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2007-10-11

[][]文部省教科書調査官の証言

捨身成仁日記 「そもそも集団自決問題は軍による島民虐殺をごまかすためにお上が持ち出したものだろうに」

駄文 「集団自決があったことそのものが疑われるのではないか?という疑問」

上記2エントリのソースになっているのがこちら。「集団自決」についての記述はもともと文部省(当時)の側から盛り込むよう「強制」した、という点について、文部省側の視点から裏付けておく。

時野谷滋、『家永教科書裁判と南京事件 文部省担当者は証言する』、日本教文社

副題が示すように著者は文部省の教科書調査官。同書202ページからが沖縄戦に関する著者の主張を扱っている。原告(家永)側が地裁に提出した著者(調査官)の口頭での告知の記録が引用されている(著者もその記録を承認したものと考えられる)。

(調査官)沖縄の県民の犠牲の問題なんですが、これも昨年末、いろいろ審議会でも論議されたところでございまして、すでに新聞などにも発表しておりますように、沖縄戦の全貌がわかるような書き方をしていただきたいということでございます。「そのなかには日本軍のために殺された人も少なくなかった」と。これはおっしゃるとおり、事実ですね。しかし、その損害の中の一番人数的に多いという、犠牲者が一番人数的に多い一般市民の場合は、やはり集団自殺*1というのが一番多いので、それをまず第一にあげていただきたいと。

(203ページ)

なお、ここで告知されているのは「修正意見」なので、書き換えを「強制」したと表現することに問題はない。

*1:原文は「自殺」にルビで「(ママ)」。

まちむらまちむら 2007/10/14 03:05 はてなのキーワードが変な感じなのでクリックしたらここまで来ました。・・・あなたのような感覚が本土の人の平均なのでしょうね、何歳か知らないが多分あなたが学んだ教科書には「集団自決」は日本軍によって強しられたものだと書いてあったはずですよ。そして沖縄タイムズなどネットで見られる全ての沖縄のメディアもはっきりそう書いている筈です。ググれば多くの証言も読めますでしょうに。しかしあなたはそううした「集団自決」の事実は知らないし、自分がそうした情報に接しているのにそれを信じず、非常に疑わしいと見ていますね。例え教科書に書いてあっても自分にとって不愉快なものは受け入れないとい事なのでしょう。非常に暗い気分になります。
実はここまではlovedogさんにも書いたことです、でもあなたに書きたいことはもっと厳しい事ですね、あなたのブログには戦争責任や南京虐殺とか非常に良識的な事が書いてある、そうした事に関心のある人であれば沖縄戦の「集団自決」について知らないのは恥なのではないですか?しかも問題が日本国内の事であり、十分情報があるにも関わらずそれを疑うというのは、より批判されるべき行為です。あなたがこのブログで何をしたいか知らないが常識的に考えれば、自分達の過去の過ちに責任をとると言うことをあなたもすべきでしょう。即ち南京虐殺の存在を認めるならそれについて日本国民として、責任を引き受ける。事実を認め謝罪し、同胞に知らせる。「集団自決」は国内ですが同じだと思いますよ、しかし事実を知ろうとしないし、あまつさえ疑い、また加害者を批判もしない。
 まああまり批判する気はありませんが、出来れば事実を調べてキーワードをあなたが納得のいくように直して欲しいものです。

rnarna 2007/10/14 04:28 >まちむらさん
なにやら勘違いされてますよ。冒頭でリンクされてるお二人もApemanさんも「集団自決」の実態が強いられたものだというのは否定してませんよ。このエントリは「集団自決」の実態があまり知られていなかった1982年に文部省が「日本軍による島民虐殺」を誤魔化すために虐殺のうち軍が直接手を下していない「集団自決」を虐殺とは区別して教科書に載せることを強制した、という話です。
文部省はそうすることで、多くの島民は自ら死を選んだ=日本軍による殺害ではない、と読まれる事を望んだわけです。現在では「集団自決」はその実態とセットで伝えられるようになり、もはやそういう誤魔化しは効かなくなっているのですが、1982年当時はそういう事情があったので「集団自決」を教科書に載せる意味が現在とは逆になっているのです。
# って話でいいんでしょうか? このあたり、buyobuyoさんとこ見て初めて知ったのですけど…

ApemanApeman 2007/10/14 09:33 rnaさん

># って話でいいんでしょうか?

少なくともbuyobuyoさんのエントリの趣旨はその通りだと思います。私は、たまたまこの本を最近買ったばかりだったので、buyobuyoさん、s_kotakeさんが依拠されているサイトの情報を、もう一方の当事者の発言によって補強しておこうと考えたわけです。lovelovedog氏の反応はいわば予想通りで、このエントリを書いておいた意味があったというものです。

まちむらさんへ。はっきり申し上げて、このエントリをどう読んだら

>しかしあなたはそううした「集団自決」の事実は知らないし、自分がそうした情報に接しているのにそれを信じず、非常に疑わしいと見ていますね。

となるのか、わからないですね。もちろん、このエントリ自体はもともと冒頭に提示した二つのエントリへの補足として目論まれており、これだけ読めば「なに言ってんのかわかりにくい」ということはあるかもしれない。しかしこのエントリの目的は明示してあり、リンクまで貼ってあるのですから、それら二つのエントリとあわせて読まれることを想定しています。そして、たとえばs_kotakeさんのエントリには

> 時代は徐々に沖縄戦をなかったことにする方向にシフトしている、ということが如実にわかります。
> その戦場を生き延びた人が徐々に高齢化あるいは鬼籍に入る中、歴史を作りたい人たちが沖縄戦をどのように扱っているか。
> まず集団自決として軍が殺害したことを糊塗し、その後「集団自決」すらなかったと路線変更する(イマココ)ことで、彼らが作りたい歴史はなんなのか。

と書いてあるわけです。そもそも、buyobuyoさんのエントリタイトル自体がlovelovedog氏によるキーワード編集に批判的であることを明らかにしており、わたしはそのbuyobuyoさんの論拠を補強するとして書いているのに、わたしとlovelovedog氏がつるんでるとかんがえるのはかなり奇怪なことです。
あなたは

>あなたのブログには戦争責任や南京虐殺とか非常に良識的な事が書いてある

と、あたかもこのブログのエントリをある程度ご覧になったかのように装っておられるが、その実10月12日付けの(すなわち翌日の)エントリすらご覧にならなかったようで。「まああまり批判する気はありませんが」などとおっしゃらず、批判がおありならぜひとも「丁寧に」やっていただきたい、とお願いしておきます。それから、lovelovedog氏のブログのコメント欄でも私に言及しておられますが、事実無根の記述は撤回していただきたい。

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