常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

nothing gets by you

海外ドラマ“フルハウス”シーズン4の第26話から表現を拾います。

レベッカは病院から赤ちゃんができたという知らせを受けて、 夕食の時にジェシーに報告しようとしています。レベッカは夕食のメニューに赤ちゃんができたことを匂わせるような食材を入れてさりげなく気づかせようとしています。

Rebecca: Jess, sweetheart, do you see some sort of a theme running through this meal?

Jessy: Oh, there's a theme? Oh, how fun. All right. Let me guess.
Okay. Baby shrimp, baby ribs, baby corn.
Honey,.....finger foods. Beautiful. I love it.
Very, very clever.

Rebecca: Yeah, nothing gets by you.

“nothing gets by you”というセリフに注目しました。何となく意味はとれるのですが、どう訳したらよいか考えました。『ジーニアス英和辞典』で“get by”で「(人の)目を逃れて通り過ぎる」という意味があり「あなたの目からは逃れられない」というのが直訳になります。そこから「何でもお見通しね。」とレベッカが皮肉的に言っているのかと考えました。日本語吹き替えでは「あなたとは違ってね。」と訳されていました。(lua)