第18回アリーナオフ〜ダブルメガ霰ビートダウントリパ〜

アリーナオフお疲れ様でした。結果は予選落ちですが、立ち回りが甘すぎた故に負けた、と思っているのでまだまだ勉強不足だな感を凄く感じました。

レートでも使ってましたが1500中盤からスタートし、順調に1800中盤まで載せてアリーナ前日を迎えましたがまだまだ上がりそうな雰囲気でした。

今回使用した構築はダブルメガ霰ビートダウントリパです。

面子は以下の通り。





まず、パーティを見ての通り鈍足4匹、高速2匹という中速が0匹という極端なパーティ構成になっており、
実質Sを無視できるファイアローも存在するため、トリックルーム下では上から叩けるポケモンワタッコ以外の5匹となっている純正トリパとなっています。

なのでまず誰がどう見てもこの構築は「トリパ」というのがわかると思います。

トリル発動の妨害要因を如何にして潜り抜け、トリックルームを発動できるかが鍵でした。



◆構築詳細◆
・ヤドラン@ヤドランナイト
冷静、鈍感→シェルアーマー
201-*-130-148-119-31
熱湯/サイコキネシス/怠ける/トリックルーム


ユキノオー@ユキノオナイト
冷静、雪降らし→雪降らし
197-112-96-158-105-58
吹雪/エナジーボール/氷の礫/守る


ドサイドン@大地のプレート
勇敢、ハードロック
191-211-150-*-107-40
岩雪崩/地震/ドリルライナー/守る


シュバルゴ@ラムの実
勇敢、防塵
177-205-126-*-125-22
メガホーン/アイアンヘッド/ドリルライナー/守る


ファイアロー@命の珠
意地っ張り、颯の翼
154-146-91-*-89-178
ブレイブバード/フレアドライブ/ファストガード/挑発


ワタッコ@気合の襷
陽気、葉緑素
182-*-91-*115-178
怒りの粉/眠り粉/手助け/守る



◆解説◆
現在追い風環境ということもあり、トリパが刺さるのではないか?という考えを持ち始めたのがきっかけでした。

また、追い風にも共通することですが、トリックルームのターン数である5ターン(発動後を兼ねると実質4ターン)の内に決着を付けれるくらいの制圧力が必須と考えています。

まず、私の中でのトリル要員としての採用条件は
・高耐久であること
・最低限の火力は保持?していること
・鈍足であること

これを満たすポケモンはB180という物理環境に合っており、C130という火力も十分確保できるメガヤドランが条件を一番満たしていると考え、採用に到りました。

また、メガシンカ前は鈍感であるため挑発が無効になるため、トリックルーム発動の妨害の一つである挑発の対策を考える必要がなくなります。



次にトリックルームを発動をするに当たり、妨害要素と言えば
・猫だましや岩雪崩と言った怯み
・挑発(前述した通り、ヤドランはこの妨害要素が消えます)
・集中攻撃
トリックルーム要因を一撃で倒す火力のポケモン(今回の例で言えば眼鏡サザンドラや珠ボルトロス等)
トリックルームを封印
トリックルーム返し
・威張るや電磁波、ダークホールなどの混乱や麻痺、眠りと言った一時的に行動不能状態にできる状態異常


この7点と数だけ見れば非常に多く感じます。

しかし、一つの構築に盛り込める要素としては精々4,5個となり、またその中で初手に出てくる妨害要素は2,3個と半分に減るため、初手の選出を慎重に選んでいけば対処できると考えています。

この中でも頻繁に出てくる妨害要素としては
・猫だましや岩雪崩と言った怯み
・集中攻撃
トリックルーム要因を一撃で倒す火力のポケモン(今回の例で言えば眼鏡サザンドラ等)
・威張るや電磁波、ダークホールなどの混乱や麻痺、眠りと言った一時的に行動不能状態にできる状態異常

となり、この4点を重点的に抑えるようにしました。

(岩雪崩と言った確定怯み要素ではない技は対策の必要性が薄いと感じたので切ってます)


まず猫だましを防げるのはファストガードになってきますが、猫だましとファストガードは優先度同じの為Sが高いほうが先に発動します。

なのでガルーラは当然として、次に数が多いであろうゴウカザルまで抜けるポケモン、そしてトリックルーム下でも動くことを考えると颯の翼ファイアローが適任であると考えました。

