Hatena::ブログ(Diary)

Apes! Not Monkeys! はてな別館

2010-08-16

[]植民地支配も人災です

http://d.hatena.ne.jp/demian/20100814/p1

松尾氏の本は未読なのであしからず。

経済(学)がらみの話題をネットで追っていると人権とか環境といったイシューについてのシニシズムを見出すことがちょくちょくあります。つい最近もこんなこと言った国会議員がいました。

http://blog.guts-kaneko.com/2010/08/post_534.php

なるほど、“不況は人を殺す”でしょう。そして不況に「人災」としての側面があるなら、亡くなっていたかもしれない人を助けることもできるでしょう。しかしそれが“いま1万人を助けるために50年後に10万人が死ぬ”という取引ではないという保証――とは言わないまでも見込みがあるという確信をどうやって手に入れることができるか? 少なくとも環境問題についてシニシズムを丸出しにしている人間の発言からは無理です。

同様に、こんなことつぶやく人に“不況は人を殺すんです”とドヤ顔で言われても、いや植民地支配はたくさん人を殺しましたが? と返さざるを得ないですね。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2010/08/16 20:38 「植民地支配と言う人災による死」と違って「不況という人災による死」は、別に人災をやらかしてる人間も「不況」を是としてるわけではないですからね。
しかも松尾氏の政策をとれば不況がなくなるという保障もない。
それに好況時でも貧困による死人は出てますけどね。再分配問題とかスルーして、何でも景気問題に解消しようとするのはいかがなものか。
何なんですかね、この人。

usokiusoki 2010/08/16 22:10 この人、歴史問題に関心を持っていると反リフレ、それだけでなくデフレ肯定派だとまで見なすような態度でした。
リフレ派にこういう人がいるのなら、リフレ派政治家・エコノミストを支持しつつ、彼/彼女の歴史修正主義的主張を批判していくなんて路線は、元より閉じられていると言うしかない。

rawan60rawan60 2010/08/16 23:05 小泉・竹中路線が経済団体と結託した改正派遣法によって、かつて外国人労働者に押し付けていた非正規・搾取労働の対象を拡げてぼろ儲けしたことを不問に付して「景気対策」だけをいう心性の持つ意味。

ApemanApeman 2010/08/16 23:33 bogus-simotukare さん、rawan60 さん

いわゆるリフレ派が「再配分」に関して一致した立場を示しているわけではないですし、念のため付け加えるならネットで「リフレ」の旗を掲げていてここで問題にしているようなシニシズムに与さないひともいます。しかし(経済論壇全体の傾向として)この手のシニシズムにすごく甘いという印象は否めないんですよね。

>しかも松尾氏の政策をとれば不況がなくなるという保障もない。

現にデフレ下の不況がこれだけ続いているわけですから、インフレ目標という政策それ自体は私は否定しないんですが、だからといって金子洋一に投票するか? と言われたら「ノー」と言わざるをえないですね。

usokiさん

>この人、歴史問題に関心を持っていると反リフレ、それだけでなくデフレ肯定派だとまで見なすような態度でした。

その人にとってはリフレ支持と歴史認識問題に対するシニシズムは密接に結びついていて、それを他者にも投影しているってことですかね。
植民地支配の責任という問題を「カード」としてしか認識できないひとが「好況で人命が助かる」と説いても「それはどんなカード?」となりますわなぁ。

awawaaawawaa 2010/08/16 23:44 こちらのブログを愛読し、もちろん歴史修正主義にも批判的な者ですが、そんなぼくでもリフレ派の経済学者を信頼してますよ。岩田規久男さんと飯田泰之さんの著書が大好物です。松尾さんの本も一つ読みました。
ただし、金子某については彼のブログを読んだ際にぼくのポリティカルコンパスの政治軸が強くNO!を叫んだので、リフレ派でもなんでもない人に投票しました。
リフレ派を毛嫌いされているリベラルの皆さんには、とりあえず飯田さんの『経済成長って何で必要なんだろう?』を読んでいただければ、いわゆるリフレ派というのは新自由主義とかいうような、そんな冷たい感じのするものではない(んじゃないかな)と認めていただけるんではないかと。

hokusyuhokusyu 2010/08/16 23:55 私も別にインフレターゲット自体は積極的に反対してないわけですが、
実際問題として現在行われてる議論が「日本の」景気をよくしようというものである限り、
(世界的リフレ政策というものがあるのかどうか知りませんが)
それはどうしたってナショナリズムとしての性格を帯びるのであって
リフレ政策を部分的・戦術的には賛同しても「手放しで」賛同する「左翼」はいないんじゃないかと思います。
 
