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アラッポ・カーロの備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2014-06-30(月)

ロームミュージックファンデーション SPレコード復刻CD集

以前にスピーチしたように、昔から持っているアナログのレコードに加えて当時買えなかったレコードを少しずつ収集しています。その興味の延長でSP盤の音源などにも興味が湧いてきています。自分では再生するプレーヤーもないためアナログでは新たに購入することが更に難しいSP盤です。ここでアナログレコードさえ知らない最近の方のためにSP盤について簡単に説明すると、いわゆるCDより以前に発売されていたアナログレコードより以前(1950年代以前)にレコード主流であったものです。回転数が78回転のレコードです、素材も非常に割れやすいものが利用されており現在では中古市場でもかなりの好事家に対象となっております。そんなSP盤の貴重な音源を復刻してCD集として発売されているものを図書館で借りてきました。1セットでCD6枚組みであり1万円近くするので一般のひとは手軽に手を出せないような商品です。一番の目的はジャズのヴィブラフォン奏者であり作曲家としても大好きなの平岡精二さん伯父にあたる世界的木琴奏者の平岡養一さんが戦前にアメリカにてレコーディングされた音源でした。他にも与謝野晶子自身による源氏物語の朗読であるとか興味深い音源満載です。

このような資料的価値の高い音源を図書館で扱ってくれるのは文化的にも非常に意味があることですね。こういった貴重な音源を聴くだけであれば、国会図書館にゆけばある程度視聴はできるのですが、ダビングなどは基本的にNGなので近所でなければ手軽に通えないですよね。

そこで、このようなCD集の存在は大変貴重であると思います。最近ではCDは全く売れなく4桁いけば大ヒットという現状ではこのようなセットはおそらく数千セット悪くすれば百セット程度の売上であると想像できます。

なので、このCD集を企画発売しているのは一般企業でなく公益財団法人ロームミュージックファンデーションという、公益財団法人だったのですね、ここはこういった音源の発売だけでなく、音楽活動に対する助成金奨学金制度の活動もおこなっています。

ロームと言うと半導体メーカーでり知る人ぞ知る京都の会社なのですが、一般の知名度の割に業績の良い会社なのですね。前職では仕事でお世話になりました。そういった会社が別法人の形態をとってはいますがこのような地味な文化的助成活動に力を入れているのも素晴らしことであると思いました。

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2013-07-03(水)

メールの添付ファイルの暗号化の意味

先日、「そろそろ「ZIPで暗号化」の謎文化をなくしたい」という記事を読んでまあそのとおりかなと思った事をお話します。

私たちの会社でも客先へデータを送付する際によく行なっている方法として、ファイルをZIPで暗号化し、まずZIPをメールで送り、しばらくして別メールで8文字程度のパスワードを送る。といったことをよく行います。

そもそもこれはなんのために行なっているのでしょうか?機密情報が漏れないようにするためでしょうか?たしかにメールはその仕組み上、はがき同様な伝達手段であり、そこに書かれた内容は容易に第三者によって見ることができるものです。このことを前提として添付ファイルをパスワード付きZIPにして送るのでしょうけど、その直後にパスワードを送信していたのでは、クラッキングされた時には当然前後のメールまで読まれているはずなのでまったく意味がないでしょう。

また、パスワードは別の手段で伝えたとしても、ソーシャルハッキングされては意味がありませんし、そもそも、ZIPのパスワードは総当たりでかなり高速に解析できるという点も理解しておきたい事実です。

では、なぜ大企業がいまだにこのような手法でデータをメールに添付しているのかは下記の理由でないかと揶揄されています。

・誤送信対応

・訴訟対策

ISMSおよびPマーク対応

最初の誤送信対応も連続してパスワード送信方式ではあまり意味がないですけどね。(最近ではメールサーバが機械的に乱数パスワードを生成して送る仕組みを採用している会社もあるようです。この場合なおさら誤送信対策にはなりませんね)

このように、まだまだ大人の事情として技術的には無意味に思えるような事でも社会人として対応してゆかなければいけないことはたくさんありますが、我々技術者は常にその本当の意味を疑って少しでも状況を改善してゆく視点をもっておくべきであると思いました。

2013-05-29(水)

技術的負債

10年前開発プロセスの改善に大変興味のあった頃に出会った概念「技術的負債」についてみなさんと共有したいと思います。

というのも先日ネットで「技術的負債を管理する」という翻訳記事を目にして改めてこのことを思い出しました。

技術的負債とは、私達ある程度経験のある技術者は感覚的に身にしみて理解していることですが、この「技術的負債」というメタファーを使うことによりわかりやすく理解してもらえるかなと思ってます。

