はじめての人のセルビア生活 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2005-07-14 ベオを走る日本のODAバス このエントリーを含むブックマーク

ほぼ4ヶ月ぶりのベオグラード。 セルビアに住み始めてから何度か用事で来ていますけど、いつも「都会っていいなあ! 何でもある!」って思っちゃいます。 17年前に初めて来たときは、まあ普通の東欧の一都市、むしろ垢抜けない街だなーという程度の印象しかなかったものですが・・・。

国内第2の都市ニシュに住んでいるものの、この国でベオに次ぐ「2番目」などという謳い文句は何の意味もなしません。 その差は比較でいうなら東京と仙台くらい? (絶対値なら仙台の方がニシュより断然ニギヤカだけど) まあそれくらいセルビア・モンテネグロは、行政だけでなく商業的にもベオグラードの一極集中が非常に激しいところです。


ところでベオ市民の足は市電とバス。 バス網は発達していますが、慢性的な財政難で公共バスは老朽化が著しいです。

ここでひときわ目を引くのが日本から寄贈された黄色いバス。 2002年に日本政府が「ベオグラード市公共輸送力復旧計画」で、市内8路線を対象にバスの購入資金(18億5,000万円を限度とする額)を無償援助したもので、90数台あるそうです。

コメント

車体横に「DONATION FROM THE PEOPLE OF JAPAN」と書かれています。 誇らしい気持ちの一方、こうデカデカ書かれてるとなんだか照れるというか。 私の貢献度、ネジ1本分くらいはある?


この寄贈、条件の一つが「いつもバスをきれいに保っておくこと」だったということです。 2度ほど乗る機会がありましたが、ちゃんと約束を守ってよく掃除してありました。 エンジンも静かだし、乗り心地はGOOD。

日本からセルビアへの援助は他に、各都市の医療機関への高額な医療機器の寄付などもあります。 そのためばかりではないと思いますが、この国の人の日本に対する感情はおおむねよいと言えます。


そういえば湾岸戦争時、日本は多国籍軍に130億ドルもの財政支援をしましたが、クウェートが米紙に掲載した「感謝国リスト」30カ国の中には日本の名前がなかったことを思い出しました。 2002年2月に発表されたアフガン戦争をめぐる貢献国リストにもまたもや日本の名前はなく、「顔の見えない日本」という言葉が日本にショックを与えたものです。

でも、ここでは少しは「顔の見える日本」があるように思えます。 ちょっとうれしくなりました。

Mic’oMic’o 2005/07/15 00:46 ボスニアでもセルビアに先駆け国内3都市でJAPANバスが運行しておりますが、「DONATION FROM THE PEOPLE OF JAPAN」とまでは書いてないです。そこまでやるとちょっとこっぱずかしい気分にもなりますが。バスをキレイに保つのが寄贈の条件ってジョークだと思ってたけど、本当だったんですね(笑)
デルベンタもバスは走ってないけど、診療所に医療機器の寄贈はありました。これに関してはいくつか笑えるエピソードがあるんだけど、でもこの援助をとても評価してくれている産婦人科のドクターが私の担当で色々良くしてもらいました。(元々ドクターもいい人なんですけどね)
ニシュも病院も空爆の被害にあってるし、日本からも援助が入ってそうですね。きっとAn-chanさんもいつか日本の医療機器のお世話になるんじゃないかな。なんか、自国の援助がきちんと活用されているのを目の当たりにすると嬉しくなりますね(そうじゃないのも見てるけどね)

licalica 2005/07/15 01:00 可愛いバスですねぇ〜。日本と規格が違うのかちょっと横に大きいですね。
何でも大国の言いなり、国民はひぃこら言ってるのに金ばっかり引き出されて感謝もされない一時的な援助よりも、形にはすぐでないかもしれないけれど医療や教育等民間の一般の人に近い分野に使われたらいいのに〜と思います。
結局は援助するのは国益云々の前よりも人なんですからね。
意外や意外そちらの対日感情って悪くなかったのですねぇ〜

An-chanAn-chan 2005/07/16 23:58 寄贈条件の話、ジョークだったの!? まことしやかに語られてるんですが・・・。 ボスニアにも走ってるんですね、ODAバス。 自分がやったことをデカデカと宣伝するのは日本人の美徳にはあいませんけど、こういう場なら、みんながよく分かるよう知らせるのもいいかなって思います。
ニシュの病院にも医療機器の寄付はあったそうで、大使館の人に「万一救急車を呼ぶとき、日本人だって一言言うと対応がちがうことがありますよ」っていわれました。 ほんまかいな。

licaさん、アジア顔ってだけで中国人と間違われることはあるものの、日本人と分かってからの対応とか、日本人と知ってる人から悪感情は感じたことはないです。 旧ユーゴの多国籍軍展開のときに日本が加担してなかったからというのをどこかで聞いた気もしますけど・・・いや、この話は曖昧なので自信無しです。

purerinrinpurerinrin 2005/07/18 22:11 お久しぶりです。あ〜、やっとこれました。
日本は、列車やバスを造らせたら、なかなかこれがよろしい〜らしいですよ。外国の列車も日本製のものが多いようです。
こんなちょっとのことがうれしいんですよね。ん。

An-chanAn-chan 2005/07/19 10:24 あれーpurerinrinさんお久しぶりです。 リンリンちゃんの具合は良くなりました?
外国で日本の払い下げ車両が走ってるっていうの、時々聞きますよね。 地球の裏側で丸の内線車両がそのままの姿でがんばってるのをテレビで見たことがあります。

ところで私、明日からミニミニバカンス(というと聞こえはいいけどね! ←見栄っ張り)に出かけるので、更新がまた途切れちゃいます。 ベオの話とか、もう少し書きたいなと思ってます。 でhでは、暑い夏身体にお気をつけて!

