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田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

2016-02-29

‘photobomb’ 復習

“Flying Scotsman”の愛称で親しまれた英国蒸気機関車が,10年にわたる修理を経て復活しました。1923年に製造され,ロンドンスコットランドを結び,長距離列車を牽引してきた機関車です。イギリス人にとっては,その当時のイギリスの発展に貢献した「縁の下の力持ち」(unsung hero)という風に映るのではないかと考えております。

イギリスは,「きかんしゃトーマス」(Thomas and Friends)の生まれ故郷でもありますし,その影響もあるのかと思っております。BBCThe Telegraphの記事(ともに電子版,2016年2月25日付)を読みましたが,「列車が邪魔になってしまった」という記述がどちらの紙面にも見られました。因みに後者の方では,見出しからいきなり「がっくしきた」となっております。

私も子ども(幼稚園児くらい)時代は,電車(と言うよりは乗り物全般)が好きで,よく乗り物に関するビデオを見.電車を近くの駅まで見に行ったものです。私が「撮り鉄」の皆様の1人であったら,Virgin Trainに貴重なシャッターチャンスを奪われた時は,相当悔しいと感じるであろうと考えております。

さて,表現を拾います。今回は,電車だけにThe Express(電子版,2016年2月25日付)からです。今日は,どのようなExpressionが飛び出すのでしょうか。

Virgin apologised to the train spotter after the 'photobomb'

http://www.express.co.uk/news/uk/647624/Flying-Scotsman-Virgin-Train-photobomb

ここでは,‘photobomb’を取り上げます。bookmarkさんが既に取り上げていますが,復習の意味合いで再度取り上げます。Oxford Dctionary.comには“A photograph that has been spoiled by the unexpected appearance of an unintended subject in the camera’s field of view as the picture was taken”という定義がされていました。要は,写真を取る際,「障害物となる要素」(人でも物でも可)が「偶然入ってしまう」というのがポイントです。この語で表現するのではないとすると,動詞のblockなどに副詞的な要素を補わなくてはなりません。それと比べると,この語はすっきりして見えます。この場合は,ダイヤ上,Flying ScotsmanとVirgin Trainがすれ違うことは分かっていたということも十分考えられますから,この記事の筆者は,photobombかどうかは定かではないというところから,鍵括弧をつけたと考えます。(Kawada)

http://www.bbc.com/news/uk-35665284

http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/road-and-rail-transport/12173233/Flying-Scotsman-train-spotter-doesnt-get-view-he-imagined....html

http://d.hatena.ne.jp/A30/20150401/1427892225

http://d.hatena.ne.jp/A30/20151024/1445670520

http://www.oxforddictionaries.com/definition/english/photobomb