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2011-02-12

[]アパグループ第3回「真の近現代史観」懸賞論文、受賞作決定

最近の某皇族ワナビーのツイートをきっかけに第2回の「真の近現代史観」懸賞論文のことなど思い出しておったわけですが、第3回の受賞作も決まっておったんですな。ひとさまのブクマ経由で知りました。

http://www.apa.co.jp/book_report3/index.html

今度の最優秀賞受賞者はチャンネル桜のキャスターということなんですが、受賞作をみると回を追うごとに“出力”が弱まってる感じですね。しかしそれは裏を返せば「一見して違和感を感じる人が少ない」ということでもありますから、より悪質と言えば言えます。題材となっている遺骨収集事業それ自体(事業のあり方は別として)には異を唱える人がまずいないであろうからなおさらです。まあゴマカシのタネは陳腐きわまりないものですけど。

私は「日本軍は侵略をした悪い人達。謝罪をしなければ」と言っている全ての人達にこの状態を見てもらいたい。そして問いたい。「この戦車にしがみついている首のないご遺骨を見ても、日本軍が悪かったと思いますか」と。「布団を体に巻いて戦車の下で爆死した十代の少年のご遺骨を見て、それでも謝罪談話を出すべきだと思いますか」と。

むしろこちらが「布団を体に巻いて戦車の下で爆死した十代の少年のご遺骨を見て、それでもなおあの戦争は間違っていなかったと思いますか」と問いたいですね。

それにしても、第2回の最優秀賞受賞作は第1回に比べて「論文」の体裁に近づいていましたが(なんと言っても註がついていましたから!)、今回はまた「感想文」に逆戻りです。こういうものを「論文」と呼ぶのは教育上悪いですね。日本の若者の知的水準を低下させようとする陰謀でしょうか。

Gl17Gl17 2011/02/12 14:06 引用に上げられてるようなケースは、まさに私がサヨクになっちゃった動機として典型の一つですね。
そういう戦争を強いた責任者を問責せずしてどうすんのっていう。

ApemanApeman 2011/02/12 16:15 私自身もそうですけど、「先の大戦」に対する否定的な評価をガ島・ニューギニア・インパール等々で刷り込まれた人間というのはけっこういるんじゃないですかね。「日本軍の戦争犯罪」を私が初めて意識したのはそれより後、『悪魔の飽食』がベストセラーになって以降のことですから。まあ言ってみれば知らぬ間に加藤典洋の罠にはまっていたとも言えますが(^^;

rawan60rawan60 2011/02/12 17:39 戦争による無残な死や遺族の悲しみといった共通項を持って、侵略戦争や拡大・植民地主義、その継続性などの罪悪が無化されるのなら、およそどのような戦争や大虐殺に対しても一切の非難も反省もありえないわけですが、程度の差こそあれ、日本の様々な分野における戦争表現において「侵略」「無謀」を抜きにして「被害性」だけをことさら強調するありようというのは、かなり一般化していますね。
端的に言って、引用文のようなものは、無残な戦死者をその原因である責任を隠蔽するために利用している冒涜以外の何ものでもないはずなんですけどね。

ApemanApeman 2011/02/12 18:26 >戦争による無残な死や遺族の悲しみといった共通項を持って、侵略戦争や拡大・植民地主義、その継続性などの罪悪が無化されるのなら、およそどのような戦争や大虐殺に対しても一切の非難も反省もありえないわけですが

しかも愚劣な作戦を立てて自国民をたくさん殺せば殺すほど免罪が容易になる、という仕掛けですからね。
「この戦車にしがみついている首のないご遺骨を見ても、日本軍が悪かったと思いますか」って、その光景見て「日本軍が悪かった」と思わない方がどうかしとるとしか言いようがないですわ。

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2011/02/12 18:46 明らかに出力不足ですね。
竹田先生のフライング・サーカスを鑑賞したあとではなおさらそう感じられます。

skywave1493skywave1493 2011/02/12 19:33 僕もええっ!これで論文なの?単なる感想かレポートじゃん。と思いましたね。こんなので賞金300万なら俺も何か書こうかなと(笑)そもそも日本軍が行った行為と個々の兵士の行為とをごっちゃにして論じるという時点で失格ですね。朝鮮戦争で北朝鮮側の英雄的な戦いぶりを紹介して「これでも北朝鮮は悪いと言うのですか?」って言ってるようなもんです。毎度の事ですが、なぜこの手の人達って自分達の都合の良い構図しか目に入らないんだろうといつも思いますね。

