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2006-08-15

[]公約に基づき私人として内閣総理大臣という肩書きつきで実行される心の問題

参拝それ自体もさることながら、過去5年間靖国参拝を巡って小泉が語りつづけたデタラメを、この社会のマジョリティが大目にみたことの方が問題かもしれない。


追記:すでに首相の行動様式が国民に影響を与えている、という報道が…(笑)

春日春日 2006/08/15 21:11 ウケました(^o^)<タイトル
 このように一句に凝縮してみると小泉首相の言動の支離滅裂ぶりが如実に現われますね。
 しかし、この支離滅裂がこの社会のマジョリティにとって大して問題とすべきに当たらない事なのだとしたら、結局のところ、日本では〈公〉と〈私〉の弁別が未だに確立していないという事でもあるわけでしょうか……。

ApemanApeman 2006/08/15 21:32 春日さん

ありがとうございます。

>日本では〈公〉と〈私〉の弁別が未だに確立していないという事でもあるわけでしょうか……。

しかしさすがに、「心の問題」と「公約」とが矛盾しないと考えるほど「〈公〉と〈私〉の弁別が未だに確立していない」とは考えたくないんですけどね…。とはいえ、靖国参拝を正当化するためなら手段は選ばん…ということでもこれまた救いがない…。

ApemanApeman 2006/08/15 21:54 タイトルに「いつ行っても同じだから8月15日に行なわれた」というのも加えておくべきだったかな…

4444 2006/08/16 00:55 「なんとかこの問題を大きくとりあげようとする勢力(がいるからいついっても同じだ)」とも言ってましたね。一国の総理がネットウヨみたいな陰謀論を語っちゃうんだからなあ。

ApemanApeman 2006/08/16 06:40 少なくともこの20年間内外で大きくとりあげられる問題でありつづけていたわけで…それに、そもそも「勢力」とは無関係に勝手に「政治問題」になるようなもの、人間の関与なしに自然発生的に登場する政治問題、なんて存在しませんよね。財政赤字だって「大きくとりあげようとする勢力」がなければ誰も眼を向けないまま放置されるわけです。本当に無意味なことしか言わないひとだなぁ…。

ブリーチャー・バムブリーチャー・バム 2006/08/16 10:44 はじめまして、いつもブログを拝見させていただいています。
高度な議論が多くてついていけないことが多いのですが、
今回の靖国神社への参拝でも小泉首相が持ち出していた「心の自由」について疑問を感じ投稿します。
小泉首相は憲法19条を根拠においているようですが、
私の持っている公務員試験のテキストには「心の自由」ではなく、「内心の自由」という言葉があり、内心にとどまる限りは絶対的に保障される、というようなことが書かれていました。
ということは、この場合小泉首相が「靖国神社に参拝しても良い」と心の中で思うことは19条で保障されるが、その思いを実際に参拝するという形に表すことは19条で保障されないということになると思うのですが、いかがでしょうか。
それとも首相の言う「心の自由」というのは従来の19条の考えには無かった独創的な概念なのでしょうか。
いずれにせよ、19条を根拠に靖国神社に参拝するというのは参拝を肯定する側から見ても無理があると思います。

ApemanApeman 2006/08/16 11:23 こんにちは。「ブリーチャー・バム(ズ)」というとリグレーフィールドの外野席に集うファンのことですが、野球お好きなんでしょうか?
さて、憲法(論)については私も詳しいわけではなく、むしろ常連のどなたかに期待したいところです。

>その思いを実際に参拝するという形に表すことは19条で保障されないということになると思うのですが、いかがでしょうか。

「心の中で思っている」だけでは争いは起きず、実際に訴訟の対象となったりする事件は誰かの「行為」を巡るものですので、参拝という行為が国家によって禁じられたり強制されてはならない、と解するべきかと思うのですが、いかがでしょうか。
しかし素人考えでも
・国家権力による国民の権利の侵害を戒める条項を、国家権力のトップにある人物が振りかざしている点
・公立学校教員の「起立・国歌斉唱」を強制したいひとほど首相の「心の問題」に寛大であること
は実に奇異であるといわざるを得ないと思います。

>いずれにせよ、19条を根拠に靖国神社に参拝するというのは参拝を肯定する側から見ても無理があると思います。

そうですね。誰も総理を辞めた後も参拝してはならない、とは主張していないわけですし。20条に関する裁判所の違憲を無視しておきながら19条に依拠するというのも極めて欺瞞的だと思います。

名無しさん名無しさん 2006/08/16 15:17 _

「靖国は日本の内政問題、介入せず」 米大統領副報道官
http://megalodon.jp/?url=http://www.asahi.com/international/update/0816/001.html&date=20060816144536
>首相の靖国参拝は日本の内政問題であり、米国は介入しない

中国は米国に対して靖国カードを使わなかったみたいですね。
だとすると次回大統領選、それと日本の参議院選がからむから・・・。
日本国民の民度が最悪の状態だと北京オリンピックを日本単独ボイコットだとかして世界に恥をさらしてしまうかも(ネットで騒いでいる連中にそれほどの力は無いとは思いますが)

>その思いを実際に参拝するという形に表すことは19条で保障されないということになると思うのですが

加持祈祷事件なるものがあるみたいです
http://www.uraken.net/houritsu/kenpo07.html
>基本的人権は、国民はこれを乱用してはならないのであって、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負う。

うし うし  2006/08/16 19:22 ネットでの反応は「中国、思い知ったか!」みたいなのが多かったですね。
靖国参拝が慰霊の為なら、もう少し落ち着いた反応をお願いしたいんですが。

