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アラッポ・カーロの備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-02-13(月) 曇り

つべからひとつかみ - 有難や節/守屋浩

3人「ひろし」のうちの守屋浩さんです。かまやつひろしさんを加えて4人「ひろし」とも呼ばれる、ロカビリーブーム時代の人気歌手ですが、私がこの曲を知り大好きになったのは、大瀧詠一師匠のゴーゴーナイアガラなのでした。やはりこのへんのリズム感は独特なものがありいいですね。ロックはノベルティ・ソングだという感じがなんともよいです。

この曲を学生時代のお気に入りであった私、就職後、上司とカラオケで、上司がこの曲を歌ったので、急に親近感がわいたものでした。

  • 和田浩治 有難や節 あゝ有難や有難や1
    この映画も楽しそうですね、かまやつひろしさんも出演。この挿入歌に代表されるような、スパイダース以前のムッシュの曲の楽しさもゴーゴーナイアガラで教えていた来ました。凸凹ブルース最高です。
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p.s. ありがたやありがた、好きな人からバレンタインにチョコレートを貰えるとほんとありがたいですね。人生すべてもことに有難や節でゆきたいものです。

2011-12-03(土) 雨のちはれ

すべてが狂ってる

全くの予備知識なしの映画だったのですが、監督が鈴木清順、音楽が三保敬太郎前田憲男ということで衝動借りでした。1960年の若者をテーマの映画ですがストリー的なには決して見終わったあと愉快な映画ではありません。なんとも救いのない気持ちになる映画であります。ただ、後の清順監督のいかにも的な演出は控えめではありますが、後半のスポーツカーを乗り回しての展開はシーンとして面白く観れました。また、この映画一番の売りは音楽担当の三保敬太郎前田憲男ということに尽きるでしょう。何しろモダンジャズ3人会のお二人ですからね。全編流れるジャズはなんともカッコいいものがありました。まさに和製ヌーベルバーグ的な作りでしょうか。やはり三保敬太郎さんとスポーツカーの組み合わせはこの頃から素敵です。やはり、ビートルズによるロック前夜の1960年ですから、若者のやるせない気持ちはやはりジャズなのです。そしてラストシーンはなんとジャズミュージシャンのコールマン・ホーキンスのポスターのアップなのです。やはりジャズ映画であったいえるのでしょう。

  • Kansas City Art Festival - My One & Only Love-Art Tatum I want to be loved-Coleman Hawkins
    この映画の前年リリース「 The High And Mighty Hawk」より
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主演の川地民夫さんの若いころはかなりナイーブな印象でちょっと見ていられない感じな若者。その母親役の奈良岡朋子さんはプロフィールによるとかなりのジャズ好きということで、制作現場をつい妄想したくなっちゃいました。ヒロイン役の禰津良子さんはモデル出身で清順監督のお気に入りということで出演されたそうですが、女優としては直ぐに引退してしまったようです。なかなかお嬢様でないかわいい感じの娘でした。

残念な事に、この映画出演者として資料に記載されているのは坂本九さんと吉永小百合さんが記載されてしまうのは仕方がないですかね、どちらもストリーに関係のないちょっとしたシーンのみの出演です。吉永小百合さんはまだ「キューポラのある街」でのブレーク直前ですし、九ちゃんは初ヒットの「悲しき六十才」とほぼ同時期で、劇中の歌唱シーンはなかなか観ものでした。

http://distilleryimage10.instagram.com/4427db321d8611e1abb01231381b65e3_7.jpg

(関係無いですが、今回九ちゃんのプロフを改めて確認してびっくり、あの阿部薫さんは九ちゃんのお姉さんのお子さんつまり甥っ子だったのです)

というわけで、この映画、実はサントラの方が評価高かったりしています。再発もされているようです、ちょっと興味出てきましたのでいつか機会があれば入手したいです。

すべてが狂ってる [DVD]
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すべてが狂ってる
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2011-09-02(金) 台風系あめかぜ

つべから一掴み - 燃ゆる想い / ジャミー・クー

この曲も、60年代によくある、日本でのみヒット曲。本国でのヒットが無く、日本でもこの曲くらいしかヒットないので詳細は不明です。先日の『TV AGE講座 昭和テレビ・映画主題歌大全 本編は小出しにします』の『ニセトラ』等の影響で、実は日本制作なんじゃなないのと疑って見たくなっちゃいました。

残念(?)ながら、ちゃんとアメリカのアーティストのようでした。

  • I'll Go On Loving You(燃ゆる想い)/Jamie Coe& the Gigolos

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いや〜、やっぱり日本人受けするメロディでしたね。ちょっとセンチ(死語)な感じです。ご本人のハスキーボイスもさることながら、バックコーラスが良いですね。跳ねるようなギターのリズムも楽しい。きっと当時のラジオDJによって一押しされたに違いないのでしょうね、それゆえに日本でのみヒットだと思います。本日、一連の大瀧詠一師匠のサイトの記事は削除されてしまいましたが、まさにそんな感じの曲ではないかとおもいます。誰の一押しだったのだでしょう(勝手に想像)、糸居五郎さんや高崎一郎さんでは無いような感じかなぁ。