で、そうした左翼に対してリフレリフレリフレと言うことを期待されても困るというか、
twitterにも書いたんですが、http://twitter.com/hokusyu82/status/21240295647
リフレ派はネオリベや右翼ばかりじゃないんです!ちゃんとリベラルや左派で再分配とかも考えてるひとはいます!
っていうのであれば、現状は日本のリフレ派の声が大きい部分はネオリベばっかなんだから、
まずリフレ左派を自認する自分達がそういうのと内ゲバやってヘゲモニー握れよって思います。
 
だって、リフレ素晴らしいって言われても、実際あなたたちが言うようにリフレで景気がよくなったとしても、
それを実現するためにたとえばリフレ派新党をつくった場合、現在の情勢を見るに誰が党首になるか、とか、
社会政策や歴史政策、安保政策はどうなるか、そしてその中にいる「リフレ左派」議員がそれに対して
どのような態度をとるか・・・なんて明らかじゃないですか・・・・・・ねえ。

ApemanApeman 2010/08/16 23:59 awawaaさん

上のコメントをご覧いただければ私が「リフレ政策」を「毛嫌い」しているわけじゃないことは明白だと思いますが? 古くからの当ブログの読者の方であれば、ネットリフレ派の一部のひととは非常に良好な関係を取結んでいたこともご存知のはずです(あなたがご存じないとしてそれをどうこう言うつもりはもちろんありませんけど)。私が(そして私が知る限る少なくない「リベラル」が)毛嫌いしているのは人権・環境・歴史認識……といったイシューへのシニシズムです。

ApemanApeman 2010/08/17 00:06 hokusyuさん

>実際問題として現在行われてる議論が「日本の」景気をよくしようというものである限り、
>(世界的リフレ政策というものがあるのかどうか知りませんが)
>それはどうしたってナショナリズムとしての性格を帯びるのであって

例えば先日の金子発言にしたってこうした点についての疑念をかき立てるわけですよね。

>それを実現するためにたとえばリフレ派新党をつくった場合、現在の情勢を見るに誰が党首になるか、とか、
>社会政策や歴史政策、安保政策はどうなるか、そしてその中にいる「リフレ左派」議員がそれに対して
>どのような態度をとるか・・・なんて明らかじゃないですか・・・・・・ねえ。

そこで“不況は人を殺すんです”と脅しかけられても、“社会政策や安保政策次第でやっぱり人は殺されます”と言わざるを得ないですからね。

awawaaawawaa 2010/08/17 00:37 すみません。上のコメントを読まずに書き込みました。あれは、usokiさんrawan60さんのコメントを読んでのものです。


>私が(そして私が知る限る少なくない「リベラル」が)毛嫌いしているのは人権・環境・歴史認識……といったイシューへのシニシズムです。

リベラルならだいたいそうでしょう。ぼくは「リフレ派を毛嫌いされているリベラル」の人に言いたいことがあっただけです。

「ネオリベ」というような言葉遣いはともかくとして、ぼくも hokusyuさんのおっしゃる気持ちはわかるんですよ。リフレ派の田中秀臣さんがブログで某郵便学者の発言を肯定的に取り上げたときにはドン引きしましたし。
リフレ派に政治的右派が目立つことは確かに気になりますし、リフレ派だからといって松原仁に投票するなんてことは絶対にできません。でも、なんと言いますか、それでも「リフレ政策」に罪はないんですよ。

rawan60rawan60 2010/08/17 00:48 雇用(仕事がないよりはマシ)や経済成長や公務員叩きで「みんなの党」的な人気取りされてもねぇ・・・

森永拓郎にしたって、移民政策反対の理由を「外国人が差別されるから」なんて言って排外主義丸出しだった利するし。

hokusyuhokusyu 2010/08/17 01:38 >awawaaさん
というか「リフレ政策」そのものを毛嫌いしてる人ってあんまり知らないんですけど。
もちろん、再分配抜き・貧困対策抜きで金融政策だけをやろうって立場に対しては左翼はダンコ反対すると思いますが、
そうでないならば条件付で「リフレ」は手段としてやるという選択肢もあるんじゃない?って人が多いんじゃないですか。

