常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

silver vine

今日家に帰ってみると、ペットの猫がやたらと興奮しておりました。どうやら「マタタビ」を嗜んでいたようです。「マタタビ」は英語で何というのでしょうか。

新和英大辞典』(第五版,研究社)によると、 “a silver vine”、 “a silver-vine actinidia”や “Actinidia polygama”などと言うようです。

ジーニアス英和辞典』(第五版,大修館)で調べたところ、 “silver birch”で「シラカバ」と載っておりました。 “vine”は「ブドウの木,つる性植物」と書かれておりました。残念ながら “silver vine”は載っておりませんでした。マタタビは「つる性落葉低木」だそうなので、 “vine”は「つる」を表していると推測しました。(『明鏡国語辞典』大修館)

電子辞書内蔵の「自然科学系英和辞典」(第三版,小倉書店)には、 “silvervine”でマタタビ、 “Actinidia”で「(マタタビ科の)マタタビ属」と載っておりました。また “Actinidia polygama”で「マタタビ」そのものを意味するようです。

また「猫にまたたび」という諺の英訳として “That’ll work like catnip on a cat.”と『新和英大辞典』に書かれておりました。

“catnip”は「イヌハッカ」と呼ばれる草のことで、こちらも猫が好む香りを放つようです。 “catmint”や “nepeta”という別称もあります。また俗語で「質の悪いマリファナ」を示すこともあるようです。(Gomez)