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2005-07-29

[]ハナミズキの歌の意味

(今回文章長いんで注意)

一青想 (通常盤)

一青想 (通常盤)

 

 これは「ハナミズキ」が聞きたくて買った。他の歌は全然知らなかったが、他も結構良くて嬉しかった一枚。

 ハナミズキは前から「いい歌だなー」と思っていたが、正直歌詞の意味がいまいちわかりにくかった。

 ハナミズキ花言葉を調べてみても、「貞節」だったり「公平」だったり「私の想いを受け取ってください」だったり、どうにも定まらない。そこで自分なりに下記のように考えてみた。ハッキリ言って泣けるのでこれを読んでからこの歌を聴く人は注意して欲しい。


 最初は「僕の我慢がいつか実を結び」「君と好きな人が百年続きますように」というサビから、ライバルに好きな人を譲って二人の幸せを祈る歌だと思った。しかしそれでは「一緒に渡るには」とか「母の日になればミズキの葉贈ってください」の部分がどうもしっくりこない。

 そこでよく考えると「船が沈む」「果てない波」「白い帆」など、船出に関わる言葉が多く、また冒頭の部分で「つぼみをあげよう/庭のハナミズキ」とある。舞台は家庭なのか?

 

 するとこの歌は僕=父親で、君=娘の門出に際して幸せを祈る歌ではないか?そうすれば母の日云々の事も説明が付く。

では歌詞を頭から解読してみよう。辻褄を合わせるため脳内補完もバリバリだ。

実際の歌詞は下記リンク、囲み内が私の解釈です。

 ⇒歌詞リンク

 ではゴー

−雲を掴もうとしているのか、空に向かって手を伸ばしている小さな娘。庭の手入れをしながら娘を見ている父親。「こっちへ来てごらん」と呼び、ハナミズキのつぼみを渡す。

−まだほっぺたの赤かった君に将来の夢を聞いたら、「かわいいお嫁さんになりたい」と言っていたね。あの時の夢がもうすぐ叶うんだ。君と君の好きな人がずっと幸せでありますように。

−君はずいぶん遅くに授かった子だから、君が結婚する年になった今では僕も妻もずいぶん年を取ってしまった。そんな私たちに君と君の好きな人は「一緒に住みましょう」と言ってくれたね。でも本当に君の幸せを願うなら、君たちを送り出すのが私たちの役目だと思うんだ。

−そりゃあ僕だって君が可愛くて仕方が無い。この家から君がいなくなってしまうのも、誰かにさらわれて行ってしまうのも、とても寂しい。でも君は幸せになろうとしているんだから、僕は我慢しなくちゃいけないし、君は戻ってきたりしちゃいけない(波が止まる=船が戻ってこない)。僕はここから祈る事しか出来ない。君と君の好きな人がずっと幸せでありますようにって。


−幸せになるために遠くへ行ってしまう君の船出を見送った。だからもう「一緒に住もう」と気遣うことも、私たちが君たちの幸せを心から祈っていることも知らなくていい。

 ただ一つだけ。結婚の話を聞いた日、君にハナミズキの苗をあげたね。それはずっと君の成長を見守ってきた庭のハナミズキの子供なんだよ。毎年母の日には、その葉を「元気だよ」という印として、家に送って(贈って)欲しい。それだけでいい。

−サビの繰り返し部分。祈りの繰り返し部分。


君と君の好きな人が、君の子供とその好きな人が、そのまた子供たちが、ずっとずっとずうっと…幸せでありますように





 ………いい歌だなあ。







  • 余談

 もちろん全部俺設定なんで「それは違う!」って言う人もいるだろうけど、それぞれ解釈が違うからこそ面白いんじゃないですか。まあ公式設定がどこかにあったらそれはそれで知りたいですけど、もう俺の中では「ハナミズキ」聞くたびに上の情景浮かびますから。娘もいない癖に感情移入しまくって泣きますから。 

いいですねいいですね 2006/01/20 11:19 先輩の結婚式でピアノ演奏を頼まれ、以前から「ハナミズキ」の引き語りをしたいと思っていました。でも、この曲が結婚式にふさわしいかな?と自分で考えてるだけでは不安で、こちらのサイトを拝見させて頂きました。素晴らしい歌詞の意味に感動です。意味をかみしめながら演奏してきたいと思います。

ARRARR 2006/01/22 00:44 コメントありがとうございます。ハナミズキは9.11テロをテーマにしたという解釈もあるみたいですが、2人の幸せを願う歌って事に違いはありません。きっと気持ちは伝わると思いますよ。

りーままりーまま 2007/03/08 21:46 私は5月に結婚します。友達のピアノで自分が歌うのですが、どうしてもハナミズキを歌いたく、でも歌の意味がイマイチ解っていませんでした。いま、最後まで見て涙が溢れました。是非、この歌にしたいと思います。これでより一層感情を込めて歌えそうです。ありがとうございました。