で、それと「リフレ派」に対しての不信感はべつであって。
仮に政治的左派のリフレ派だったとしても、リフレ右派と一緒にリフレを訴えていて、
いざヘゲモニーを握ってさあリフレだ、となったとする。
でも多分リフレ右派の反対で再分配はできなくて、金融政策だけをやるか何もしないか、という岐路に立たされるでしょう。
そのとき、再分配できないならオレは降りるよ、と左派の人がいえるかどうか。
言えないと思いますよ。ていうか言わないと思いますよ、ぼくは。
たとえインフレターゲットだけだとしても何もやらないよりはいいのだ再分配はとりあえず後で、って言うと思います。
それ左翼にとっては最悪ですから、って話で。

hokusyuhokusyu 2010/08/17 01:46 だってインフレで恩恵を受けるのは基本的に勤労者であって、高齢者など貯金と年金で生活する人は逆に苦しくなりますからね。
年金はスライドするからいいかもしれないけど貯金はそうはいかない。
んで、「高齢者も投資すればいい」みたいなネオリベ言説とか「高齢者は金持ちだから逆にok」みたいな世代間格差というオカルトを信仰してないなら、
「まず」再分配か「同時に」再分配という話にならざるを得ないわけであって。

rawan60rawan60 2010/08/17 02:47 hokusyuさん

>たとえインフレターゲットだけだとしても何もやらないよりはいいのだ再分配はとりあえず後で、って言うと思います。

もしくは「降りた」ことによってヘゲモニーが逆転して、結局金融緩和政策だけして、あとは「個人消費して景気回復にお前らも協力しろよ」ってね。

BigHopeClasicBigHopeClasic 2010/08/17 06:50 少数派が内ゲバやれば、双方の派が理論をブラッシュアップし旗幟が鮮明になり、
理想的な展開をたどれば議論としては面白いものになっていくとは思いますが、
しかし同時にカルト化セクト化が進行して少数派の共食いになることも自明なので、
学問的視点からはともかく、政治の実践として選択するインセンティブは小さいなあと。

もちろん、理念なき妥協としての小異を捨てて大同につく、よりは、カルトセクトが共食いして
地上から消滅したほうがマシ、ということには同意しますが、なおその上で。
妥協って、安易な言い訳になりやすすぎるから、そう簡単に口にすることを信用してはいけないのも
その通りですが、なおその上で。
(妥協というのは、身も心も切り刻まれるような痛みの中でなされるべきもの、ということはあまり意識されていない)

学問の世界なら単独少数説でも光り輝くことは可能ではあるけれど。

BigHopeClasicBigHopeClasic 2010/08/17 07:11 補足として

「同一の政治的選好をもつ派閥内でヘゲモニーを握れなければ、異なる政治的選好を持つ
 別派閥に対して説得的になりえない」

ということはいえると思いますが、これはたぶん、もう少し別の系統での話でしょうか。
たとえばbewaadさんが主張されたような、「経済学界としてリフレ政策を主流にし、それをもって
政治に影響力を行使しよう」というような抽象的な局面。

そこから先の、政策実行レベルでの理念なき妥協は断固避けなければなりませんが、上記のような
レベルでの「安易な妥協」までを完全に否定しさることについては、ただちに同意できるとは
いえないのかなあ。

