2007-01-13
かわぐちかいじのアシスタントは月給15万円から
マンガ |
漫画家志望者のコミュニティサイト「漫画家を目指している人の広場」の漫画求人情報より。
月給15万円 随時昇給有
ボーナス支給
年一回海外取材旅行あり
時間 >10時〜22時 応相談 変動有
資格 >20歳以上男女 経験不要
1.自然の風景(山・川・雲など任意で)
2.航空機(軍用・民間機問わず)
(2007年3月まで募集とのこと。送り先などの詳しい情報については以下、リンク先参照)
かわぐち氏は、講談社のモーニングで週刊連載『ジパング』、小学館のビッグコミック(隔週刊)で『太陽の黙示録』の連載を持っており、相当に忙しいこと間違いない。作品からしても写実的な絵が描けるのアシスタントが必要と思われる。必要とされる画力については言うまでもない。
今回の待遇が高いか安いかは、一概には言えない。2chの「漫画家アシスタントの月収スレッド」によると、大体「日当10000〜15000円」ぐらいのようだ。
この募集要項では1日の目安の拘束時間が書いてはあるが、ひと月に何日入るかは不明だ。さらに、クリエイティブな仕事だから、実力があれば昇級のスピードも違うし、狭いスタジオの中で長い間仕事をするのだから、中の人同士の相性というものも大いに関係があるだろう。
(参考:夏目房之介の「で?」マンガ編集者論・補足 かわぐちかいじ編)
技術指導についてはそれぞれの目標やケースにもよるだろう。いわゆる、漫画家を目指して、先生からあらゆる指導を受けながら目指す道もあるだろう。ストーリーテリングに興味がなくとも漫画を作画するのは好きだという人もいる。事実そういった種類の人も求められていて、ジャンプでは作画のみの志望者に向けて「ストキン炎」という漫画賞を用意しているし、先人という意味では赤松健氏のアシスタントのMAGI氏のような関わり方もある。今回のケースでひとつ確実なのは、先生の連載がなくなってお払い箱というケースが、日本でも有数の低い確率の作家であり、その気になれば長い期間その場で腕を振るうことができるということだ。
これは余談だが、私の知人がかつて、にわのまこと氏の下で小畑健氏と同期でアシスタントをしており、彼から小畑氏についての話を聞いたことがある。彼はアシスタント仲間からも、にわの先生からも「上手い・早い・性格が良い」と評判だったそうで、『ヒカルの碁』がヒットした時に「なぜもっと早く売れなかったのだろうか」と言われたそうだ(理由は読者の方が分かっていると思うが)。
ちなみに、にわの先生のスタジオでは、作中の登場人物や建物の看板などに、アシスタントや担当の名前を入れる遊びをよくやっていたそうだ(私も知人の名前が看板になっているのを実際に見せてもらった)。その伝統が受け継がれているならば、『DEATH NOTE』で噂の「蒲生ゼミナール」という根拠も、あながち否定できないのである。