ARRARR 2007/03/09 02:03 りーままさんコメントどうもありがとうございます&ご結婚おめでとうございます。ハナミズキは本当にいい歌ですよねえ。幸せを祈る気持ちがあれほど純粋に伝わってくる曲はなかなかありません。りーままさんと好きな人も、どうかお幸せに。

り 2007/03/11 10:57 そうなんだ〜〜 解説に「うんうん」です。。9-11テロともありますが、だんぜんこちらの解釈に頷いてます。卒業式⇒挨拶⇒ビリーブ⇒ハナミズキです。実はビリーブもハナミズキも知りませんでしたw でも、いい歌がたくさんありますね(卒業写真♪世代です^^; )

ARRARR 2007/03/11 21:11 コメントありがとうございます。「卒業写真」世代ってことは子供さんの卒業式のプログラムでハナミズキが選曲されてたって事でしょうか?卒業写真もいい歌ですねえ。カラオケであの頃を思い浮かべながら歌うと、結構キます。

あいあい 2007/03/16 19:30 初めまして。八月に女の子のママになります。字画から美月(みづき)と名付ける予定なのですが、名前を決めてから実は家の唯一の庭木がハナミズキだったとか偶然が重なっています。そしてこの歌の事を思い出し、久しぶりに聞いてみたら何故だか涙が止まりませんでした。。。
ARRさんの解釈、7年目にしてようやく授かった私たちにすごいピッタリです。だから涙が止まらなかったのですね。。。ずっと歌い続けて、そしていつかお腹の娘が嫁ぐ日に贈りたいと思います。ありがとうございました。

ARRARR 2007/03/16 23:26 あいさん初めまして。コメントありがとうございます&おめでとうございます。そしていずれは娘さんの結婚式で「ハナミズキ」ですか…。いいですねえ。
こういうコメント貰うとこっちまで幸せな気分になっちゃいます。こちらこそありがとうございました。

ショウコショウコ 2009/11/05 13:52 私の母は、私が幼い頃からずっと病気でした。
ランドセルを背負って母の薬を遠くの病院まで取りに行ったり、食事を作ったり・・
父と協力しながら何年もずっと頑張ってきました。
2歳離れた姉も1人居るのですが何もやらず、18歳で家を出たっきり失踪。

そして私が28歳になった時、父が癌で倒れたんです。
私は1人実家で両親の看護・介護をしていたのですが、そんな矢先、付き合っていた彼から思いがけないプロポーズ。
結婚する事になったんですね。
でも病気の両親を残して嫁ぐのは心配。主人とも相談して同居の話をしたんです。

ところが父は「お前とは一緒に住む気ない!実家には帰って来るな!」と言いだしたんです。
私が居なきゃ、両親の食事も薬の管理も出来る筈がない・・
「何で今更そんな事言うのよ!どうやって生活して行く気よ?」と大喧嘩になったんです。

なかなか反論しない父。
大喧嘩の末、よくよく聞いてみたら「お前にはもう迷惑は掛けられない。。俺ももう長くはないから母さんの世話だけでもお姉ちゃんを呼び戻して頼もうと思う。お前はもう幸せになってくれ・・」って・・

姉なんか何も出来ないし、面倒なんて見てくれる筈もない。(結局、姉は見つかったものの帰ってはきませんでした。)
姉に頼めばお金は使い込まれ、下手すりゃ虐待だってありえなくもないのに私の幸せを考えてくれた父。
そんな父の優しさに感動しました。
それから1年後、父は亡くなりましたが、勿論私は今でも母の介護をしています。


私にとって、この歌詞の解釈はそのもので、この曲を聴く度に父の切ない思いを感じます。
このページは私の宝物です。
素晴らしい解釈を有難うございました!

ARRARR 2009/11/06 04:00 ショウコさんこんばんは。宝物とまで言って頂き、嬉しい限りです。私の勝手な歌詞解釈が少しでもお役に立てたのなら幸いです。
しかし、本当に優しいお父さまですね…。良い話を聞かせて頂きありがとうございました。お返しには足りませんが、貴家の優しさの連鎖が百年続く事を、及ばずながらネットの片隅で祈っております。

エルエル 2012/10/11 22:15 私は2人の娘を持つ父親ですが娘が可愛すぎてそんな歌を探してこちらに辿り着きました。歌詞の解釈素晴らしいです。何が素晴らしいって余談に娘がいないと書いてあります。娘がいらっしゃらないのにこういう感覚で歌を感じれるのが素晴らしいと思います。もう7年も前の記事ですから今頃は娘さんもいらっしゃるかもしれませんが子供さんがいたら間違いなく幸せになれるはずですね!

