常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

mouthwatering #3

男子テニスのマドリード・オープン準決勝で、錦織圭選手は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ選手に敗れ、惜しくも決勝進出を逃しました。

Djokovic downs Nishikori to set up final against Murray

MADRID – World No. 1 Novak Djokovic set up a mouthwatering Madrid Masters final showdown against defending champion Andy Murray by seeing off Kei Nishikori 6-3, 7-6 (7-4) on Saturday.

http://www.japantimes.co.jp/sports/2016/05/08/more-sports/tennis/djokovic-downs-nishikori-to-set-up-final-against-murray/#.Vy9La8JJmP9

今回取り上げるのは、“mouthwatering”という表現です。この単語をOxford Dictionaries Onlineで調べてみると、“Highly attractive or tempting”と定義されており、また『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)では「よだれの出そうな」「とても魅力的な」といった意味が記載されていました。

数々のタイトルを獲得し、現在世界ランク1位に君臨しているジョコビッチ選手にとって、なぜマドリード・オープン決勝が“mouthwatering”であるのか気になったので調べると、彼は2011年の優勝を最後に、4年もの間決勝進出すらできていなかったことが分かりました。したがって、彼にとって今回の決勝が5年ぶりの大会優勝をかけたものであるため、この表現が用いられているのではないかと考えました。(ninetails)

Persimmon柿生講座#1「mouth watering clash」 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

mouthwatering #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から