとしない<、>自分だけがよければいいと考え、些細なモラル違反を犯した人たち<である。これらの全体集合が幼児を殺したのである。
(>  <は、小説から引用)

「自分の都合優先」「自分だけがよければ」「些細なモラル違反」は、自分も含めて多くの人の行動に当てはまるのではないか。これらをまとめれば無思慮と言ってもよい。この無思慮が今日の日本の多くの問題の背景にあるのじゃないか、そんなことを考えさせられた小説である。自分や他人の行為の及ぼす影響というものを深く考えねばならないと思わされた。現代社会の一面を鋭く突いた傑作と思う。

また私はこの小説で、原発事故も想起させられた。
原発事故は、大小軽重の差はあれ、多くの大人の作為不作為の結果起こったものである。原発事故の結果、自殺者を含め原発事故関連死は少なくとも1000名以上である。彼らの死に、多くの人の作為不作為がかかわっていると私は考える。

快適さ・便利さを求めて多くの電気を使う人々。原発安全神話を信じた人々。安全神話を作り出した電力会社・原子力利益追求村の人々。原発付随利益を欲しがった地元。原発推進自民党民主党を支持した人々。政府に判断をゆだねた裁判官。・・・。それぞれが大小軽重の差はあるが、原発事故の原因・誘因・背景となっている。


ある出来事の原因・誘因・背景まで考えるのは面倒である。自分の行為の影響を考えるのも面倒かつ難しい。時間もかかる。分からないことも多い。個人の手に余ることである。それでもそこまで考えなければ、ほんとの解決や良い社会を造れないと思う。だからそれを専門とする学者・マスコミ政府自治体には、本気で取り組んでもらいたい。国民ひとり一人も、極めて不十分だろうけど、そしてとても難しいだろうけど、考えるべきと思う。


オウム事件の原因・誘因・背景を知らなければ同じような大量殺りくが起きる可能性を断てない。(原発事故も同様)その意味で今回の大量処刑は、政府の責任を全うしていないと言える。また死刑執行は、政府のの怠慢を示すだけでなく、国民を、ある出来事の原因や誘因やその背景を考えない国民(愚民)にするためのもののように見える。「考えるな、人を殺せば罰として殺される、それだけ知ってればいい」

2018-07-19

自公は自己中

今日原町のスタンデイングに行ってきました。昨日までと違い涼しい風が吹いて来て、比較的楽でした。
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私も含めて最終的には11名でした。帽子を忘れて行って暑かったです。スタンデイング仲間から、塩飴をもらいました。とてもおいしいということは体が塩分を欲しているんですね。
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久しぶりに作りました。今日の私のプラカードです。

昨日通った改正公職選挙法は、参議院定数を名増やす(一回ごとには名増員)ものです。

自民党野党時代、消費増税の代わりに身を切る改革ということで議員定数削減を約束したはずです。その後最高裁から一票の格差違憲状態と指摘され、自民党は、抜本改革もせずに合区でごまかしたのでした。今度は、合区された県からの文句を解消するため、比例区を4名増員し(一回ごとには名)、その増員分を合区で出れなかった県に優先的に割り振るという目的のためです。結局比例区の増員を選挙区に回すことになります。おいおい、自己中すぎでしょう。

根本的改革をせず、一時しのぎの改革の結果の、自党のつじつま合わせのため増員しようというのですから、自己中そのものでしょう。約束なんてどこ吹く風。多数派は「約束なんぞへの河童、好きにしていい」、なんですから。来年の参院選楽しみですね?腐ったマスコミ参院選前には、改正を説明しなきゃいけないでしょう。興味を持たなかった国民もいくらか興味を持つでしょう?彼等の身勝手がわかるでしょう?自公を少数派にしましょう?



