天空のレストラン・フランセーズ - 美食のブラックホール

ル・ベルクレイ　東京　白金

定番、ル・ベルクレイの土曜日ディジュネです。

　圧倒的で超絶的な美味しさは今日も健在です。鮎のパテを食べた時に、渡邊シェフが新たな段階に入ったことを強く感じました。しかもこの素晴らしい味わいが、この価格で味わえる凄さを誇る無敵のレストランです。

【アミューズ】

小イワシのマリネ、トースト乗せですが、バターの分量が変わり、しっとり感とコクが増して、さらに美味しくなりました。

【アユのパテ　メロンのサラダ添え】

　天空の美味しさ・・・凄すぎます！現在、多くのレストランで供される大流行のオードブルですが、元はラ・ベカスの渋谷シェフが作り上げた「ヴィシソワーズ、アユのクネル乗せ」に感動した、某シェフが改良し広めたルセットですが、今までオリジナルとは大きな隔たりがありました。しかし、今回のオードブルはそれに負けずとも劣らないレベルは流石です。更にガルニチュールのレギュームのエチュベの美味しいこと〜美味しいこと〜これだけで立派な料理として成立するほど全てが感動的なオードブルでした。

【グリーンピースの冷製スープ】

　渡邊シェフならではの優しい口当たりでありながら、グリーンピースの香り豊かなポタージュスープです。冷製にすると素材の香りが失われがちになりますが、これは完璧な美味しさでした。

【牛サガリのポアレ　数種のスプラウト添え】

　柔らかくプニュプニュ食感で強い旨みの牛サガリを絶妙な火加減でポアレし、スパイシーなポアーブロンが、しっかり利いたソースで食べるヴィアンドの皿は、私好みのゼタ旨レベル。ガルニは左から・・・赤かいわれ大根、アルファルファ、スーパーブロッコリー、この出し方は米国修行したシェフならではのもので、サラダバーを思い出します。(^o^)
牛サガリ好きの渡邊シェフの熱意がダイレクトに伝わってくる素晴らしい料理です。