Mic’oMic’o 2005/07/19 20:56 An-chanさん、これからバカンスなんですね☆
さて、バスの車両ですが、少なくてもボスニアに関しては日本製ではなかったと聞いた記憶があります。べオのは日本の自動車メーカーのものなのかしら?
日本の援助だから日本製の方が本当はいいんでしょうけど、
埃を被る事無く実際に人々の役に立っているのなら、それで
よいのではないかと思います。

ハローハロー 2005/07/22 00:00 まだまだミニバカンス中でしょうか?どこに行ってるのかな。いいなぁ〜。
この前インドネシアに行った時に『福岡運輸』って車体にでっかく書いてあるトラック見ました(笑)田舎だったから多分福岡運輸じゃないと思うんだけど。中古でリサイクルしてるのかな。
あとここのサイト私のサイトでブックマークさせていただいてもいいでしょうか〜?

カコステカコステ 2005/07/22 18:25 ベオグラードで市民の足となっている路線バスは、車両の保守性などを考慮して全て日本製ではありません。ドイツのMAN社がトルコで製造しているバス(エンジンはドイツ製)98台(日本では見かけない二両連結のバスが大半)です。この寄贈が終わった後、市当局ではバスの車体が黄色のほうが他の車や歩行者の目に止まり易く、交通安全に役立つと判断して新規に導入するバスの車体も黄色に塗っており、黄色バスの数(勿論、車体の横にはDONATION・・・の表示はありません)は増加中です。

のんさんのんさん 2005/07/23 07:01 はじめまして。ルーマニア在住ののんさんです。私は2000年の冬にベオグラードを旅行で訪れた事があります。そのときは車の排気ガスがひどく、バスもかなり汚いおんぼろバスしか走っていませんでした。現在は、日本から援助されたキレイなバスが走っているんですね。5年前に数日しか滞在しませんでしたが、とても懐かしくなってブログを拝見させていただきました。また、遊びに来ます!

An-chanAn-chan 2005/07/23 23:09 ハローさん、特に東南アジアでは日本で売れないような中古車をたくさん輸入してるってテレビで見たことがあります。 しかし・・・福岡運輸のロゴもそのままかあ〜。 多くの国で日本では走ってないようなボロイ車がたくさん現役で活躍してるのを見て驚くものですが・・・。 セルビアでも30歳くらいの車が全然普通に走ってるし、うちの車も25歳だし、もうなーんとも思わなくなりました。

カコステさん、詳しい情報をありがとうございます。 Japanバスじゃない黄色いバスも、確かにたくさん走ってました。 路線とかで塗り分けてるわけじゃないんですね。

のんさんはじめまして。 まだまだオンボロバスの多いベオ(というかセルビア全体)です。 ニシュの路線バスのあまりのボロさに、ブログのネタにしようかとも思っていたんですが、乗り慣れるうちに最初の感動(?)が薄れてきてしまってます。 かえってベオのJapanバスに乗ったときの感動が大きかったりして。 「おぉ、シートが布張り!」なんてね。 (市バスなどの短距離路線バスは小学校の椅子みたいな木のシートが多いんです)

An-chanAn-chan 2005/07/23 23:17 ハローさんへ追加のお返事・・・ リンクうれしいです。 私のアンテナにも入れさせてくださいね。

デベラデベラ 2005/08/30 01:06 なんか一杯書いててごめんなさい。でも、ここ見つけてから毎晩2つか3つずつ読むのをすごい楽しみにしています。友人のお母さんがベオグラードに住んでいて日本製のバスが走ってると聞いた事がありましたが、
これだったんですねえ。ところでニシュって仙台的な存在なんですか?
実は仙台出身なので、なんか笑っちゃいました。セルビアはまだ行ったことないけど私的にはすごいリアルな例だったので、急にニシュに親しみが・・・。
それと親日家が多い理由ですが、以前何かで読んだ話では国連代表として活躍されてた明石さんが、仲裁にあたって各民族に非常に公平な態度で説得・交渉にあたったことが評価のひとつとのことでした。宗教的にも歴史的にも対立しない先進国、という形で日本がクローズアップされたんでしょうね。おかげさまで、私も日本人という理由では親切にされたことはあっても、いやな目にあったことが一度もありません。他の国では結構いるんですが、差別的な態度とる人とか。
これからも、そういう友好関係がもっともっと深まるといいですね。
というか、自分でも何か出来たらなー、と思ってます。

An-chanAn-chan 2005/08/30 17:33 ここ数年のセルビア、北の方が発展が早くて、ノビサドが国内第2の都市なんだそうです。 ニシュは3位に転落・・・ 明石さんの評価、確かに高いですね。 私も聞いたことがあります。 セルビアでも、ものすごーく硬いというか古い?頭の人は、アジア人というだけで差別傾向があるらしいです。 でも私もデベラさん同様、こちらでそんな目にはあったことがないです。 一応この近辺の日本人は私しかいないんで、自分の行動で日本人のイメージが作られるかもしれないと考えると、うっかりしたこと言ったりしたりできないなあと思います。