Hatena::ブログ(Diary)

アラッポ・カーロの備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-02-26(日) くもり

淡島千景さん追悼 NHK BSプレミアム「眞實一路」

タイトルは有名なので知っている程度で、ほぼ前知識なしの状態で鑑賞。先日亡くなられた、淡島千景さんの追悼企画としての放送でした、淡島千景さん自身は、映画と言うよりもテレビドラマの活躍印象が強い方ではあります。

今回観た「眞實一路」でありますが、基本的には『1935年から1936年にかけて「主婦之友」誌上に連載された山本有三による小説』であり、そのテーマも当時の「主婦之友」読者ターゲット的な内容でした。

解説・あらすじ - 真実一路

真実の愛に生きるとは、いろいろい考えさせられる面も有りましたが、最近やはり気になってしまうのはロケ地巡り的発想。この映画の制作年は1954年ですが、映画自体の時代設定は戦前であり、当時のカフェの雰囲気などについめが行ってしまいました。

また、淡島千景さんいがいでも気になり女優としては、桂木洋子さんですね、早くに引退してしまい、こういった名画以外ではその姿と見ることが出来なかったのあまり名前まで印象に残っていませんでしたけど、あらためて、桂木洋子さんの美しさが印象的でした。母親役の淡島千景さんが一途に愛に生きる姿とは対照的に家族を大切にする姿も。この桂木洋子さんはこの映画の音楽も担当されている黛敏郎さんと結婚されて女優を引退されたのですね。この桂木洋子と学校の先生役の佐田啓二(やはり息子よりお父様の方が美形ですね)さんのツーショットはさずが美男美女で映画的に絵になってますね。そして、今回知ったことですが、そして、黛敏郎さんもこの良き映画全盛時代の音楽を数多く手がけていて気になり作曲家でもあります。そして、監督の川島雄三さんといえば、最近絶賛再評価中のフランキー堺さん主演の「幕末太陽伝」の監督でもあり、ここに繋がる感じです。そして、川島監督は昭和な風俗を研究するのにはかなり興味ある監督のひとりなのでいろいろ鑑賞してゆきたいと思います。

最後に、この映画で演じている淡島千景の役のイメージはその後女優活動でも現れているような役どころであったのではないでしょうか。あらためて、ご冥福をお祈りいたします。

この作品はDVD化されていないようですね。

真実一路 [VHS]
  • 発売元: 松竹ホームビデオ
  • レーベル: 松竹ホームビデオ
  • スタジオ: 松竹ホームビデオ
  • メーカー: 松竹ホームビデオ
  • 発売日: 1995/06/21

2012-02-16(木) くもり

シテイ・スリツカース作編曲者 岩井直溥

昨日の「スヰングジャーナル」からの続きです。この「スヰングジャーナル」いくつかのバックナンバーがあるなかで、なぜこの号を選んだかというと「フランキー堺とシティ・スリカース」の特集があったからなのでした。ほんとうは、この「スヰングジャーナル」の記事を参考にシテイ・スリツカースを特集したいのですが、まだまだ書けるレベルにありません。思い入れ強くて。スパイク・ジョーンズから流れる、冗談音楽の世界、私にとって極めてナイアガラ的世界であり、大変好きなのです。そんなシテイ・スリツカースですが、特集までも勉強の一貫として、特集記事でも少し紹介されていた。岩井直溥さんを少し調べてみました。

東京音楽学校(現東京藝術大学)卒業。作曲を橋本國彦に師事。

1942年(昭和17年)に旧 東京音楽学校に入学。ホルン専攻。1943年(昭和18年)に学徒出陣により旧大日本帝国陸軍に入隊。朝鮮半島へ出征。その後千葉県習志野市の東部軍教育隊へ異動。館山市の守備隊で見習士官(准尉)で終戦を迎える。母親は帝国劇場のリハーサルピアノプレーヤー。ホルン専攻ではあるが、終戦後ジャズの世界にとびこみ、トランペットも演奏。ニューフェローズを結成し、東京都中央区銀座のアメリカ合衆国軍のナイトクラブで演奏。その後ビバップエース、アーニーパイルオーケストラを経てシティ・スリッカーズへ。アーニーパイル時代に編曲を始める。“フランキー堺とシティ・スリッカーズ”(1954〜1957)は当時のアメリカ合衆国のコミックジャズバンド“スパイク・ジョーンズ&ザ・シティ・スリッカーズ”に範をとり、フランキー堺をはじめ、谷啓植木等桜井センリらを擁した16人編成のバンドであった。のち東芝イーエムアイの専属となり作曲、編曲を手がけ尾藤イサオ、山下敬二郎、森山加代

