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田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

2018-01-11

ecstatic 復習

 スキーの世界選手権で、インド代表で21歳の女性スキー選手が銅メダルを獲得しました。同国のスキー選手によるメダル獲得は初の快挙だそうです。

A 21-year-old woman has become the first Indian to win a medal at an international skiing event, prompting celebration on social media.

Aanchal Thakur won a bronze medal at the Alpine Ejder 3200 Cup in Turkey, which was organized by the International Ski Federation (FSI).

Winter sports do not get much recognition in India, as much of the country does not see snowfall.

In a tweet, Mr Modi said "the entire nation is ecstatic" over Ms Thakur's "historic accomplishment".

She was trending on Twitter on Wednesday and many Indians, including the country's sports minister Rajyavardhan Rathore, have taken to Twitter to offer their congratulations.

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-india-42617391

 “ecstatic” を取り上げます。『ジーニアス英和辞典第5版』(大修館) によると「有頂天な、恍惚とした、夢中の、忘我状態の」と意味を伴うとあります。英英辞典をみると “extremely happy” と定義されていて、非常に嬉しい様を表している語であるといえるでしょう。

 疑問に思ったのは “ecstatic” が「嬉しい」ことを指しているのか「信じられない」ことを指しているのかということです。「有頂天」という語と「恍惚とした」を念のため確認してみると、有頂天はもともと仏教の世界にある三界 (さんがい) のうちの最上位を指し、そのくらい喜ばしいことで夢中になる様を表すことがわかりました。一方で「恍惚とした」という語は放心状態にある、うっとりしている様を指すとわかりました。したがって何か良いことが起こって嬉しく感じることと同時に、むしろそれ以上にその良いことが偉業であったり未踏の成果であったりしてそのこと自体が信じられなかったり、自分がそれをしたという現実を素直に受け入れられないといった複雑な心情を表すのが “ecstatic” の原義であるとうかがえます。英語でいうと “Amazing” や “Unbelievable” の意義と近く、歓喜の気持ちと信じられない心情が入り交じっている場面で使用されるそうです。

 インドの選手がウィンタースポーツ競技メダルを獲得したことは史上始めてのことだといいます。来月行われる平昌オリンピックでも、ウィンタースポーツにあまり親しみのない国の選手の活躍が見られるのでしょうか。(Hapidra)


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