ApemanApeman 2011/02/12 20:26 tikani_nemuru_Mさん

キャラの立ち具合からして第1回、第2回の受賞者とは格が違いますしね。しかし出力不足だからこそ、欺瞞の根深さが際立つとも言えそうです。

skywave1493さん

>こんなので賞金300万なら俺も何か書こうかなと(笑)

それらしいものを書くのはソーカルの場合に比べると飛躍的に簡単ですよね。まあ極右人脈の互助制度みたいな賞ですから内容がどれほど“すばらしい”ものでも300万は難しいと思いますがw

>毎度の事ですが、なぜこの手の人達って自分達の都合の良い構図しか目に入らないんだろうといつも思いますね。

マクロな視点から血眼で探せばどんな戦争にだって「いいはなし」をいくらでも見つけられますからね。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2011/02/12 20:59 個人的には優秀賞の高田純が気になりますね。
ろくな根拠もないのに「中国が新疆ウイグル自治区で実施した核実験によってウイグル人など19万人が急死」だの「だから日本人のシルクロード観光は危ない」「シルクロード番組を造ったNHKが許せない」(さすがにNHKが取材するような観光地では核実験をやらないだろうし、それで日本人観光客に健康被害が出るようならもっと大騒動になるでしょうに)だの言っちゃう人のようですから(ウィキペ「高田純」による)
田母神なみの高出力電波が味わえるのではないかと。

凡人69号凡人69号 2011/02/12 21:40 佳作に名を連ねる諸橋茂一という人は、確か元谷氏やタモちゃんのお友達でしたね。
まあ、なんと麗しい友情なこと(棒読み

名無しさん名無しさん 2011/02/13 01:56 >「侵略」「無謀」を抜きにして「被害性」だけをことさら強調するありようというのは、かなり一般化していますね

ネトウヨの連中が「日教組が〜」と連呼してますが
夏休みの出校日に平和授業の中で聞かされたのは原爆、米国、ハワイ・・・ぐらいなもんで中国という単語はあったかなかったか。南方進出は皆無だったような・・・

ApemanApeman 2011/02/13 09:10 bogus-simotukareさん

私は彼の書いたものを一度も読んだことがありませんから「ろくな根拠もない」のかどうか知りませんし、一般論としていえば核実験の影響を過小評価してはならないと思いますが、少なくとも「極右とつるんで平気」な人物であることは明白ですね。
しかし核実験による環境汚染、健康被害を強調すると「日本も核武装を!」って主張する時に足かせになるんじゃないですかw

凡人69号さん

その人は第1回でも寡作に入ってますね。「アインシュタインの予言」ビリーバーだそうで。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20081104/1225795784

名無しさん

>ネトウヨの連中が「日教組が〜」と連呼してますが

第2回の最優秀賞受賞者におかれましては、「日教組の陰謀で近現代史を教えないようにしている」という新理論を主張しておられますw
http://twitter.com/takenoma/status/36237813322088448

赤猫赤猫 2011/02/14 18:41 第2回の最優秀賞受賞者におかれましては、『竹内文書』も信じておられますwww


http://twitter.com/#!/takenoma/status/35409120215572480

> 記紀は天皇の命により政府が編纂したものですが、『竹内文書』はそうではないため、学問的性質が違います。
> しかし、それぞれ独立した価値があると思います。また『竹内文書』が記紀を補完でいる部分があるのではないかと考えます。

ApemanApeman 2011/02/14 21:35 >> しかし、それぞれ独立した価値があると思います。また『竹内文書』が記紀を補完でいる部分があるのではないかと考えます。

竹内文書なんて竹田宮家再興にこれっぽっちも役立たないと思うんですが、そんなものにまでべんちゃら使うってのは、ガチでバカなんでしょうねかね。

jazirat_sinajazirat_sina 2011/02/14 22:52 >「日教組の陰謀で近現代史を教えないようにしている」
これが本当なら連中曰くの「自虐史観」など教えられていないはずですが…?
日教組に泣いて感謝すべきでしょう(笑)

