撮りに出かけたよ(すでに過去だよ)

 5月のいつだったか、愛知県安城市から西尾市にかけての田園地帯へ試し撮りに出かけた。
 この文の初稿は6月10日。そしてやっと6月下旬にアップしている。ミツユビナマケモノなみにのろい阿南、いつになったら旅行記を載せられるのであろうか。


 自宅での撮影ならすでに、散らかった自室の情けないありさま(死んでもお見せできない)や、起こされて不機嫌なウチの猫、

  押入れは彼の聖域なのです


いまごろ冬毛が抜けてモシャモシャくっついてるのにブラシをかけようとすると怒ってかみつくウチの犬

  本来は黒い犬でした


などを撮影してはいた。
 これが初めての「“ちゃんとした風景”の撮影」になる。


 すでに午後遅く、日差しはやや傾き光は黄色がかり、遠景はガスっていた。
 ちなみに今後とも気の抜けた空気の写真が多くなるであろうが、それは私が朝に極度に弱く、いつも午前中は冬眠からさめたトカゲなみに動きがトロいからである。


 たまに様子を見にいくクスノキを訪ねた。巨木は大好きなもののひとつ。
 麦畑を通して見るアングルを見つけ、あぜ道にひざをついて、カメラをセットする。
 ジャキーン!長いブランクのわりには、目をつむっていても200ミリレンズをはめこむことができる。「手が覚えている」という言葉は自分にはあてはまらないと思っていたけれど、おおお、覚えてるやん。かっこいいぞ私。



 そして鼻歌うたいながら撮影。
 足元を見なかったのであぜ道の起伏に蹴っつまづいた。
 踏みとどまったところがまた、おあつらえむきに泥のかたまり。
(私はしばしば昔の漫画のような、「それって本当にあるんだ?」てなオーソドックスすぎる失敗をする。夕日に見とれていて溝に落ちたこともある。考え事をしていて電柱にぶつかったこともある。そのうちバナナの皮を踏んで転ぶのではないかと思う。)


 さて、デジイチとコンパクトデジカメはどれほど違うのだろうか。
 高いものは高いなりに、きっとものすごく違うに決まっている。
 そこらの田んぼを適当に撮ってみた。


 ちなみに「手が覚えている」などとうそぶいたわりには、露出だの絞りだのを忘れ果てていてちっとも使いこなせないので、全自動である。
 ただのオートと、緑などがきれいに写るとされる「風景」モードで試してみた。


 NICONコンデジNICON COOLPIX S600 ただのオート


 CANONデジイチEOS 50D ただのオート


 NICONコンデジNICON COOLPIX S600 「風景」オート


 CANONデジイチEOS 50D 「風景」オート

 ・・・・・。
 なんか色が・・・。どっちもどっち・・・。
 だけど、コンデジのほうが初夏の緑っぽいような・・・?


 いや、気を取り直して。
 きっと撮り方がまずかったのだろう。
 またの機会にちゅうことで。(汗)