  • Jamie Coe - I've Got That Feeling

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  • Jamie Coe - The Story Of Jesse James
    当然、この辺の曲はヒットしなかったのでしょうね。
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アメリカでヒットしているとかにかかわらず、独自で音楽が紹介されていった時代いいですね。(今では、DJのそういった紹介と関係なしに、ネットがあるのでそういう現象が起きやすくはあるのでしょうけどね)

2011-05-05(木) くもり こどもの日

地下鉄のザジ

連休中のDVD観賞、もっと観たいのですが意外と時間が取れないものです。TSUTAYAの会員カード更新時の無料券が有ったので借りてみることに、邦画の60年代もの意外と少なく、近所の店舗に置かれているものは、ちょっと触手が伸びませんでした。それにしてもスパイダースものはまったくないですね。そこで、嫌な気分いなるべくならないであろうなという作品ということでこれを借りてきました。

ヌーベルバーグの中ではけっこう有名なルイ・マル監督作品。

  • 「死刑台のエレベーター」
    マイルス・デイヴィスの曲しか聴いたことないや
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  • 「鬼火」
    こちらはムーンライダーズの曲で最初に知りました。
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上記の作品などの監督をされている方の作品なんですね。この辺の作品は多くのアーティストが影響を受けており、その影響受けた作品からのルーツ探してきな見方になってしまいます。それもまた楽しいのですが、なんの前知識もなく観たらどんな印象であったのかも気になります。

で、この「地下鉄のザジ」なのですが、原田知世さんの「地下鉄のザジ(作:大貫妙子)」という曲を聴くまで知りませんでした。ですから自分にとってザジはずっと知世ちゃんだったのです。この歌非常に好きでいつかは映画を観ようと思っていたやっとの観賞です。
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2009年にニュープリントで公開されていたのですね、ぜんぜん情報に気が付きませんでした。

まあ、ちょっと風刺も込めたコメディ映画なのですが、コメディ映画として観るにはちょっと時代が経過してしまっているかもしれません。いわゆる典型的なドタバタ映画です。ある意味分かりやすいといえばそうなのですが、そのギャグが今では様式化されているようなレベルのギャグ満載。これは、この映画制作された1959年頃でも同じ既に古典的ギャグであったかも、わざと子供的なギャグを使っていたのかもしれません。小さい子供が考えそうなギャグなのですよね。冒頭のシーンだけ次男と観ていたのですが、最初のギャグがまさかのコテコテのギャグに彼もビックリ、苦笑していました。コマ落としとか早送りは当時の映像技術では先進技術だったのでしょうか、そのへん詳しくないので分かりませんが。むしろ目指していたのは無声映画時代の映像といった感じも持ちました。

経年劣化ならぬ経年によって趣を増すのは街の風景。当時の普通なパリというところがいいですね。変に観光地ばっかというよりもなんとなく生活、感じる街並み。実際にパリへ行ったことある人ならさらに楽しめるでしょうね。財力があれば、海外版ロケ地めぐりしてみたいです。エッフェル塔の内部というか階段シーンとかがお気に入りです。環境ビデオとして部屋で回しながら別作業とかもいいかも。あと、フィオレンツォ・カルピの音楽が楽しいです。音楽とドタバタシーンだけで言語わからなくても楽しめます。

  • B.A "Zazie dans le m〓tro" Louis Malle (1960)
    これ観ただけでいかにドリフ的かわかると思います。
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  • Zazie en el metro (Louis Malle)

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地下鉄のザジ [DVD]
発売元: 紀伊國屋書店
発売日: 2006/06/24
売上ランキング: 66326

2011-04-24(日) はれ

つべから一掴み - カチート / ナット・キング・コール

日本では1960年リリースのナット・キング・コールが歌うラテン企画物です。もともとは1958年に発売された「Cole Español(コール、ラテンを歌う)」からのマリア・エレナとカップリングのシングルとしてリリースされました。なぜのこの曲が気になるかというとこの「カチート」って言葉か以前より気になって何のことなのかと思っていたのですがそのままでした。今回改めて調べてみたら本来「欠片」という意味であり、それが転じて自分の分身つまり子供という意味だそうです。さらに「カチート」は男性名詞であるので自分の息子といった意味になります。

この「カチート」を作った作家は、あのビートルズもカヴァーしたというラテンの名曲「ベサメ・ムーチョ」を作った方(コンスエロ・ベラスケス)と同じでした。しかも、女性の方だったんですね、ということは息子を思う母の歌でしょうか。

  • Cachito / Nat King Cole
    作詞作曲:コンスエロ・ベラスケス。コールの歌唱はコテコテのラテン歌手が歌うより優しがあっていいですね。
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そこで、もうひとつの謎は、「カチート」というと自分はどちらかというと「東京カチート」のイメージが有りました。上記が「カチート」の真実であるとするとこちらの「カチート」は彼女のラテン系さらにナイトクラブ的印象な曲となってますね。同じ年のリリースですから、洋楽的流行りもの利用的歌謡曲の典型でしょうか。いかにも佐伯・吉田コンビな曲ですね。

  • 東京カチート / フランク永井
    作詞:佐伯 孝夫、作曲:吉田正。
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この辺の誤解に関して、みなさん同じような感覚を持っているようで、詳しく解説かなされています。下記以外にも「カチート」に意味に関して触れているサイトがいくつかなりました。
いつも楽しませていただいている江利チエミさんファンのサイト
カチート(チエミ・ラテンを歌うより)