2012年01月07日 土曜日
文句はいったんですが、
互い昔に書いたのを選んでのっけて本にしました。
さぞ高尚な物書くんだろうと思ってくれてた所見せたらこんなの小説じゃないといわれたぼつのやつです。
思潮社の現代詩手帖の詩手帖賞というやつを何年か前とったりしてました。
だので小説じゃないやつと詩がのってる本です。
第一詩集をなかなか出さないことで白鳥君は一部で有名なんですが、
(折角賞とかとったんだからから若いんだしもっと精力的に作品を発表するべきだよなあ、
何年も本出ないとかよくないよのんきだなあ忘れられちゃうんじゃないのもっとちゃんと自分を追い込まないと読みたいと思ってもらえてるうちにさあとひとごとながらも思います)
それの準備助走の一つだそうです。
詩集のない詩人というのも括弧笑えるので詩人ではないのかも知れませんが、
2011年12月17日 土曜日
「コーヒーでも飲む」
コーヒーの葉っぱを探したが台所の収納には見当たらなかった。外は雪、じき日暮れ、
コーヒーは諦めてシスコはインスタントのポタージュを二つ作った。
蛾の大群みたいなぼた雪が煙突をどんどん覆い隠していった。
魚肉少女の魚肉の部分はストーブに当たるといい匂いを出し出して、
ヘリのプラモのように今にも壊れそうだと思いつつシスコはカップを渡した。
すり身と保存料と水子の練り物がこの後輩の女子であることは知っていたが、
生まれた場所の話なんかは初めて聞くような話題だった。
エスカレーター組ではないという話だったので、
この町にはつい最近越してきたのだろうと思った。
「猫が雪好きと知りませんでした」
「あれはこの辺の主だよ。米寿近い猫又なんだ。
化けて後怪奇倶楽部が破魔矢で眉間を打ち抜いたんだが脳をずれて一命取り留め、
矢傷で冬眠を忘れあれほど巨大になったとな、
何はともあれ災難だったね。足は痛いの」
「大丈夫です」食われた両脛をタオルケットで拭いて後輩は答えた。
「猫にはよく襲われるんですが雪で油断をしてました」
「大変ね」
「先輩は009は」
「読んだことはない」
怪我したら人間部分は減ってくんですね」
年取らないのはいいじゃねえかとシスコは思ったが本人自体はやっと見た目相応になったばかりだし、
サイボーグに辛いといわれては高校生としては形無しではあった。
先輩はどうですか。校庭には何で出てたんですか」
「大した用じゃないよ、去年あの辺で鯨飼ってたんだ。
小さい鯨で餌付けたらこっち覚えて、冬越せず死んじゃったんだけど、
死んだのがこんな雪の日で、それでこれを」
「好きだったんだ。供えてやろうと思って」
「そうだったんですか」
「持っててよかったよ。お陰で猫も追い払えた」
「餓死太郎というんだ」
スープが空になるまで二人は話をした。
魚肉双生児はどうしたのかというと鳥に攫われてしまったとのことだった。
「お腹空いたね」口にしてよぎったのはアンパンマンみたいな展開で、
当然魚肉も笑っただけだった。簡単そうに笑うなと思った。
未来は鯨とそう違うはずもなく、
ただ思うのはじきにスープがなくなってしまうこと、
だけというにもそれだけのことで、











保健室登校100回くらい読みました、100回目でも面白かったです。
保健室登校褒められるととても嬉しいです。書いてよかったです。