>名無しさん
カードだ、ゲームだ、と言う前に、中国政府高官の後ろには数多くの戦争被害者がいる事を忘れないで下さい。

ブリーチャー・バムブリーチャー・バム 2006/08/16 21:11 レスありがとうございます。

>「心の中で思っている」だけでは争いは起きず、実際に訴訟の対象となったりする
>事件は誰かの「行為」を巡るものですので、参拝という行為が国家によって禁じら
>れたり強制されてはならない、と解するべきかと思うのですが、いかがでしょう
>か。

前回使った参考書『公務員試験地方上級国家脅錺丱ぅ屮覘機〃法(新装第2版)』(早稲田経営出版、以下『バイブル』)や『公務員Vテキスト3 憲法』(TAC)によりますと、内心を超えた場合に思想・信条の自由は次のような形で具体化されるようです。

‘団蠅瞭睛討了彖杰条の強制の禁止
特定の内容の思想信条を持つことに対する不利益取り扱いの禁止
D戚曚亮由(内心の表白を強制されない)

小泉首相の靖国参拝を例に取ると、靖国神社に参拝するべき(するべきではない)という考えを国が首相に強制したり( 法△修譴暴召錣覆ぞ豺腓麓鸛蠅箸靴討慮限を剥奪する(◆法¬国参拝についてどう思うかという見解を述べることを強制される()というような形になると思います。ただし、私見ですが『沈黙の自由』は公的な事項に説明責任がもとめられる首相に適用されるかは疑問です。
 また、『バイブル』には「法が一定の作為・不作為を命ずる場合、それに従うことが自己の思想や良心に反するときは、いかなる場合でもその法に従わないことができるとすると、政治社会は成り立たなくなるので、(中略)これは原則として認められない」とあります。「不作為」というのとは違うかもしれませんが、憲法20条で宗教的活動を禁止されているのだから、自分の思想信条を理由に参拝するのは20条違反だけでなく19条にも違反する可能性がありそうです。

以上は2冊の参考書をもとに書いたことなので違う見方もあると思いますが、それにしても「憲法19条が何を書いているのか」ということがほとんど論じられずに、「心の自由があるから参拝してよい」という考えをナイーブに受け止めているのは問題だと思います。「日の丸・君が代」など問題についても書きたいのですが長くなったのと、まとまった考えを作れていないのでここでやめます。

P.S. ハンドルネームはおっしゃるとおり、リグレーの外野席に陣取るファンからとりました。そんな熱心に野球を見るほうではありませんが、以前見たシカゴ・カブスの記事を見て愛すべき弱さに感動しました。せめて球場が残っている間にチャンピオンに…

swan_slabswan_slab 2006/08/17 08:53 すいません。ちょっと乱暴ですが、人権と政教分離についての私の考え方。
http://d.hatena.ne.jp/swan_slab/20051001/
猿払事件最高裁判決の論理との比較検討をしています。

ApemanApeman 2006/08/17 12:26 名無しさん

>日本国民の民度が最悪の状態だと北京オリンピックを日本単独ボイコットだとかして世界に恥をさらしてしまうかも(ネットで騒いでいる連中にそれほどの力は無いとは思いますが)

まあさすがにそれは大丈夫でしょうね。

うしさん

>ネットでの反応は「中国、思い知ったか!」みたいなのが多かったですね。

それこそ、戦没者のことなんてどうでもいいんじゃないの? と思いたくなりますね。保守派の人々はせめて
1.第二次大戦では、日本は軍事的に意味のない戦死者を多数出していること
2.その軍事的に無意味な死者を出したことに責任を負うべき人物も合祀されていること
を真剣に考えてもらいたい、と思うのですが。

ブリーチャー・バムさん、swan_slabさん
swan_slabさんのエントリを再読してからお返事差し上げます。

swan_slabswan_slab 2006/08/17 12:55 ちょっと多忙につきご紹介まで。
ブリーチャー・バムさんの提示している1〜3はほぼ教科書の標準的な見解と一致しています。ですが、学説・判例ともに現在のところまで、きちんと具体的事案に即して原理や準則を示している状況にはありません。

なお思想・良心の自由については、ドイツの良心的兵役拒否の判例分析を中心とした西原博史教授(早稲田)の『良心の自由』(出版社失念)という論文が有益です。最後のほうで君が代問題にも触れています。

ご参考にどうぞ。

ApemanApeman 2006/08/18 22:44 ブリーチャー・バムさん、swan_slabさん

swan_slabさんのエントリ再読させていただきましたが、「乱暴」どころか大変細かいところまで考察された議論で、私が拙速に何かを書いても蛇足にすらならないと思います。というわけで、この件は宿題ということにさせてください…。

健次郎健次郎 2006/09/27 08:47 憲法の基本的人権,特に自由権は国家と国民との力関係を前提としているのに,国家権力をいかようにも発揮し得る総理大臣が国民の自由権を立場を超えて援用する。
これって、右手のコインを左に移し,更にそのコインを右に移すトリックと似てないですか?

ApemanApeman 2006/09/27 10:28 健次郎さん

>国家権力をいかようにも発揮し得る総理大臣が国民の自由権を立場を超えて援用する。

裁判所の判断には素直に従うならともかく、靖国訴訟の高裁判決にせよ、先日の君が代・日の丸訴訟の地裁判決にせよ、バカにしているとしか思えない対応でしたしね。

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