ARRARR 2012/10/14 23:52 エルさんこんばんは&コメントありがとうございます。
そうですね、こちらは当時「親の気持ちはこんな感じかなー」とか考えながら独身時代に書いた記事ですが、エルさんのご想像通り今は一児の父になりました。で、実際の親になってみると、子供の可愛さは想像を遥かに超えていました。
よく「親の心子知らず」なんて言いますが、この歌のように「知らなくてもいいよ」と言えるほどの強さを持つには、まだまだ自分は親としての修行が足りないようです。

りさりさ 2013/08/21 12:45 この歌は、一青さんの幼少期を知ると

歌詞の本当の意味がわかるようになります

結論から言えば、歌詞に出てくる僕=一青さんのお父さん、君=一青さんです

一青は、幼稚園卒園後に父を台湾に残し、母、姉と日本に移住しています。

その後、小学2年の時にお父さんがガンで死去しました。

それをふまえて、もう一度歌詞の見てください。

この出来事が歌詞なってることに気が付くと思います。

5月=5歳。  夏(6〜8月)=6歳〜8歳です
5月〜夏は、一青さんの幼稚園〜小2のことを意味します。

この歌は、愛する娘のため、生きたいと願う愛情の歌です

父子が100年続けばいい……。

一青さんとお父さんの果てない夢です。

りさりさ 2013/08/21 20:24 一青さんが、亡き父をテーマに作詞した理由は。

あのときのテロで、ご家族を亡くした方の心に寄り添いたいと
一青さんが思ったからではないでしょうか?


テーマは父の死ではなく、父の愛情だと思います。

亡くなった父の愛情のことを歌い、遺族の方と思いを共有したかったのだと思います。


この歌とテロの関係を、多くの人が誤解していますが
この詞には9・11のことは書かれていません。

テロのことを、歌にしたら、家族は、ただテロを思って泣くだけになってしまいます。


亡き父の愛情を歌にすることによって、一青さんは、傷付いた方を
元気付けたいと思っているのでしょう。

りさりさ 2013/08/25 00:42 少しミスマッチですが、この歌なんか
たくさんある答えの中の一つだと思います


桐谷美玲の『ヤキトリ』

http://www.youtube.com/watch?v=rh-CL2L3Dho

  ◎     ◎

(少し歌詞について)

薄紅色の可愛い君のね

果てない夢がちゃんと終わりますように

君と好きな人が百年続きますように

  ◎     ◎

ここの歌詞、自分なりの解釈ですが

果てない夢と、好きな人と百年続きますように

はイコールだと思っています。

この夢は、本来、薄紅色の可愛い君の夢なんです。

ここで言う「好きな人」は誰だと思いますか?

これはきっとお父さんでしょうね。

  ◎     ◎

この歌は、歌詞の意味を考えるより
歌を聴いたあとの、感想を考える方が重要かもしれません。
この歌の父娘が、再会する未来や、一緒に船に乗るなど……。
聞いた後、家族の幸せを願うと、この歌に秘められた本当の
意味を知ることになると思います

  ◎    ◎

この記事には、娘さんが「一緒に住みましょう」と言ってますよね。

これこそが、一青さんがこの歌に込めた想いだと思います。

わたしは、この記事の両親が、娘の想いを受け入れ、
一緒に住むことが、この歌の解釈になっているのでは?と思います。

ラストーシーンは、両親、娘夫婦、そして孫が一緒に
幸せに暮らすところで終わるといいですね。

まるでサザエさん一家のように、幸せな家族になることを祈ります。

ARRARR 2013/08/26 00:37 りささんこんばんは&コメントありがとうございます。
一青窈さんにそんな生い立ちがあるなんて知りませんでした。教えていただきありがとうございます。
りささんの解釈も良いですね。たとえ「僕」と死別していても「君」の想いは消えませんし、「僕」が「君」の幸せを祈ったという事実も永遠に消える事はありません。
ここに至って二人の想いは年月を超え、互いに響き合っています。思えば「百年続く」、という言葉はそういう意味なのでしょうね。実に素敵な歌です。

ミズキミズキ 2015/05/23 00:50 みずきと言う名の一歳の娘がいて、庭に誕生記念に市からもらったハナミズキが植えられている現状況。
この歌を意識したわけじゃない。勝手にそうなってた。
マジか、泣ける。

ARRARR 2015/05/29 17:48 ミズキさんこんにちは。コメントありがとうございます。
ウチも娘がいます。あっという間に歩くようになり、喋るようになって来ました。なので、ふとした時にこの歌聞くと、もう泣けてたまりません。

shionshion 2017/05/07 12:28
今年は5月14日が母の日。

今頃になって「ハナミズキ」の歌を初聴きしました。
今だから「ハナミズキの葉を上げる」が、盛りを少し過ぎた
時季なのかな?と、察せられました。

歌詞「僕の我慢がいつか実を結び」については「父親か障害
をかかえているのかな?」と思いました。

何れにしても「父と娘」の関係の歌詞であることは、最初か
ら理解できました。

直太朗さんも一青窈さんも
【普段話している言葉通りのイントネーションである】為に
【長ぃセンテンス】のよぅで
【実は歌い易く覚え易い】、無理のない自然なメロディですね。

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