常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

work-calloused 復習

秋季正規授業にて取っていたものの1つ、 Introductory Seminarという英米文学の小説を読み進めていく授業の中で出会った単語を紹介します。それが work-calloused で、初めはfigurativeな言い回しであったような印象を受けました。さっそく以下で定義等確認していきたいと思います。

まずCambridge English Dictionaryにてcallousを引くと、“unkind, cruel, and without sympathy or feeling for other people.” とあります。

続いて同辞書にてcallousedを調べると、“If feet or hands are calloused, they are covered with hard areas of skin.” と載っていました。

念のためCollins English Dictionaryにて callus探ると、“(pathology) an area of skin that is hard or thick, esp on the palm of the hand or sole of the foot, as from continual friction or pressure.” との説明がありました。

以上の内容を総括すると、callousに関しては2パターンの解釈ができ、1つは「冷淡な、無情な、人情味に欠ける」で、もう1つは「(皮膚硬直による)まめ、たこ」という医学用語に基づく単語であることが分かりました。また、実際の小説内では、人の容姿についての描写の一部としてwork-callousedが用いられていました。私なりの理解になりますが、workとかかっている場合の直訳は「(仕事柄の結果)手のたこやまめが目立っている」である一方、それが表す意味は(手にたこやまめができる程)一生懸命に頑張っている人」なのではないかと考えました。(bro-taro-world @ Calgary)


callously#2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

callous - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から