ApemanApeman 2010/08/17 10:40 まとめレスで失礼します。

>というか「リフレ政策」そのものを毛嫌いしてる人ってあんまり知らないんですけど。

まず思いつくとしたらそれは池田信夫だったりして、サヨクは関係ないだろ、とw
それはさておき、例えば
http://twitter.com/usoki/statuses/21140553563
なんかに現われているのは典型的な“現実の敵の矮小化&脳内敵の過大評価”でしょう。不況はそれ自体として倫理的に、あるいは生態学的に望ましい……と考える人間がいないとは言わないけど、現実の政治で影響力なんてもってないでしょ。左翼も含めたいていの人間は好況をそれ自体としては歓迎するのであって、ただ好況をもたらす手段としてなにが有効か(そもそもそうした手段があるか?を含め)、その手段に弊害はあるか(あるとしてどの程度か)といった点で見解が分かれている、というのが現状でしょ。経済学者でリフレに反対しているのはマル経系ばかり……というならまたはなしは別だけど、そんなことはないわけで(cf. http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100810/p1)。
左派にとってはやはり「再配分」が非常に重要な関心事なのであって、その限りで「リフレ政策」それ自体を「毛嫌い」する理由はないですからね。
8月11日の朝日新聞(大阪本社)夕刊は連載「イラク 深き淵より」でスティグリッツとリンダ・ビルムズが『世界を不幸にするアメリカの戦争経済 イラク戦費3兆ドルの衝撃』を出版するまでの経緯をとりあげてましたが、これだって hokusyu さん言うところの「ナショナリズム」的性格はしっかり帯びているだろうけど、それでも
http://twitter.com/hatenademian/status/20720499881
みたいな立場からは絶対に出てこない仕事でしょう。それで「人命」を盾にとられても……。

>この「某郵便学者」とは誰でしょうか?「郵便的」をキーワードにしている人のことでしょうか

これのことでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20100715#p1
コメント欄での「慰安婦問題」についてのやりとりなんかも非常に示唆的です。
http://yosukenaito.blog40.fc2.com/blog-entry-1894.html
こちら↑では「慰安婦問題」についてだけでなく「最高裁で憲法違反と判断された外国人地方参政権」なんて駄法螺も吹いてますね。

ApemanApeman 2010/08/17 10:48 >もちろん、理念なき妥協としての小異を捨てて大同につく、よりは、カルトセクトが共食いして
>地上から消滅したほうがマシ、ということには同意しますが、なおその上で。

別に「リフレ派はカルトだから消滅しろ」ってはなしではないでしょ。
http://twitter.com/hatenademian/status/20720499881
みたいな発言を許容する立場を左翼が積極的に支持しないとすれば、それは別に「リフレ政策」それ自体を敵視しているからとか「リフレ派」を誤解しているからではない、ってことですよ。
BigHopeClasicさんはブコメで「タコツボ」という表現も使ってますが、歴史修正主義と一線を画すことが「タコツボ」呼ばわりされることこそ異常な事態と言うべきでしょ。

ApemanApeman 2010/08/17 10:56 そもそも菅首相の談話は安倍内閣も含めて歴代内閣が踏襲してきた村山談話を超えるものでは基本的にないし、さらに言えばサンフランシスコ講和条約が示す認識の延長線上に当然予想される程度のものにすぎません。その意味で、本来であればこの社会のマジョリティが「積極的に支持」しないまでも「消極的には容認」していることになるはずのものです。言い換えれば、「タコツボ」に籠っているのは金子洋一なんかの方であるのがスジというものです。

NakanishiBNakanishiB 2010/08/17 12:57  先の書き込みを消しました、行わけをしないと読みづらいので

私の消した書き込み
>>awawaaさん
>>リフレ派の田中秀臣さんがブログで某郵便学者の発言を肯定的に取り上げたときにはドン引きしましたし。
 この「某郵便学者」とは誰でしょうか?「郵便的」をキーワードにしている人のことでしょうか、だとすればどういう発言かが気になるし、現象としてや個々の振る舞いの相似も気になります、彼らの個々の主張に聞くべき点がないとも思わないので。では。
>Apemanさん
 ブクマを見たらMidas先生が復活していましたね、Twitterは彼に実に使いやすそうですからそこでもご活躍願いたいですねw。

 「郵便学者」の件は「それとも切手の先生のことですか?」と付け加えようかと思って結局やめてしまいました。しかし保守的なのは気づいていたけれど彼がこれほど酷い発言をしていたとは知りませんでしたし、田中秀臣氏がわざわざそれにリンクして賛意を表するのも想像の外でした。えらそうに書いたわりに無知と怠惰を示してしまいました(^_^;)。どうもお手数かけすいません。
 それにしても近代史に学術的にコミットしているはずの田中氏が似たような意見はわんさと出ていたのになぜわざわざ「韓流好き」の内実が問われるような内藤陽介のエントリーを選んで擁護したのか理解できません。あるいは個人的関係でしょうか。
 「論点抱き合わせ」を批判するならこれほど平然と李下に冠を正してはいけないはずですし。同じエントリーに書かれたと言うのははるかに決定的ですから。日銀批判が「民意」の絶対化にねじれていったのでしょうか…。例の事件で「駄目押し」(稲葉振一郎)されてしまった田中氏についてはある程度好意的に取り上げたかったのですがこれは逆になってしまって…。どうも少し私もピンボケ気味のようで。とはいえ問題の位置はますます明白になったみたいです。