恥ずかしながらいままで意識していなかったのですが、私にとてけっこう重要な作家さんかもしれません。シティ・スリッカースからクレージー関連、更には東芝ポップスへと関わりのあった方なのですね。そして、これまた大好きな早川博二さんそしてあのクレージーキャッツでお馴染みの萩原哲晶さんとは、東京音楽学校の同級生でもあったのですね。ユーモア好きとか似たようなセンスを感じます。今回、この3人が同級生であったことは面白い発見でした。これからもいろいろ繋がりを探していきたい方々です。

シティ・スリッカース系の冗談音楽編曲ばかりでなく、吹奏楽アレンジ関係でも有名な方なのですね。

  • 黒い瞳 - フランキー堺とシティ・スリッカーズ
    こういった民謡アレンジ有名ですね
    D
  • メロンの気持ち (ステレオ) 森山加代子
    訳詞:ホセ・しばさき/原作詞・作曲:Carlos Rigual/編曲:岩井直博。この大好きな曲の編曲もだったのですね。
    D

  • ブラジル
    アリイ・バロッソ(岩井直溥編曲)。昔のお正月ちっくなブラスアレンジが最高ですね。
    D
  • E.T.のテーマ :川崎吹奏楽
    作曲:J.ウィリアムズ 編曲:岩井直溥 指揮:野武重忠 演奏:川崎吹奏楽団。このような曲も精力的に吹奏楽アレンジされていたのですね。素晴らしす。
    D

このかた、まだまだいろいろ発見有りそうなのが楽しみです。

ニュー・サウンズ・イン・ブラス ’99
アーチスト: 吹奏楽
発売元: EMIミュージック・ジャパン
価格: ¥ 2,530 (11% OFF)
発売日: 1999/04/09
売上ランキング: 5953

2012-02-15(水) くもり ♡

日本のジャズメンにおけるワタナベさん スヰングジャーナル1954年7月號より

先日入手した、スヰングジャーナル1954年7月號よりのねたです。この有名なジャズ雑誌の50年代の記事は当時の雰囲気がわかりなかなか楽しく読めます。

f:id:ArappoCaro:20120204132344j:image:w200

そんななかで、他愛のない記事のひとつに、「JAZZ界ゴシップ」というものがありました。まあ、アーティストのちょっとした情報などの豆コーナーなのですが、本日ピックアップは次のような記事です。

アダ名は便利?

渡辺の姓を名乗るプレイヤーが実に多い我国ジャズ界。”アノ渡辺がネ” ”ワタナベつてどの渡辺だい" と云うわけでどうも不便。そこで何時とはなしに次の様な分類が出来たワケ

  • ナベシン:(渡辺晋シックス・ジョーンズのベース)
    Shin Watanabe and Six Joes - ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
    D
  • アルナベ:(渡辺辰郎ファイヴ・サウンズのアルト)
    Teruo Yoda and Six lemons - MINKA
    D
  • サダナベ:(渡辺貞夫コージイ・クヰンテットのアルト)
    MOCAMBO SESSION '54
    D
  • アコナベ:(渡辺弘アコーディオン
    サックス奏者の渡辺弘さんとは別の型のようです。
  • サクナベ:(渡辺平太レッド・ハット・ボーイズのテナー)
    中村八大さんも客演していた、レッド・ハット・ボーイズのテナー)

  • コロナベ:(渡辺明アルト)
    MOCAMBO SESSION '54
    同上

ジャズなセンスってこういったアダ名付けにも現れていますよね。渡辺貞夫さんはナベサダでは無かったのですね、いつから反転したのでしょうかね。それとも当時から複数の呼び方があったのでしょうかね。昭和ジャズを語る上では「渡辺」は重要要素ですね。