竹熊健太郎 伊藤剛 森川嘉一郎 桑沢ゼミ同人誌「iconopop (イコノポップ) vol.1 」
たけくまメモ : 竹熊さんの現況と、桑沢ゼミ同人誌のお知らせ
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_4fa7.html
18日のエントリでお元気そうだったので、手術されたと聞いて驚いております。
(今月の「まんたんブロード」の連載もやっぱりお休みでした)
脳梗塞でお母様が倒れてそのまま亡くなった直後に、竹熊さんも倒れて、入院・手術されてしまったわけですから、竹熊さんのお父様の心労も心配です。
この、伊藤剛さん(id:goito-mineral:20061230)が代理で紹介されている、コミケで販売される
桑沢ゼミ同人誌「iconopop (イコノポップ) vol.1 」、楽しみです。
http://www3.to/kuwasawa/
大晦日、西あ01aだそうです。
ゲームがついて1000円は安すぎる。
竹熊健太郎・伊藤剛・森川嘉一郎という当代きっての講師による強力な「編集」行為により、学生作品といえども、某「大学漫画」を超える出来になってそうな予感。
森川さん完全監修という、付録のノベルゲームも気になる!
しかも、このノベルゲーム、わざわざ新たに作曲されたBGMがついていて、サントラCDも販売されるとのこと。
http://homepage3.nifty.com/akihabara_monogatari/notes.html
建築学者の森川さん、秋葉原に詳しくて、マンガが描けて、DTPができて、ベネチアビエンナーレの日本展展示を作れるのは知っていたけど、作曲までできるとは!
おそるべし。
公開されているサントラのライナーから引用。(PDFです)
http://homepage3.nifty.com/akihabara_monogatari/tfaa_sleeve.pdf
既存のフリー音楽素材を使わせれば済むものを、作曲の経験に乏しい私が音楽の制作に手を出した裏には、「ビジュアル・ノベルにライトモチーフ法で音楽をあてることは有効か?」という、個人的な関心がありました。これはワーグナーがオペラの作曲に際して大々的に開拓した手法で、登場人物等の物語の要素にそれぞれ特定のメロディ(ライトモチーフ)を与えることにより、音楽に物語の一端を暗示的に語らせることを可能にするものです。
例えば王宮の場面で象徴的に用いられたメロディが、後に街中の場面で、ある人物の登場とともに流されたら、その人物がお忍びの王族であることが語らずとも暗示されるわけです。こうした応用は、ジョン・ウィリアムズを筆頭に、映画音楽でよく見受けられます。
実際にやってみてわかったのは、このライトモチーフ法という手法が、キャラクターをデザインするための仕組みとかなり通ずるところがありそうだ、ということです。
きた! 森川節炸裂!
ノベルゲームのBGMを、ワーグナー、ジョン・ウィリアムズを引き合いに出して語り、
最後は講座(同人誌は専門学校の授業で学生と作っていらっしゃるのです)のテーマ「キャラクターメディア研究」に落とす。
素晴らしい。
新しい伝説の誕生の瞬間を静かに見守りたいと思います。