エディタ・グルベローヴァ オペラ・アリアの夕べ

母と妹と一緒に行ってきました。母の親友で、可愛がってもらったN先生が亡くなる時、三人でいい音楽会に行けるように、とお金を母に託しました。母は先生が大好きだったグルベローヴァの歌を聴こうと、このコンサートのチケットをとってくれました。

以下プログラム。

W.A.モーツァルト
歌劇「後宮からの逃走」より
序曲(オーケストラ)


歌劇「後宮からの逃走」より
“あらゆる苦しみが”(グルベローヴァ


G.ドニゼッティ
歌劇「ロベルト・デヴェリュー」より
序曲(オーケストラ)


歌劇「ランメルモールのルチア」より
狂乱の場“苦しい涙を流せ”(グルベローヴァ


G.ロッシーニ
歌劇「ウィリアム・テル」より
舞踏音楽会(オーケストラ)


G.ドニゼッティ
歌劇「ルクレツィア・ボルジア」より
“息子が!息子が!誰か!〜彼は私の息子でした”(グルベローヴァ


A.トマ
歌劇「レーモン」より
序曲(オーケストラ)


V.ベッリーニ
歌劇「清教徒」より
“あなたの優しい声が”(グルベローヴァ


A.ポンキエッリ
歌劇「ラ・ジョコンダ」より
“時の踊り”(オーケストラ)


G.ヴェルディ
歌劇「椿姫」より
“ああ、そはかの人か〜花から花へ”(グルベローヴァ


アンコール
L.バーンスタイン
「キャンディード」より
“きらびやかに美しく”


J.シュトラウス
「こうもり」より
“田舎娘の姿で”


さすがのグルベローヴァも年には勝てず、最高音が出ないといった場面もあり、最盛期を生で聴いていた者としては悲しい限り。それでも最後の椿姫のヴィオレッタは完璧で、まだまだ現役でいけるんじゃないか!と思わせてくれました。「キャンディード」も「こうもり」も聴けて、最高でした。

場所はサントリーホールで、今までこんなに人が入ったのは見た事がない位、ほぼ満席でした。オケのメンバーが退場しても、まだグルベローヴァは握手に応えていて、ものすごく愛されている歌手なんだなと思いました。日本が今こういう状況の中、来てくれただけで嬉しい。いい思い出となったコンサートでした。