NakanishiBNakanishiB 2010/08/17 13:04  行わけしてみました、でもあまりチェックしていません(^_^;)。

 どうも、問題のエントリーですが私がもっとも気になったのは

>戦前に停滞と失業を味わった人たちは、高橋是清らの政策によって恐慌自体は脱したものの、結局その後高橋是清らを殺害し、諸外国へ侵略の手を広げ、広島・長崎への原爆投下と敗戦への道を突き進むことになりました。国外にも国内にも莫大な犠牲を生むことになったのです。こうした過ちを繰り返さないためにも私たちは今、どうすればいいのでしょうか。
 と実にまっとうな問いを自ら立てておきながら、それについて松尾氏の本の引用をして
>そうです。好況はいい。不況は悪いんです。しかも人災なんです。人災だということは、人智によって取り組む余地が大いにあるということなんです。ここにこそ希望があるのだと思います。
 という答えですませてしまっていることですね。

 上述の問いは実は私はあちこちで散々愚痴ってきましたし、現実に私が読んだ範囲でも田中秀臣氏はこの問題について歴史的に考えようとしたを「テロリズムと経済政策のレジーム転換」を「環 Vol.24・[特集]二・二六事件とは何だったのか」に寄稿しています(私にはやはり納得できないが)。

 それに比べてこのエントリーからは松尾氏が紹介された本の中でこのような問いをたてているかすらわからないし、まともに考えてまったく答えになっていません。
 このような結論のつけ方からはdemians氏が自ら書いた問いを本当は重視していないか、あるいは「15年戦争」も現在の(左翼が重視するような)社会問題の放置や悪化も仕方がないと思っているのでは、と私なぞは思ってしまいます(さらにだったらはっきりいえばいいのに議員じゃないんだからと)。

 とりあえずこれでは「左翼」(というか一定の事情を知っている人には)にはdemian氏の何をおいても「リフレ」という決意表明のメッセージを松尾氏の本の論点以上に届けてしまうでしょう。
 問題はなぜこのようなことが起こるのか?です。やはり「リフレ派」という「現象」がこの十数年に起こった大小の「〜現象」の「続き」としても捉えなおされねばならないことを意味していると思います。
 もちろん私もそうである以上同じ条件に捕らえられているし(あえてここではネオリベと言っていいでしょう)、それに対して出来たことがあまりに少なかった(私自身については無能と怠惰とメンヘルのせいですが)ことはきちんと考えなければならないと思います。

 まあこれだけでは決意表明でしかないので、個々の言説や事件ををきちんと追っていくことと現実の問題を認識することと理論的な問題をきちんと提示することが必要なのですが…。どうもへたれですいません。

ApemanApeman 2010/08/17 17:57 NakanishiB さん

> 「論点抱き合わせ」を批判するならこれほど平然と李下に冠を正してはいけないはずですし。同じエントリーに書かれたと言うのははるかに決定的ですから。

例えば「最高裁で憲法違反と判断された外国人地方参政権」なんてのが駄法螺だということは、レイシズムの眼鏡をかけずに新聞を読んでいる人間にとっては自明ですからね。日本のアカデミズム(ないし論壇)には、こうした明白なレイシズムから距離をとる必要を感じない鈍感さを許容する土壌がある、ということです。

usi4444usi4444 2010/08/17 19:47 bewaadさんのところで初めてリフレを知った私には
金子某の話は、なんじゃこりゃ!という感じです。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-4386.html

リフレ政策は、別にバラ色の政策と言うわけではないわけで
リフレ政策が実行され色々な社会問題が生じた場合、
hamachan先生が言うところの「りふれは」に対処できるのかどうか。

ApemanApeman 2010/08/17 23:11 usi4444さん

>bewaadさんのところで初めてリフレを知った私には

私もそうなんですよ。“リフレとシニシズムは必然的に(ないし高度の蓋然性で)結びついてるわけじゃない”という信頼をつなぎ止めてくれていた論者の1人だったんですけど、それこそ「内ゲバ」でパージされそうな状況ですよね。

tatatata 2010/08/18 00:37 bewaad氏は山形浩生氏同様、イラク人質事件に関して人質家族に強い不快感を表明されていましたが、
その点はいかがでしょうか?

