Yes!プリキュア5GOGO第26話「プリキュア大都会に現る!」

 今回はいずれやってくる「みんなの社会デビュー」と「プリキュアの大都会デビュー」を懸けて、尚かつそれを付託したお話だったワケですね。

Yes!プリキュア5GoGo! Vol.2 [DVD]

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本編感想

 何というか、スーパーマンとかバットマンのアニメを見たことがある人は分かると思いますが、まさにそんな感じ。
 来たばかりの街なのに「この街が大好き!」と宣ったりとか、敵の弱点を見付けて倒すのではなく、決戦兵器の投入で力押しの解決を図るとか、要所要所でプリキュアライズされていましたが、市民が立ち上がって強大な敵に勇気を見せるとか、ヒーロー(ヒロインですけど)の活躍を応援し、勝利したら歓声を上げるとかの文脈は間違いなくカートゥーンとか、ハリウッド映画のノリ。
 その所為か、キャラがところどころ死んでるなぁ…。

 てーか、このアメリカンな空間はどこですか。

 最後に良い事を言って纏めておくと、忙しそうにしていた(=自己中心的)みなさんが、街を守ってくれるプリキュアを応援する為に団結する描写は良かったですねっ!

次回予告

 Yes!プリキュア5GOGO第27話「りんちゃんVS大江戸妖怪!」
 ちょ、ちょっと待って…アメリカンな都会の次は「大江戸」ですか……。

 まあ、こまっちゃんが楽しそうなのでオールオッケーですけどね!(バカ)

おまけ

 先週感想を書いてないのは、ABCは甲子園やら何やらで2週間ずれてるからなのですが、そろそろ禁断症状が出てきたというか、一人だけ仲間外れはとっても寂しいので、動画共有サイトを利用する事にしました。(えへ)

ナナリーに罪はない…。ナナリーは恋をしただけなんだ。命を返してくれるならなんでもする。呪われるべきはこの俺だッ! コードギアス反逆のルルーシュR2第18話感想&備忘録「TURN18 第二次トウキョウ決戦」

 今回は「断罪者と受罪者」に囚われたルルーシュとスザクがナナリーを消してしまう事でお互いに対する憎悪が増幅される、事態の悪化が描かれてましたが、その裏側で同時に「免罪者と贖罪者」による、ルルーシュとスザクの救済の道が巧妙に描かれていました。

「そうだ、これが『償い』なんだ。
受け入れるしかない、ここで、俺は―――」(枢木スザク)
 
「お、俺は―――生きる!!」(枢木スザク)

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 [DVD]

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本編感想

 R2が「断罪者と受罪者」と「免罪者と贖罪者」の二つに分かれるという事は以前から書いてきましたが、今回は「断罪者と受罪者」が互いを憎み合って殺し合った結果、「免罪者と贖罪者」の筆頭であったナナリーを消してしまうという悲劇に到ったワケですが、今回も「断罪者と受罪者」と「免罪者と贖罪者」に分けてみます。

断罪者と受罪者

スザクはフレイヤを抑止力として使おうとする。
 ↓
ルルーシュフレイヤの存在を信じないので抑止力として働かない。
 ↓
スザクを追いつめてしまって「生きろ」のギアス発動。
 ↓
政庁の直上でフレイヤ発動。

 つまり、「スザクを助けたい」という「願い」で掛けたギアスが、ルルーシュの「思い」と裏腹に発動して、スザクの「思い」を蹂躙して、「ナナリーを消す」という最悪の結果をもたらしたワケです。

 先回ルルーシュは「逆ギレ」して「贖罪者」から「断罪者」に立ち戻ってしまったワケですが、今回ギアスの所為でナナリーを消してしまい、また忠義を利用していただけのギルフォードの捨て身の忠義に助けられたりと、再び「受罪者」の面を突き付けられますが、今度は逆にギルフォードを死に追いやったと、コーネリア様からの憎悪を受ける立場に追いつめられ、正真正銘「断罪者&受罪者」というラベル付けが物語の中でなされたワケです。


 同様にもう一人の主人公であるスザクも、「断罪者」と「受罪者」の両面を口にしています。

ルルーシュは、ゼロは、僕が『償わせる』しかない。」(枢木スザク)
 ↑断罪者としての発言

「そうだ、これが『償い』なんだ。
受け入れるしかない、ここで、俺は―――」(枢木スザク)
 ↑受罪者としての発言。

 つまり、ルルーシュは「断罪者&受罪者」を選んだ事で「ナナリーを消す」という結果を生んでしまい、スザクも「断罪者&受罪者」に捕らわれてしまったままだから「ナナリーを消す」という、望まない行為を犯してしまった事になります。

 そして、主人公二人が抱える「断罪者&受罪者」の状態は、「ルルーシュはナナリーを殺したスザクを恨む」、「スザクはナナリーを殺させたルルーシュを恨む」という、正に「断罪者&受罪者」の真の地獄である、「憎しみの連鎖」へと変わっていきます。

免罪者と贖罪者

 今回の悲劇の裏で、「免罪者と贖罪者」の道はきちんと確保されています。

 まずは、「受罪者」たらんとした結果、「生きろ」のギアスの負の面を発動させてしまったスザク。

「そうだ、これが『償い』なんだ。
受け入れるしかない、ここで、俺は―――」(枢木スザク)
 
「お、俺は―――生きる!!」(枢木スザク)

