Hatena::ブログ(Diary)

Apes! Not Monkeys! はてな別館

2017-08-11

[]「毛沢東は日本軍と共謀 阿片で巨利!」?

今年の5月、次のようなコメントを頂戴しました。

Question 2017/05/06 12:45

慰安婦で思い出したのですが、「韓国民に告ぐ!反日という甘えを絶て」という本を書いた金文学が

15年戦争関係でWikipediaの毛沢東で引用されていて

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E6%B2%A2%E6%9D%B1

>毛沢東は裏で日本軍と手を結び、蒋介石と日本を戦わせて漁夫の利を得ていた。

>延安で八路軍が栽培していたアヘンの販売で日本軍と結託していた。

>また積極的に占領区内の日本軍と商売を行い、晋西北の各県は日本製品であふれていた。

>中共指導者と日本派遣軍最高司令部の間で長期間連携を保っていた。

>毛沢東の代理人は、南京の岡村寧次大将総本部隷属の人物であった

>引用:金文学「毛沢東は日本軍と共謀 阿片で巨利!」『歴史通』2013年1月号

(http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20170430/p1#c1494042340)

どうせ与太話だろうとは思ったのですが、念のため『歴史通』の当該記事を入手してみました。それによると、ウィキペディアにある記述は辛灝年という人物の『誰是新中国』という本(1999年)に依拠したとされています。書誌情報からして怪しげな本なのですが、ややこしいことに

辛灝年の方はさらにその主張をタス通信特派員ピョートル・ウラジミロフの『延安日記』に依拠して行っている、と金文学はしています。だったらこんな伝言ゲームのようなことはせずに、最初っから『延安日記』を持ち出せばよさそうなものです。現在は品切れとはいえ、『延安日記』はサイマル出版会から邦訳が刊行されていました(上下巻、1975年)。どうも“ソース・ロンダリング”くさいですね。

以上、とりあえず途中経過のご報告まで。

米版金文学米版金文学 2017/08/12 20:08 金文学と同類のマイケル・ヨンに騙されている人発見!

ハンギョレの慰安婦の記事のfacebookコメでこんなのが
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/28159.html
>Masaya Sawada 静岡県 伊東市
>アメリカでは、3000万ドルの費用と7年間の調査したIWG報告書に日本軍の犯罪は見つからなかったと、すでに結論はでている。
>韓国では、日本時代は良かったと老人が言ったら、撲殺されるような嘘だらけのひどい社会だ。
>日本では、嘘つきは泥棒の始まりという諺があるが、そういう意味では、韓国は、また亡国へ向かっている。

Scopedog氏の苦労が報われませんね

マイケル・ヨン氏をありがたがっている人たちのための時系列整理
http://scopedog.hatenablog.com/entry/20141204/1417629018

ApemanApeman 2017/08/14 09:29 >金文学と同類のマイケル・ヨンに騙されている人発見!

アメリカ人であるヨンが報告書のバックグラウンドを理解できないわけはないので、あいつは意図的に嘘ついてますよね。

ブリテン飯ブリテン飯 2017/08/19 11:09 >>延安〜栽培〜アヘン
 アヘン=モルヒネは近代戦場の必需品です。いわゆる麻薬としてではなく、医療用鎮痛剤としてです。戦場で死亡原因の7割は、即死や出血多量ではなく、銃砲弾による重傷の痛みによるショック死でした。(香港生まれの英国人作家マーティン・ブースが書いたノンフィクション「阿片」中央公論社1998年)参照)。
 朝鮮戦争中の米軍野戦病院の医師らを描いた小説版MASH(移動陸軍野戦病院)には、主人公の一人が同盟軍を、次のように毒づいています。「英軍の応急手当はでたらめだ。負傷者に何でもかんでも、まずモルヒネを一服、そして紅茶を一杯飲ませる」。内臓をやられていた負傷兵らがバタバタ死んだそうです。前掲書によると、戦場でのモルヒネ常用は南北戦争から始まっています。
 八路軍は一九四〇年代に数十万人に達していました。彼らは、日本軍と毎日戦っていたのですから、モルヒネの需要は膨大だったはずです。最大後方基地である延安で、医療用のモルヒネ製造のため、原料のケシが大量に栽培され、まずアヘンがつくられ、それからモルヒネが作られていたとしても、何の不思議もないのです。
 小生も2〜3の本で、延安でのケシ栽培の記述(いずれも栽培の事実だけ1〜2行)を見たことがありました。「阿片をきらった共産党がなぜと?と疑問を持っていたmしたが、前掲書を読んで、それも氷解しました。

ApemanApeman 2017/08/21 16:05 ブリテン飯さん

>アヘン=モルヒネは近代戦場の必需品です。いわゆる麻薬としてではなく、医療用鎮痛剤としてです。

ああ、たしかにそうですよね。アジア・太平洋戦争中は日本でもケシの栽培が推奨されたりしていたくらいですし。ご指摘、ありがとうございます。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証