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雨の日は本を読んでいたい このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-01-17

孤独な散歩者の夢想/ジャン=ジャック・ルソー

引き続きルソーを読む。

この本は最晩年の著作らしい。

何故この本を買ったのか、もう覚えていないのだけれど、ろくに読まずに本棚に残っている。

もしかすると、江戸川乱歩の『屋根裏散歩者』と勘違いしたのだろうか?

だとすると、相当間抜けな話だ。

ルソーの人となり、作品には興味はない。

どうやら、ルソー社会的に見捨てられ、狂気の淵を彷徨うかのような状態までなったようだ。

社会的存在として抹殺され、それでもなお自分内面を見つめようとする。

嘘を分析し、過去の嘘を告白し、思い出の家、植物の採集を振り返り、過去の善行を振り返る。

周りの人々の仕打ちも振り返るのだが、恨み辛みを紡ぎ出すのではない。

いったい、ルソーは誰に向かって、言葉を発しているのだろうか。

それは恐らく自分自身なのだ、と思った。

孤独と黙想の中に身を潜めて、それでもなお言葉を紡ぐルソーの姿が痛々しい。


孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

孤独な散歩者の夢想 (新潮文庫)

持っているのは、新潮文庫版。


孤独な散歩者の夢想 (岩波文庫)

孤独な散歩者の夢想 (岩波文庫)

岩波文庫版もあるようだ。

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