 今までギアスを破った人間は、ユーフェミア、シャーリーの二人ですが、二人がいずれも、「免罪者&贖罪者」の立場に立っていた事を注目すべきです。
 以前にも書きましたが、「免罪者&贖罪者」の立場に立つ人間は、「嘘(=罪)」を赦して、他人の意志の存在を認め、尊重します。その行為によって、自分も、相手も、他人も、全ての人の「自己」が同定され、「私は私だ!」と、確固たる基盤を得るという事になる、作中善を内包しています。
 だから、スザクが次にフレイヤを持たされるような場合に、再び生命の危機に陥った時に、「生きろ」のギアスに打ち克てるかどうかは、全て「免罪者&贖罪者」という立場に立てるか?という点に掛かっているという事を逆に表していると思います。

 ルルーシュも同様です。

 シュナイゼルはどうかは分かりませんが、少なくともブリタニア皇帝の目指しているのは「完全情報ゲームの世界」であり、ゲームマスターとして永遠に管理する事だと思われますが、その世界に於いて、ゲームマスターには「嘘(=罪)」が存在せず、それは勿論「嘘(=罪)」を否定する立場であるワケで、即ち「断罪者&受罪者」の立場であるワケですが、それをはね除ける事が出来れば、ルルーシュのギアスは消えると思います。
 何故なら、「免罪者&贖罪者」は、本質的に「ギアス」という「強制」の属性を廃している為、「ギアス」につけ込まれる隙が無いからです。

 シュナイゼルもやはり、「完全情報ゲーム」を現出する存在なので、明らかに作中悪なのですが、フレイヤの発動を見て嗤ったように、「惨たらしい死」を優しい笑顔で見つめる人間である点を見ると、ブリタニア皇帝とは違う立場でゲームマスター相当の立場に立って、世界の秩序を「武力」によって適度な平和と戦争で運営しようとしているのだと思います。
 それはあくまで「現実」に立脚しているという点で、「超常」の力を使って「完全情報ゲーム」を作ろうとしているブリタニア皇帝とは一線を画していますが、やはり作中悪には違いないです。

「現実を、今日という日を大事にしてると思うかい、彼が?」(シュナイゼルエル・ブリタニア)

その他

 前シリーズ20話「キュウシュウ戦役」で、ロイドが開発したガウェインのハドロン砲をラクシャータが改良して実現された「ロイド&セシル&ラクシャータ」の共演が、今度はラクシャータが設計した紅蓮弐式をロイドとセシルが改良する事で再び実現されましたが、この「キュウシュウ戦役」はスザクにユーフェミアの騎士を再び受け入れるという作中善のエピソードだったので、この描写は明らかにポジティブで、ナナリーと接して、「免罪者&贖罪者」の薫陶を受けたカレンお嬢さん自身の属性も含めて、改良された紅蓮弐式は、何らかの作中善の属性を強く帯びていると思います。紅蓮弐式の役割はきっと大きくなりますよ。

「ドロボー!僕の!僕の!」(ロイド)
 
「違いますよー。私も改良していますからー。(に゙っごり゙)」(セシル)
 
「はい、仰る通りです。」(ロイド)
 
 
「プリン伯爵と、あれはセシルのエナジーウイングか。
あいつら勝手に私の紅蓮を!」(ラクシャータ)

 そして、何気にカレンお嬢さんにフラグを立ててるジノ。私は君が憎い!(バカ)

「カレン、やっぱりシュタットフェルトの名前より紅月を選んだワケか。」(ジノ・ヴァインベルグ)
 
「そうね。
だからジノ、戦場で会えた事を喜ぶべきかしら、悲しむべきかしら?」(紅月カレン)
 
「楽しむべきってのはどうだい?」(ジノ・ヴァインベルグ)

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume01 [DVD]

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次回予告

 コードギアス反逆のルルーシュR2第19話「TURN19 裏切り」

 藤堂さんには朝比奈さんから「ゼロを信じるか?」というバトンを託された事もありますし、裏切られる要素は沢山ありますが、立ち上がれルルーシュ

おまけ

 Twitter上でGiGirさんやめとけと言われたのはこれを指していたんですね。

 ですが、しかし、私はナナリーは死んではいないと思ってます。
 世界中の逆接の接続詞を集めて来てもまだ足りない位に、確信を持って断言します。

 ナナリーは死んでません。

 理由の一つ目は、ナナリーは「作中善の筆頭である事」です。
 ユーフェミア様に代わってルルーシュとスザクの罪を唯一赦して挙げられる存在であるナナリーがここで死んでは元も子もありません。
 もう一つの理由は、フレイヤの光に包まれる際に、ナナリーが「何も言わなかった事」。
 ナナリーと同じ「赦す」という属性を持った、ユーフェミア様、シャーリーは、その死の間際の言葉で「彼女達の優しさ」を、それぞれスザク、ルルーシュに伝えていましたが、同じ属性を持つナナリーが、ルルーシュとスザクに何も伝えないままに死ぬワケがありません。

 多分、ブリタニア皇帝とかが気を利かせて助けてくれてると思います。

お金が無くなりそう。

 詳細は未定ですが、これから1〜2ヶ月、色々出費が重なりそうです。

 要するに、とっても貧乏になりそうです。
 Amazonアフィリエイト、実はあんまり儲かってないんですが、暫くうちを経由して買ってくれると嬉しいです。というか、マジで助かるので買って下さい、お願いします。
 ads○nseは押さないで下さい。webの神に怒られるので。

 せめて月に五千円ぐらい儲かるなら、ほくほくなのですが…。