SF作家・小松左京さん死去‎

本日、敬愛するミュージシャン「大瀧詠一」さんと「サエキけんぞう」さんのお誕生日であった分けですが、そんなめでたく誕生日を迎える方もいれば、またしてもTwitterのTLには今日も訃報が届けられました。
「日本沈没」SF作家・小松左京さん死去‎

日本沈没」や「復活の日」で知られるSF作家・小松左京さんが26日、肺炎のため死去していたことがわかった。80歳だった。

存在が大きすぎて追悼といってもなにも書けないくらいです。
彼の存在を意識したのは、もちろん小学生の時の「日本沈没」ブームの時でした。明らかにSFファンとなる中学生以前から、私にSFを意識させてくれた作家の一人でありました。当然、世間一般の方が知るレベルには彼の作品を知っているわけですが、SFファンを自称している身としては、小松左京ファンであると公言できるほど作品は読んでないんですよね。中学生時代に、筒井康隆は当時文庫で発売されているものは読破したと思っているのですが、小松作品はそこまで読み込んでいないのでした。でも、今回改めて作品リストを眺めると、とりあえず有名な著作は読んでおりました。やっぱり存在大きいな。とくに、「継ぐのは誰か?」とか「ゴルディアスの結び目」とか自分が好きそうなテーマの作品とかでもよく作られてるなって思いました。実は一番有名な「日本沈没」は小説では読んだことないのです。想像するに沈没に至る理論とか緻密に書かれてるのでしょうね。
また、SFファンとなって、SF雑誌とか読むようになって知ったことなのですが、子供の頃無意識に観ていたテレビドラマやアニメ『「宇宙人ピピ 」「空中都市008」「猿の軍団 」』のSF考証にずいぶんと関わっていらしゃったのをしり、つくづく幼年期のころから影響を受けていたのだと感じたものでした。やはり、私の中のSF成分の多くの割合が小松左京さんによって作られていることでしょう。
そんななか、最近の岡本太郎のドラマで大阪万博での小松左京さんの関わりを再認識してその辺調べてみようと思っていいた矢先のことでした。
心よりご冥福をお祈り致します。本当に有難うございました。

  • 小松左京さんを偲んで その1
    ご本人が語る宇宙人ピピのお話、さっそおくアップされてました。さすがに明確な記憶がない時代ですが、断片的には覚えております。
  • 空中都市008 OP
    大好きな人形劇枠のテレビドラマ、ひょうたん島とネコじゃらしの間くらいの放送ですね。これ大好きでした。サンダーバード的でもあり、この人形劇シリーズの中ではちょっと異質な存在でした。
  • 猿の軍団 OP
    これも毎週観ておりました、ちょうどこの時期にテレビシリーズ「日本沈没」も放送されていましたね。このころ、「猿の惑星」がテレビで放送されるたびに必ず観ていましたので、この軍団はパチモノ感が有りましたが、けっこう話に引き込まれていたと思ったらちゃんとSF考証されていたのですね。

小松左京さんの追悼でこの動画を貼るひとも少ないでしょうね。ほんとはもっと語るべきことがあるような気がするんだけど、いまはここまでです。

エスパイ [DVD]
発売元: 東宝
価格: ¥ 4,096 (19% OFF)
発売日: 2004/09/25
売上ランキング: 2551