なお佐波嬢は美しいですね(笑)
肝心の中身はカラカラチンのようですが…
こういう純粋系統のバカって、”プロ”より始末に負えない奴が多そうです。

坂本真一坂本真一 2011/02/15 12:20 >「日教組の陰謀で近現代史を教えないようにしている」

 日教組が朝鮮民主主義人民共和国と中華人民共和国と大韓民国(韓国政府は戦後反日より反共を優先してきたはずだが?)から「日本帝国主義犯罪全書」に相当するような本を百万部ほどもらって全国の学校図書館と生徒達に配ったというのなら、そういうことも信じますがねえ…。
 (まあ、中華人民共和国はやろうと思えば日教組を通さずとも日本の図書館に配ることは可能だと思いますが)

ApemanApeman 2011/02/15 12:50 jazirat_sinaさん

>これが本当なら連中曰くの「自虐史観」など教えられていないはずですが…?

教えても日教組のせい、教えなくても日教組のせい。日教組ってどれだけすごい力もってるんでしょうねw

坂本真一 さん

>まあ、中華人民共和国はやろうと思えば日教組を通さずとも日本の図書館に配ることは可能だと思いますが

そんなベタなことをやっても思うような効果などない、ってことも当然理解しているでしょうね。

坂本真一坂本真一 2011/02/15 18:42 Apemanさん
>そんなベタなことをやっても思うような効果など…

一定の効果はあると思いますけれどね、何度も繰り返し行わないと効果はないでしょうね。そもそも極右の皆さんは、「特定アジア(ですよね)」3カ国の行為を過大評価しすぎですよ。1990年以降3カ国のうち2カ国(中華人民共和国と大韓民国)の政府が外交ルートでどれだけ戦争責任解決を試みたというのでしょう(尹貞玉「平和を希求して」に、戦争責任問題にかんして妥協的な発言をした金大中大統領に対して挺対協が抗議した件が書かれてます)。

>日教組ってどれだけすごい力もってるんでしょうねw

山野車輪「嫌韓流」の2か3に、「日教組はマルクス主義者の集団で、ソ連が崩壊して反日教育しか拠り所がなくなったんだ!」とかいうことが書かれてました(過大評価しすぎだよ、お前はMMRのキバヤシか!と私は突っ込んでしまいました)。こんなのをまじめに読む人がいるのかと思いましたね。

 話がそれますが、排外主義マンガを60万部売った山野車輪もこの懸賞論文の受賞者と同じレベルでしょう。「嫌韓流」には統一教会に関して「罪悪感を持っている日本人は入信させやすいんだ(証拠があるのか?)」とか「(著者が韓国に行って)キリスト教会がたくさんあったよ(前後の文脈から韓国にいわゆる「カルト宗教」が多いと思わせようとしている表現)」とかいうことを書いてます。後者は訴えられてもおかしくない表現でした。ほかにもめちゃくちゃなことが書いてました。

追記:安倍晋三の祝電の件について触れているので統一教会が「反日」か「親日」かつじつまがあわなくなっているのは、ギャグなのかと思いましたね)

TeruTeru 2011/02/15 22:54 >嬢は美しいですね(笑)
>肝心の中身は

「備えよ常に」で予備自衛官職を格付けに使っているのであれば、
平時ゆえの長髪を結んでいない姿で、受賞写真に出ているのはどうなのでしょうね。

この辺りは日本国が「陸」自の「予備」自衛官を使う状況とは、
軍事的には(空・海とも相手優勢かつ消耗戦で)末期的な状態を意味するという、
認識自体が無いように見えます。

他方、毎日新聞には「防衛大学校長」の名で確信犯ではないかと思われる論説が掲載されています。
http://mainichi.jp/select/opinion/jidainokaze/news/20110213ddm002070069000c.html
ポイントは、まず「実際に起こり得る状況を想定して日米共同演習が行われている」としつつ、
その演習内容に踏み込んでいない点。
次に、「沖縄本島より先はほとんど無防備」と結論付けつつ、
地上の防衛施設および自衛隊配置のみを論拠としている点でしょう。

果たして、「遠隔地で制空権の確保ができない」艦艇郡で、
http://www.geocities.jp/bbhusou/siswar/modern06.html
航空自衛隊や海上自衛隊の(秘匿性優先の原潜すら行動が追える)行動圏内で揚陸まで可能なのか、
防大関係者なら、ガ島やアルゼンチン・イギリス間の諸島紛争を例に出して述べる程度の知見は、
求められてしかるべきでしょう。

