常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

vegan

院生の小山本先輩は野菜嫌いで有名です。野菜の漬物をはじめ,日本食特有のねばねば食材は召し上がりません(おいしいのに…)。その様な話から研究室での話題は“食”へと移りました。
田邉先生が食に関係する面白い表現として挙げて下さったのがvegan(極端な菜食主義者)でした。菜食主義者と聞くとすぐにvegetarianという単語を思い浮かべると思いますが,これら2つの単語はどちらもvegetableから派生した単語です。ついでに,大元のvegetableの語源を調べてみると「活力(veget)を持った(able)」とありました(『ジーニアス英和辞典』第4版,大修館書店)。
語源を見て分かるように,今も昔も野菜は人に“活力を与えてくれる食材”だったことが分かります。それぞれの野菜に含まれる栄養素の豊富さを考えてみても納得出来ます。
語源から単語を見ると面白いことが分かったりします。辞書を引き,語源が載っていた時は必ず確認して,言葉ができた背景なども感じたいと思います。(ゼミ生 gacha)