ジョージ・ハリスンと12弦ギター

以前から明言しているように、ビートルズの中ではジョージが一番好きで、実際にライブを見たことがあるのも彼だけです。そこで、中学1年生の私はなぜ彼を好きになったのかの一端をオヤジになってから分析して見ることにしてみました。まずは、音楽面だけでなく、グループの中での前面に出すぎていないようなスタンスやルックスも大いに好きであったわけですが、ビートルズあるいはソロ時代での彼の作る曲もなかなか好きであったわけです。当時(今もですが)、楽器が一切弾けないわたしは、彼のリードギターとして演奏者としての側面を明確に意識して聴いていたわけではありませんでした。ところが、今聞き返してみるとこのギターサウンドに惹かれていたのではなかと思えてきました、これは、ジョージばかりか初期のビートルズ代表する音作りでもあるのですね。そのギター音に気になってウィキペディ等を調べてみると。

ジョージ・ハリスンは12弦試作機と共にあった。彼の「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」での卓越した使用は、リッケンバッカー12弦の高い需要を産んだ。ハリソンは360/12を愛し、メインギターを他の物に移してもなお360/12への愛情が損なわれることは無かった。彼は、アルバム『クラウド9』で、現役から退いていたオリジナルの360/12を復活させた。ハリソンは、新型の360/12を1965年に受け取り、それをアルバム『ラバー・ソウル』及び『リボルバー』で使用している。

この辺はギター好きな方々の間では有名な話なようですね。でも、改めて自分のビートルズを聴いてきた嗜好とマッチしているではありませんか。

  • A Hard Days Night- The Beatles
    ビートルズといったら、オープニング音でしょ。これに尽きるような気もしている最近です。
  • If I Needed Someone / The Beatles
    これもジョージのなかでも大好きな曲。これも、出だしのフレーズ美しいでしょね。このシンコペーションパターンが好きだったのかなんて理解できていなくすきだったのですよ。


そして、あのロック系ドキュメントの大家マーティン・スコセッシ監督によるジョージ・ハリスンの映画「ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」が11月19日の本日から公開ですね。長年のジョージ・ファンとしてはぜひ観にゆかないとです。

  • リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド