ちょっと遅くなりましたが、日食のことを。

杭州は完全日食見れました!
皆既日食が始まり太陽がかけ始めたときには、若干雲が出てた。それが完全日食の時には雲が晴れて綺麗にダイヤモンドリングを見ることができた。杭州の付近の上海や蘇州では天候が悪く見れなかったよう。日本のどっか南の島も大雨で見れなかったみたいだよね。ということで、かなりラッキー!

日食を見て太陽が強い光を出しているのを、改めて実感。皆既日食グッズ(メガネ)を買いそびれていたので肉眼で直視すると非常につらかった。途中から、西湖に移りこむ太陽を見るようにするとすごく具合がよくなる。ただ写りこむだけでも綺麗だし、なおかつ光の強さもいい具合に減って、見つめ続けても平気なのだ。この光の具合がいいってのは、日食になって初めてわかったわけで、計画していたわけではないっす。なんせ日食見たことないのでね。

書く順が前後するが、そもそも西湖に写りこむ日食を見ようを企んでいた。しょっちゅう早朝に、西湖を自転車で一周しているので、朝の太陽が綺麗に移りこむ場所がわかっていたのだ 。そこは僕が西湖で一番好きな場所。人気もあまりなく静か。そして前方に石橋があり、水面に綺麗に写りこむのだ。その場所は若干”淀んだ”場所にあるので、水面がずっと落ち着いてずっと真っ平らなのだ。
地図のリンク→(http://edizhi.edushi.com/anhelo002)
して、当日その場所にやってくると全然人がいない。あとで聞いたのだが西湖のメイン観光スポットの断橋残雪や、シャングリラホテル付近などは、ものすごい人でごった返していたようだ。

日食が湖へ移りこむのを見れて、人が少ないということで場所の選択は大正解だったと思う。本当に他に人がいなくて、あたりを掃除しているおばちゃんと二人でみてました。中国語ほめられた。(苦笑)

西湖に移りこむダイヤモンドリングを撮ろうと欠けていく太陽を同じアングルで撮りまくりながら待っていた。
↓こんな感じで。太陽欠けてるんだけどね。小さすぎるね。クリックして拡大すると少しわかる程度。

そうすると段々あたりが暗くなってきた。昼間なのに街灯はつくし、自動車もヘッドライトを灯すようになってきた。

そして、完全日食。完全に太陽がリングになった。あたりは夜そのもの。すると付近を走っていた自動車がみんな路駐をはじめるではないか。ぞろぞろ人が降りてくる。すると車の列 の後ろからサイレンが。白バイ登場である。もちろん路駐は違法。警察はこのことを予想していたのだろうか、タイミングが良すぎである。車をほっぽり出して、日食見物している人達あわてて戻りだす。しかし時すでに遅し。白バイ警官切符切り始めた。この光景はかなり面白かった。そこでその光景をカメラに収めようとしたときに悲劇が!!!

「没电了・・・」

わかりますか?カメラが電池切れに陥ったのです。リングになり始めてこれから本番ってときに電池が無くなってしまったのです。何度も電源を切っては入れなおしたり、電池を取り 出して入れなおしてみたりしたがもう駄目でした・・・orz
↓かろうじて一枚とれたやつ。これは直接空を撮ってる。

↓それから携帯Nokia E61iで撮ったもの。デジタルズーム全開。フィルタも何もなし。


まあ、ちゃんと世紀の天体ショーを肉眼で見て体験できたことだし、よしとしないとね。天気があまりよくなくて見れた場所も少なかった上、完全日食で見ることができたんだから贅沢を言ってはいかんよね。ちゃんとオチもついて・・・

しかし、できることならもう一度杭州で日食みたい。いい場所わかったし、日食がどんな感じにやってくるかもわかったし。なんせ日食ってどんなのか想像ができなかったから。こんど日食あったらいい写真撮れると思うんだけどなあ。
(ちなみに、次に杭州で見れるのは400年以上あとでごぜえます・・・)

ダイヤモンドリング見た人はわかると思うんだけど、リングになったら日食用のメガネとか全然必要ないです。だからカメラも特別な装備なしに綺麗に撮れると思う。でも、こんなことわかってももう皆既日食みるチャンスなんて人生でないんだろうなあ、残念!!!