2011-12-06
内田樹の教育論
内田樹のブログから。
「勇気が要るのは、「そんなことをしてなんの役に立つんだ」とまわりが責め立てて来るからです。それに対して本人は有効な反論ができない。でも、これがやりたい。これを学びたい。この先生についてゆきたい。そう切実に思う。だから、それを周囲の反対や無理解に抗して実行するためには勇気が要る。自分の心の声と直感を信じる勇気が要る」
まさに。その衝動が欲しいとも思う。
以下記事中、印象に残った部分を要約。
教育制度というものは、行政の首長によって改変されてはならない。それは、首長が変わる度に教育制度も変わってしまう可能性があるからだ。時代と共に教育は変わるが、教育が成果を出せるのは、30、40年かかる。
そもそも教育の成功とはなにか。それは、「世代の集団を支える成熟した市民を一定数、継続的に供給していくこと。」
そして、教育の場では「失敗」が許されない。長い蓄積によってわかっている、「これなら失敗しない」というやり方をベースに調整していくしかない。
教育は、商取引としては見てはならない。それは教育が前記の目的を担うものであるからだ。教育を商品としてみているのは生徒も一緒だ。学生は費用対効果を見極め、最低限の努力しかせず、それを誇りにすら思う。生徒にも消費者マインドが刷り込まれている。学校の授業が成り立たないのは、この思考がない面会していることを意味する。
「「学び」というのは、なんだか分からないけど、この人についていったら「自分がほんとうにやりたいこと」に行き当たりそうな気がするという直感に従うというかたちでしか始まらない。」
やはり物事を継続的に進めていくための衝動、というものが欲しい。しかし、この「衝動主義」ともいうべき考えはただの甘え、受動的な己の在り方を示しているように思われる。やはり、興味以前に、自ら動いてみるしかないのだろう。「いっちょやってみっか。とりあえず。」このハードルを、どれだけ下げられるかが私たちの人間性の指標の一つであるように思う。
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