tatatata 2010/08/18 00:53 night_in_tunisi氏も不快感を感じて当然と考えているようです

http://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-518.html

katetakekatetake 2010/08/18 01:08 烏蛇(crowsepent)さんがまとめを作成されていました。(hokusyuさんとなんばさんの対話が中心とのこと)

http://togetter.com/li/42380

ApemanApeman 2010/08/18 09:51 tata さん

私の見解をただそうというのであれば、問題の発言のソースを示して下さいよ。
彼は左翼を自称してもいないし実際左翼でもないわけで、見解の不一致が多々あるのは当たり前でしょう。女性戦犯法廷やアジア女性基金に対する評価などはその例で、後者についてはエントリを書いたこともあります。

katetake さん

ご案内ありがとうございました。

ApemanApeman 2010/08/18 11:18 追記です。

>night_in_tunisi氏も不快感を感じて当然と考えているようです

その人は知りません。

うふふうふふ 2010/08/18 14:10 歴史修正主義っていうのは、要するに、
例えば日韓併合が強制的だったとか、
日韓併合違法/無効論を唱えさせるところのものですよね。

ApemanApeman 2010/08/18 14:48 はいはい、ご苦労さん。

usi4444usi4444 2010/08/18 18:58 >tataさん

もしかしたら誤解かもしれませんが今までの言動から考えてbewaadさんは
イラク人質事件の人質家族に強い不快感を持っていて
国のリソースが限られているとの山形浩生氏の認識に同意していたとしても
だから人質は見殺しにしろとか、
個人情報を暴露されて被害を受けても知ったことじゃない自己責任だとは
言わない人だと考えています。
bewaadさんのそう言った姿勢が立場の違う人からも信頼されていた理由だと思います。

usokiusoki 2010/08/18 21:26 bewaad氏に関しては私もイラク人質事件の時の言動が記憶にあって、よい印象を持っていません。
以下に引用文あり。
http://d.hatena.ne.jp/dokusha/20040421#p4

skywave1493skywave1493 2010/08/18 22:01 このセンセイの
>我が国の国民世論が納得できるような談話でなければならないことは、当然であります。

日韓の話なのに両国では無く「我が国」の世論が納得出来るだけでは意味が無いでしょうに。

>戦争により多大な損害と苦痛を与えたことへの反省を共有

と書いておいて

>韓国を始めとする友好国と実りある未来を築

きたいのならなぜ今回の談話はおろか村山総理談話および小泉総理談話まで疑問を抱かないといけないんでしょうかね。これでは反省は口だけで本音では過去の歴史を認めたくないんだなと思われて当然でしょうね。

個人的には金融緩和は景気の底抜け防止や銀行の資金繰りには貢献しても、今回のサブプライム危機以降の米国等の需要の先食いによる反動や人口減などの物理的要因の改善は中々難しいと思います。

ApemanApeman 2010/08/18 23:08 usoki さん

ご教示ありがとうございます。「よい印象を持っていません」というのはよく理解できます。アジア女性基金(正確にはむしろ大沼保昭氏の著作の評価)をめぐる件で示した通り、氏に関してはなんでも見逃すという態度をとってきたわけではありませんので。

skywave1493さん

>日韓の話なのに両国では無く「我が国」の世論が納得出来るだけでは意味が無いでしょうに。

「他国に利用されるような談話」ではいかんとかも言ってますけど、なんの談話も発表しなければその不作為を「利用」されることはないのかよ、と。

>個人的には金融緩和は景気の底抜け防止や銀行の資金繰りには貢献しても、今回のサブプライム危機以降の米国等の需要の先食いによる反動や人口減などの物理的要因の改善は中々難しいと思います。