一昨日、朝6時から1時間かけて草刈りをしました。重労働です。


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この池は、馬陵城という史跡でして県有財産ですが(管理は市です)、市は11月に一回だけ草刈りをします。それ以外何もしません。普段は草ぼうぼうです。たまには「お城どこですか」、なんて来る人もいるので恥ずかしいです。
及ばずながら池の6分の1ぐらいを毎月刈ってます。ボランテイアです。
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市道の土手も刈ってます。左が問題の池です。近頃この葦原にオオヨシキリがやってきて、そのうるさいことうるさいこと。夜昼ありません。鳥目というのは嘘なんじゃないですか。白鳥も夜中うるさいですよ。昔はウシガエルがうるさかったです。今は、ほとんどいません。

これだけは譲れないというもの

このところ、高田郁と柚月裕子を読み続けています。どちらも面白い。現代は、平安時代以来の女性作家大活躍の時代、そんな思いを持ちました。PC故障中、この二人の小説10数冊読みました。

いずれも面白かったのですが、一番心に残ったのは、高田郁「みおつくし料理帖第六巻 心星一つ」でした。

この巻は、帯で言っている通り、「みおつくし料理帖」シリーズの「もっとも大きな転機となる」巻でした。尤も私は、第4巻から第8巻しか読んでませんけれど、私もシリーズ全体の中心になる巻だと思います。


大きな望みを持つ料理人の澪(主人公)に、その望みを達成できる手がかりとなるチャンスが来ます。江戸料理界の有力者二人から別々にです。それは、大きな料理屋で腕を振るうという誘いです。

しかし、悩みぬいた末に、澪はそのどちらも断ります。その理由は、目の前のお客に喜んでもらえる料理を作りたいという気持ちでした。名誉よりお金より友人を助けられるチャンスよりも、目の前のお客に喜んでもらう、その喜びを選んだのでした。


澪の料理に対するこんな気持ちはとうとう、彼女がずーと思い続けた、最愛の、しかも実は相愛であった想い人を、諦めさせてしまいます。


愛も名誉も地位もお金も、友人を助けるチャンスも捨てさせる、強い想い。

澪の働く料理屋「つる屋」で、一人の貧乏な客が言います。(「心星ひとつ」の章)
「ふた月に一遍かそこら、懐を気にしながらもここで旨い料理を口にすると。、それだけで俺ぁ息がつけるんだ。まだ大丈夫だ、生きていける、ってな。大げさでも何でもない、、ほんとうにそうおもうのさ」


悩みに悩んだ澪を導いたのは、「きっと自身の中にはゆるぎないものが潜んでいるはずです。これだけは譲れないというものが。それこそが、その人の生きる標(しるべ)となる心星でしょう」という医師の言葉でした。実はこの医師は、澪が好きです。でも澪は全く気づきません。何せ別にずーと思い続ける人がいるわけですから。



澪の、この二つの選択は、小説だからこその話しでしょう。それでも作者は、その主人公の選択が納得できるような場面設定を周到に作っています。私は、彼女の選択を「なるほどあり得る」と納得させられました。作者の力量はすごいですね。



この小説を読んで、私の「心星」って何だろうと思いました。私は、ヒロインのような人生の大きな選択の場に立ったことがありません。でもきっと、人生の些細な場面場面で、私も「心星」に従って生きてきたのだろうと思います。誰でも皆そうなんだろうと思います。誰でも持つ「譲れないもの」。



「心星」の中には、美しくないものもありそうです。佐川宣寿氏の「心星」は、なんでしょうか。「首相を守るためには嘘もつく、公文書偽造もする」という人の「心星」は、出世でしょうか。上への忠誠でしょうか。安倍晋三首相の「心星」は、権力欲でしょうか。「自分の仲間のために」なのでしょうか。佐川氏も安倍氏も私人ならいざ知らず、公人なのですから、上への忠誠や権力や仲間第一では困ります。



夜空の星を美しいと思ったドイツの大哲学者は、自分の心の中にも、星々と同じ美しさがあると考えました。「いつでもどこでも誰にでも通用する生き方に、自分の意思で自分を従わせ生きていくこと」を美しいと考えました。盲目的忠誠心私的欲望のための権力欲が、誰にでも薦められる生き方とは言えないと思います。美しいとは思えません。


出来れば、美しい「心星」を持ちたいものです。