アカの他人とお漏らし〜大陸鉄道編〜

お久しぶりです。僕は今、中国深セン市にいます。昨日までは上海市にいました。
中国はネタが尽きないのでブロブ更新します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海南駅から深センまで、無慈悲な大陸列車の旅をまた決行。
(前回の無慈悲な大陸列車の旅)
然しながら、大陸はそんなに甘くない。30歳を越えてもなお、列車の旅を行うのは経費の圧縮が一番の理由だが実際、怖いもの見たさの部分も多少はある。

列車内の様子は前回のデジャブーなので今回は上海南駅で列車に乗る前の出来事を紹介しよう。

 列車に乗り組む45分前に、僕は既にウェイティングエリアでペプシを飲みながら20時間越えの長旅のシュミレーションを脳内で反芻していた。
隣では、乳飲み子を抱える僕より少しだけ若いとみられる田舎の女性が幸せそうに座っていた。
彼女はこの乳飲み子の母親らしく、列車に乗り込む前にその乳飲み子にオムツを履かせようとしていた。
この乳飲み子は、最近上海ではなかなか見かけなくなった、ケツの部分がまる開きのズボン(开裆裤)を履いていて、母親は列車の中でそのままおしっこやウンチをこの乳飲み子がまき散らさないようにオムツを当てようとしていたのだった。
※ケツ部分がまる開きズボンとは。本来、子供が何処でもすぐに排泄が出来るようにした、幼児用ズボンで、そのズボンを着用中の時は基本下着は履かない。中国語では『开裆裤』

その乳飲み子はオムツを履き慣れていなかったのだろう。母親がオムツを履かせようとした瞬間、まるでなにかを嫌がる子犬のように暴れだした。なかなか、一人で履かせるには難しいと考えたらしく隣に座っていた僕に助けを求めた。
『この子を抱っこして。暴れないようにキツく抱いてほしい。貴方が抱いている間に私がオムツを履かせるから。』
断る理由もなく、僕は二つ返事で了承した。
先ほど、暴れているのを見ていたので、僕は乳飲み子をキツく抱くことにした。母親から乳飲み子を渡された時、最初の数秒は乳幼児とは思えない力で反抗していたが、すぐに身体の力が抜けて大人しくなっていくのがわかった。
それを見てひと安心した母親がオムツと新しいズボンをカバンから取り出してこの乳飲み子に履かせようとした瞬間。この母親の顔が真っ青になった。
それと同時に「アイヤ〜〜っっ!」と悲鳴を上げた。こんな至近距離で「アイヤ〜〜っっ!」なんて叫ばれると、こっちのほうが気が動転する。意味分かんないし。

母親が直ぐさま乳飲み子を僕の腕から取り上げた時、腕に『ヌルっ』っとした感触を覚えた。
そう、この乳飲み子は母親の手を離れた数秒間、ぼくのスラックスの上にウンチをしていたのだ。
乳飲み子なので、基本下痢っぽい。
悲惨だ、ぼくも瞬間風速的に母親と同じくらい大きな声で「アイヤ〜〜っっ!」と悲鳴を上げた。

母親に抱えられた乳飲み子はそれでも下痢を止めない。止めないので、母親は両腕を伸ばし出来るだけ、母親の身体と乳飲み子を離しにかかった。
乳飲み子はご機嫌。ダラダラと糞が流れ落ちる。んっ?!ん〜〜っ!!本日3回目の「アイヤ〜〜っっ!」である。

その流れ落ちる下痢の下には僕の旅のお供のスーツケースが。。。勿論、スーツケースも下痢まみれしかも、途中からこの乳飲み子は放尿もするわ、中には大事な商品が入っているので中まで糞尿の影響が無いように祈った。(後で確認したら中は無事でした。)

母親は烈火のごとく乳飲み子を叱りつける。当たり前だが、乳飲み子は一体何の事だか解っていない。母親は、僕に謝りながらも、乳飲み子を叱る。(どっちかにして)

そして、もう一人隣に座っていたおっさんが、助けを名乗り出て

おっさん:暴れる乳飲み子をホールド
母親:乳飲み子のケツ拭き及び乳飲み子の着替え
ぼく:床とベンチに飛び散った乳飲み子の糞尿掃除

と役割分担をし、マッハで自分の負担分を完遂。さっさとクソまみれの服を交代しにトイレへ向かったのだった。
クソまみれのスラックスは即捨てた。Tシャツも捨てた。そして、短パンと違うTシャツに着替えてウェイティングエリアに戻った。まだ、乳飲み子が暴れて、着替えがなかなか進んでいないようだった。僕はiPhoneを取り出し写真を撮った。


『写真は 上:暴れる乳飲み子を抱えるおっさん 下:母親に烈火のごとくキレられても憮然とした態度のケツを拭かれる乳飲み子。写真背景には糞尿まみれになった僕のスーツケース』


 無事、着替え終えた乳飲み子を落ち着かせるために、母親は何も躊躇もなく左乳房を僕とおっさんの前で露呈し乳飲み子に乳首を咥えるよう促す。そこにエロさは微塵も存在しない。
20代(たぶん)なのに垂れ下がった乳房が子育ての過酷さを物語っていた。

おっさんもなんの躊躇もなく乳飲み子に『おっぱい吸えよ〜♪』と可愛い声をかけていた。

ぼくは列車に乗る前からもう既にクタクタ。
『早く飛行機に乗って移動できるよう、稼がなければ』と誓ったのだった。