形式的には経済政策と歴史認識問題とは独立かもしれませんが、植民地支配責任についてどういう態度をとるかは他のさまざまな問題に対する態度を推測するよすがになりますからね。「慰安婦」問題について「あれは商行為だろ」みたいな輩ときっちり一線を画さない人間が性差別解消のために熱心に努力するとは思えないし、そうなれば少子化についてもどうせろくなこと考えないだろ、と。

usi4444usi4444 2010/08/19 01:06 usokiさん
懐かしい。リンク先の「うし」という発言者は私です。
後にkanryoさんが職場で受けた仕打ちに予言じみたことを言っているなあ。
bewaadさんはそんなこと言っていたんですね。忘れていました。山形浩生氏の発言が酷過ぎて霞んじゃったのかも。
それにしても「自業自得」ですか。
http://twitter.com/hidetomitanaka/status/19075809286
私はbewaadさんもkanryoさんもイラク人質事件の被害者も「自業自得」だとは思っていません。

NakanishiBNakanishiB 2010/08/19 14:23  どうも、usokiさんの示したURLを見てちょっと驚きでした、書かれた時点が極めて早いのと断片だけなのでその後の展開がわからないのでまだちょっと判断をしづらいところがあるのですが、当時は私はbewaad氏はある程度保守的だけれどきちんとしている人、kanryo氏はシニシズムと現状追随丸出しのありがちな人という判断でそもそも公社は読まないという感じでした。こちらは同じブログで続いていた(これ自体今知ったわけですが)ので香田さんの事件まで調べられましたが、kanryo氏の発言の下劣さと軽薄さにはあきれ返りました。いやよく問題にならなかったなと。小泉全盛期とはいえあれを官僚の個人的意見として公開してしまうのは…。あれが当時の雰囲気だったんですね。

>usi4444さん
 孤軍奮闘お疲れ様でした(いまさらですが)。正直いてここのところの突込みが足りないとかやや勇み足かとも思ったりしていましたが、そもそも恥を知らない相手ですから難しかったでしょうね。ちなみにkanryo氏の職場で起こったことの概要などわかるところはありませんか、ブログと関係あるんでしょうか?。ほとんど関心を持っていなかったのでわからなくて。余計なことすいません。失礼しました。

ApemanApeman 2010/08/20 00:11 usi4444 さん、NakanishiBさん

まあ私にとって bewaad 氏は「人権擁護法案へのレイシズム丸出しのアンチ・キャンペーン」への再反論を通じて知った(知り合った)人ですので。ブログ初めて間もない頃に知り合った人の1人でもあるという点で“私情”がはいっているだろうことは自覚してますし、だから「ここは異論を述べておくべき」と思った時には意識してそうしてもいますが、他方で例えば山形浩生と一緒くたにされたら「それは違うだろ」と言うつもりです。レイシズムや歴史修正主義は「それはそれ、これはこれ」と割り切れない問題であるが故になにがあろうと松原仁には投票できないということの裏返しとして、たとえあれやこれやの点で見解を異にする人であっても敬意を払うべき人にはきちんと敬意を払うことによって私自身が党派性の罠をある程度免れることができるだろう、と思っているわけです。極めて個人的な経緯によってですが、私にとっては bewaad氏がそういうブロガーの1人であった、ということです。

usi4444usi4444 2010/08/21 00:58 当時bewaadさんはイラクの人質三人に対して「運動家の」「奴ら」とステレオタイプな見方をしてしまった様に見えます。
最近ボスニア紛争の体験記を編集全文転載して紹介されていたことから考えて、一時の気の迷いだったと思いたいです。

>NakanishiBさん
>ちなみにkanryo氏の職場で起こったことの概要などわかるところはありませんか、

いつどこかは忘れましたが、ネット上の発言が載ったビラを職場でばら撒かれたとのブクマを見た記憶があります。
勤め人はこれをされるとキツいです。

usi4444usi4444 2010/08/21 19:56 >NakanishiBさん
kanryo氏とは別人のお話だったようです。すいませんでした。
http://b.hatena.ne.jp/kuborie/20100722#bookmark-23419491

NakanishiBNakanishiB 2010/08/22 11:54 >usi4444さん
 どうも、わざわざ調べてくださってありがとうございます。正直言ってあのkanryo氏のブログの内容は匿名のままでも問題にされるべきで、実名とセットで公開されるべきとすら思ってしまいます。

>勤め人はこれをされるとキツいです。
 私はこの辺の実感がほとんどわからないんですね、だからbewaad 氏のされた問題も相手の振る舞いのいやらしさのほうに眼が向いてしまいます。では、とりいそぎすいません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証