常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

class (adj.)

今期で引退を表明していた神戸製鋼大畑大介選手がけがのためにその引退が少し早まってしまいました。58のテストマッチで69トライという記録を打ち立てたラグビー選手は大畑選手のみです。それだけに同選手の引退が惜しまれます。本日のDY(01/12/11付け)に掲載されていたOhata’s feat should be recognizedという記事から英語の表現を拾います。
Adam Parker, who played along side Ohata for Japan at the 2003 Rugby World Cup, had no doubt Ohata was worthy of his place in the history books.
“He deserves the record for sure. He is a class player,” the New Zealand-born lock said in 2006 when Ohata passed Campese’s mark. “Japan loses more games than it wins and that has made it harder for Ohata. He has an amazing strike rate, no matter what level [he played at].”
今回取り上げる表現はclassです。「授業」という意味でお馴染みのこの単語ですが,それ以外にも「[通例ほめて]気品,エレガンス,優秀性;[形容詞的に]優秀な,一流の」という意味があります(『スーパーアンカー英和辞典』第4版,学研教育出版)。さらに同辞書の中に“a class tennis player 一流のテニス選手”という用例もありました。以上のことからAdam Parker選手は大畑選手を「一流のラグビー選手である」とほめていることがわかります。
firstやtopなどを前に入れないでも「一流」という意味がすでにclassには内包されているようです。(ゼミ生 camel)