それなら偽装「漁船」だ「民兵」だというなら、
むしろ薄く広く洋上をカバーしている海上保安庁(他国の国境警備隊相当)にテコ入れすべきとも思えます。
しかし、それでは自衛隊の仕事(防災を付け加えている)を創造できないので、
防大としては海保の将来像に言及するのは、選べなかったのではとも思えます。

TeruTeru 2011/03/24 21:16 今回の震災を機に「一見して違和感を感じる人が少ない」が、
危うい主張が表に出てきているようです。

>一体どこから来るのか、自衛隊員の半端ではない使命感
>2011.03.22(Tue) 桜林 美佐
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5688?page=3
特に、「震災経験-現役自衛官-国難-使命感-特攻隊」を「誇り」として引用しています。

この筆者「桜林 美佐」氏のオフィシャルウェブサイトまで参照すれば、
http://www.misakura.net/profile.html
「キャスター(日本文化チャンネル桜)」兼、
「防衛省主催「防衛生産・技術基盤研究会」の有識者メンバー」という、
歴史認識上は、両立不能となりそうな立場を兼務しています。

おまけに、3月21日のblogでは
>「なぜ、国民を守るべき自衛隊が『支援』だと言っているのか」ということで、
>私自身、答えに窮してしまった。
など書き、内閣-行政(自衛隊)が東電(原発とて、私企業所有物)に対し行動する以上、
まずは、所有者である東電側の要請を政府が受け、政府から自衛隊に支援命令が出るという、
統治構造を失念しています。
>そういうことが、最もキライであろうメンタリティの現政権
という書き方からも、制度設計より現場の心情の方に沿いたいという、
感情論で(多分、暴力装置という統治設計における表現の由来を全く誤認して)動いていることが伺えます。

キャスターはもちろん、公的機関に関わるものが、
歴史認識以前に、現行統治制度の構造を知らず、他方「ファイナルアンサー」を求めているようです。

>米国「トモダチ作戦」が照らし出す日本の有事対応能力の限界
>2011.03.23(Wed) 北村 淳
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5691?page=4
こちらでは「シビリアンコントロール能力」の発揮を、
政治的指導者による「軍人としての名誉」の公認から求めてみたりしています。

なお、10万人は現在の自衛隊の約1/2にあたりますから、
通常任務を続けつつ、定期的に要員を交代させる事を考えれば、
内閣から「最大限救援に派遣しなさい」と命じられ、自衛隊側は概算で最大限応じたのでしょう。
後者の筆者は、軍事的素養がゼロの現政権と断言しつつ、
では軍事的に適正な検討を経たら派遣人数を減らすべきなのか、そこには確信犯的に踏み込んでいません。
少なくとも、「御嘉賞」よりは補給の方が長期的には士気に効く、今回の自衛隊の活動方針はそうなっていると私は思っています。

付言するなら、「水陸両用戦能力」として、
現に陸海空自衛隊は統合運用(救援部隊では陸が海空も指揮下)されており、
「各種ヘリコプターを多数搭載することができ」る「ひゅうが」を空輸拠点のひとつにしたり、
架設部隊(工兵)に重機を渡河させる等が実施されています。

少なくとも、自衛隊車両がガス欠を多発させたとか、
風呂の施設を持ち込んだが水や燃料(風呂を沸かすのは大量の燃料を要する)が無く使えなかったとか、
そういう話は今のところ出てこない訳ですから、ある程度の展開能力は実証されている様に思われます。

TeruTeru 2011/03/25 21:53 >軍事的に適正な検討を経たら派遣人数を減らすべきなのか

2011/3/23 20:51付けの日経記事「被災地派遣の自衛隊員、順次交代 防衛相「疲労ピーク」」によれば、
>10万人の派遣規模の縮小も視野に柔軟な部隊運用をしていく考え 
を防衛相が示したと論じています。

この次に、2011/3/24 23:53付けの日経記事「「自衛隊員の活動は極限」 統合幕僚長が訴え」では、
空前の派遣規模の為、交代要員に乏しく、
>火箱芳文陸上幕僚長は同日の記者会見で「今の配置の中で代えていく」と説明。
したそうです。

他国(それも単独で大規模上陸戦が出来る、特異点である米軍)ならこうだという記事を書くぐらいなら、
予備自衛官の招集があった点を指摘し交代要員不足
(予備自衛官は現職の約1/4であり、それこそ米軍の水準からすれば明らかに不足)になるとして、
派遣長期化対策を述べてもよかったのではないかと思えます。

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