5銘柄が最高値更新!!

昨日の東証REIT指数最高値更新を受けて、出だしから凄まじいロケットダッシュ全国高校駅伝「花の一区」における留学生ランナーの走り(ちなみに来年から留学生の一区起用はダメになるようだ)を見るようであった。月末の狂乱相場には慣れっこだが、『このタイミングは、ちと早すぎるのでは?』と疑問視していたところ、その後は潮が引くように右肩下がりに。神風は一瞬しか吹かなかった。その後一時的に盛り返したが、最後の失速が響いて惜しくも最高値更新ならず。箱根駅伝に出場する留学生ランナーのような「途中までは区間新間違いなし⇒最後は一気に失速し、よれよれでタスキ渡し⇒区間新どころか区間賞もダメ」パターンであった。

ちなみに今日最高値を更新したのは、プレミア(3営業日連続)、ニューシティ・レジデンス(同)、日本ロジスティクスファンド(同)、ビ・ライフ(4営業日連続)、日本アコモデーションファンドの5銘柄。連日組が目立ち、2極化が進んでいることを想起させる。

さて今日の「一瞬の神風」についてだが、考えられる理由の1つとして、昨日設定されたDIAMグローバル・アクティブ・バランスファンド(愛称:クラシックエイト 資産運用会社:第一ライフアセットマネジメント)の存在を挙げたい。設定日時点での純資産総額は約310億円(※これだけのお金を設定日時点で集められるファンドは希少である)。このうち10%をJ−REITに投資配分する旨公表されているから、約31億円分の仕込みが行われたはずで、インパクトはそれなりにあった筈。

明日は5月決算期銘柄*1の権利付取引最終日。渋い脇役的な銘柄ばかりだが、その中では野村不動産レジデンシャルに期待したい。親の七光り(=母体である野村グループのブランド力)で衝撃的なデビューを飾った後、やや伸び悩んでいる感があるが、このあたりで殻を破って欲しいものだ。

  • 今日の東証REIT指数:2605.98(-0.25)
  • 東証一部値上がり率ランキングランクイン銘柄(〜100位)
  • 個別銘柄ショートコメント
    • 森トラスト総合リート…昨日のブログで「”今期予想分配金>>前期確定分配金”が明日以降の値動きに少なからぬ影響を与えることは必定」と予想したが、それが見事に的中。
    • 日本ロジスティクスファンド…このところ急激な伸びを見せている。この銘柄は7月決算期銘柄だから、今後さらに買われる可能性あり。7月決算期銘柄は、東急リアル・エステートが押しも押されぬ長兄で、以下次兄にあたるのがこの銘柄、プロスペクト・レジデンシャル、ジャパン・シングルレジデンスは2人の兄に完全に霞んだ存在、これが森ヒルズリート上場前の状況である。しかし森ヒルズリート上場後は勢力図は一気に変わり、末っ子が一気にブレイクアウトし、長兄、次兄も押されっぱなしになっていた。ここへ来て長兄、次兄、末っ子の3人の力関係は均衡化しつつあり、その意味では9月決算期銘柄の3本柱、ジャパンリアルエステイト、グローバル・ワン不動産、森トラスト総合リートの関係に近くなっている。今後の3銘柄の切磋琢磨に要注目である。
    • 日本アコモデーションファンド…母体のブランド力は申し分なく、優等生的なイメージが付きまとう。それが同期のライバル、ジャパンエクセレントや森ヒルズリートの後塵を拝することになったのかもしれないが、ここへ来てその実力が見直されつつある。成長余力は高いだけに、今日の最高値更新がさらなるステップアップとなるだろう。
  • 個人としての資産運用状況
    • 強気の設定価格にやっと達し、連日の利確に成功。一瞬の神風を上手く捉えることができ、ラッキーの一言。保有分はゼロになったので、明日から仕切り直しである。
  • 今月の主なスケジュール
    • 25日:ジョイント・リート、2007/03期の決算発表。
    • 25日:日本ホテルファンド、2007/03期の決算発表。
    • 25日:リプラス・レジデンシャル、2007/03期の決算発表。
    • 25日:5月決算期銘柄権利付取引最終日。5月決算期銘柄権利付取引最終日。
    • 28日:5月決算期銘柄権利落ち
    • 29日:クレッシェンド第三者割当増資申込期日&払込期日。

面白blogリンク集

*1:ユナイテッド・アーバン、日本レジデンシャル、クレッシェンド、DAオフィス、阪急リート、ビ・ライフ、野村不動産レジデンシャル