また、?状態異常を大幅カバーできる挑発をファイアローに採用。


次に集中攻撃や一撃で倒せるポケモンに関しては、この指とまれまたは怒りの粉サポートを対策としています。

今回私が使ったポケモンワタッコですが、採用した理由は
・怒りの粉
・耐久が程よく柔く、トリル発動ターンには倒される可能性が高く、後発のアタッカーを無償で出すことが可能
・トリル切れた後の状況で残っている場合は上から眠り粉をばら撒くことが出来、サポートも可能である

という理由で採用しました。


候補にルカリオも上がりましたが、S90と上から殴られる可能性が高いSのため没に・・・




アタッカーですが
現環境においてここ最近のPGLのダブルレートのトップ12を見てみると
ガルーラ、霊獣ランドロスニンフィアファイアローキリキザン、ゲンガー、リザードンボルトロス化身、テラキオンモロバレルロトム水、ヒードラン

となっているため、そこに強いポケモン3匹を採用しました。

まずこの12匹は比較的氷技が通りやすいためユキノオーを採用。このことで氷を半減できるロトム水も見ることが可能になります。

次に氷技を半減できるキリキザンヒードランに関しては地面が一貫しています。また、これまでの4匹は非常にファイアローに一貫性を取られる為、ファイアローに滅法強いドサイドンを採用しました。

鉄球バンギラスも考えましたが、砂がどうしても邪魔となってしまいます。


これまでの5匹を見てみるとフェアリーを等倍で通すのが4体のため、ニンフィアクチートに強い鋼を選択。

また、モロバレルのことも考えると、怒りの粉やキノコの胞子を無視できる防塵シュバルゴが適任であると考え、採用しました。

個人的にはメタグロスをチョイスしたかったのですが、鈍足とは言えず、ある程度ダメージを負っているとクチートの不意打ちに縛られてしまうため根本的に採用が出来ませんでした。


この構築で重いポケモンキノガッサモロバレルナットレイフシギバナファイアロー


◆個別解説◆
・ヤドラン
構築の要
ワタッコ選出が出来なくても良いようにある程度Dに振っています。

火力を出したいのでタイプ一致技である熱湯、サイコキネシスを採用

氷技はユキノオーの選出率を考えるといりませんでした。

2回目のトリルを張りやすいように、場もちが良くなる怠ける。

構築最大で主軸ギミックであるトリックルーム


ファイアロー
いじっぱりの理由は
準速が最速ボルトロス-1、つまり110族と同速なので108族であるゴウカザルの猫だましを防ぎつつ、トリル下では最速エルフーンに対して上からブレイブバードを叩けるのが理由となっています。

また、耐久振ってない甘えたランドも威嚇込で高乱数2まで持っていける火力は持っているため、1回威嚇入っててもそのまま突っ張るというプレイングは多かったです。

メインウェポンのブレイブバード

ナットレイクチートを叩けるフレアドライブ

猫だましを防ぐファストガード

状態異常の大幅なケアが可能な挑発


ワタッコ
構築の潤滑油

基本は怒りの粉で相手の2体の攻撃を吸って退場するのが仕事、生き残った場合は怒りの粉連打が基本、隙出来そうな時は眠り粉をばら撒いたりも

怒りの粉よりこの指とまれを覚えてほしかったです(指ないけど)

ワタッコ構築は5世代にも1回使ってました
 → http://d.hatena.ne.jp/AGENT009/20130316/1363420371


ユキノオー
とにかく吹雪!吹雪!!吹雪!!!と吹雪打つ機械。基本は吹雪連打。

試行回数重ねれば重ねるほど凍る確率は高くなるので、とにかく試行回数重ねます。


ドサイドン
以前レモネードさんが

「氷と地面の一貫性はかなり取れる」と言っていた通り、確かにユキノオーと並べた時の一貫性や相手に対する圧力が強かったです。

吹雪と重ね合わせるととにかく制圧力が高くなるタイプ一致の地震と岩雪崩

ワイドガードを打たれやすいため、ワイドガード持ちの遭遇率の高いギルガルドの為のドリルライナー

ドリルライナーでHメガクチートをぴったり確定

ギルガルドに対しては8,9割削れます。


シュバルゴ
クレセリアの他にも等倍組にかなり打点の取れるメガホーン

ヒードランを倒せるドリルライナー

ニンフィアサーナイトにたいしてのアイアンヘッド





次回はDEXオフです、参加された方お疲れ様でした!