香港頂上対決　家郷菜編

■杬仁油泡肚尖　（上ミノ先端部分の油通し）
私の大好物です。確りとした味付けの七福に対して、上品極まりない福臨門と言った感じで、もうこれは好みの問題だと思います。私は無論後者のほうですが・・・www

【福臨門】

【七福】

■羗汁炒玉蘭遠　（ガイランの炒め物）
今回の同一メニュー対決で一番差が付いたのがこの料理で、カチカチの七福のガイランは酷すぎました。福臨門の程よい歯応えと、口の中で広がる味わいは、勝負になりませんでした。今後七福ではガイランではない野菜のオーダーが必要と考えます。

【福臨門】

【七福】

家郷菜の料理は、元々広東家庭料理のため、料理店の差が最も出やすいものと思われます。香港福臨門九龍店の洗練の極みと言えるような料理が、あまりに突出しすぎているので、この味に慣れてしまうと他の店との比較は厳しすぎます。七福の味わいは福臨門灣仔本店の味わいに近く、明快なのですが、如何せん、口の中を怪我しそうなほど、あまりにガイランは硬すぎました。