「技術的負債」とは、要約すると開発時に動けばいいやという観点で本来もっと綺麗なデザインで作られるべきものを汚い作りでで納品してしまい、その成果物であるシステムを保守・運用する上で通常より多くの大変さ(コスト)必要とされる事をメタファとして表現したものです。つまり、開発時に本来払わなければいいけないコストを未来の保守・運用者から負債を負うという仕組みのこと言います。

当然、このメタファーの如く、負債は負うことがなければそれに越したことはないのですが、それが納期を守りそのシステムを利用するユーザが機械損失とならないためならば一時的な負債を負うことは必ずしも悪ではないのですね。我々は、その負債をいかにスムーズに返済、あるは踏み倒してゆくかをよく考えてゆかなければいけないのでしょう。つまり、手抜きとまでは言いませんが、開発時に止む得ず汚い仕組みを採用してしまった事を正しく「負債」として認め、早期返済をに努力する必要があることを認めるためにもこのメタファーは存在するのですね。

2013-03-04(月)

音楽著作権の戦時加算解消

先日ニュースでJASRACが音楽著作権の戦時加算解消というニュースをみてちょっとびっくりいたしました。音楽著作権の戦時加算というのは、サンフランシスコ平和条約により、戦勝国が戦時中に創作された著作物に関して著作権の期間をバイアスされるというものです。つまり、通常日本の著作権は著作者の死後50年間保護されますが、第二次大戦の戦勝国の著作権はさらに戦争中の10年間が加算される条約です。おなじ敗戦国でもドイツやイタリアは微妙に状況が異なり、基本的に現在日本にのみ課せられた条約となっています。著作権の世界ではまだ、戦後状態であったわけですね。

というわけで、現在JASRACはこの条約の解消を求めているわけですが、その裏には著作権の保護期間をアメリカに準拠して70年に引き伸ばしたいためともいわれています。1970年に著作権法が改正され保護期間が死後38年から50年に延長された時にはこの戦時加算の解消は行われなかったのですが、こんど50年から70年に延長しさらに戦時加算で10年加算されるとさすがに長すぎてしまうため、予め戦時加算を解消しようとしているともいわれています。

われわれの関連していおるソフトウェアも著作物であり、この著作権により守られている部分もあるわけですが、ソフトウェアを創りだしてゆく時に多くの「ものまね」的な行為なしには新しいものを想像してゆくことが出来ないことも事実です。オープンソースのなどの本来の趣旨はそのような創造のしやすさのためオープンなのですよね。

10年前にも同じようなテーマお話しましたけど、著作物に関わる仕事に携わるものとして、引き続きこのへんの状況に注意してゆきたいと思いました。

2003-04-24 ミッキーマウス保護法について

楽著作権の戦時加算解消を JASRACが要望

戦時加算 (著作権法)

  • メッセージ / 都倉俊一・JASRAC会長
    作詞:阿久悠 作曲・編曲:都倉俊一
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2012-09-23(日)

デジタルジレンマ

みなさんは、デジタルジレンマをごぞんじでしょうか?文章はもちろん、音楽や映像などを利用するのには非常に便利なデジタルデータですが、長期間の保存には適していないのではないかといわれています。デジタルデータは数年でその保存形式が変わってしまったり、メデイアの故障時に修復が困難であることはみなさんも実感されているのではないでしょうか?

米国の映画芸術科学アカデミーによると、映画はデジタルで保存する場合、35mmフィルムを保存する方法に比べて、同等の画質の映像データをストレージに記録・保存する方法は格段にコストが高くつくという報告がでています。

たしかに、身近な例でも、ほんの20年前のワープロ文章などもすでに見れなくなっています。これは、正確にはアナログの分類に入りますがβで録画したたくさんの80年代のテレビ番組が見ることが出来なくなってしまいました。デッキが残っていてもテーブルがどこまで保存できているかも、疑問です。

家にある古い写真や博物館での古い記録映像とか見るのがすきなのですが、デジカメで撮った写真はマメなメディア変換なしに孫子の代まで見ることができるのでようか?

もっと、シリアスな問題としては、先日、欧州で進む核廃棄物埋蔵計画が発表され、安全確保のため少なくとも10万年保管するように設計されている。そうですが、そのことを記録した資料が10万年に年月に耐えられるのか問題になっています。まさにデジタルジレンマ!

ものごと進む速度は年々早くなってゆき、目先の新しい技術ばかり追いかけがちですが、孫子の世代までを俯瞰した視点も重要ですね。そういった意味ではいまの実年は20年前、30年前の世界と今の違いを教訓にして次の世代へ普遍的である事柄の重要性を伝えるべきだと思いました。