Vフォー・ヴェンデッタ

Vフォー・ヴェンデッタ [DVD]

Vフォー・ヴェンデッタ [DVD]


Vフォー・ヴェンデッタを見る。もともとはコミック作品だが、マトリックスで一儲けしたウォシャウスキー兄弟(正確にはウォシャウスキー兄妹)が制作を担当している。ナチス・ドイツを髣髴とさせる国家権力と、彼らによるメディア戦略、情報操作、国民統制。それに対するカウンターヘゲモニー、ブリコラージュ、ヴンダー・カマーとキーワードを挙げればネタは豊富だが、それらはバラバラで繋がっていないような印象を受けてしまう。
ウォシャウスキーらしいというか、なんというか大枠のプロットはマトリックスと同じ。全体主義的な権力に対して、そのシステムに気がついていたアナーキストによる反乱 supported by 美女。それにしてもケイト・モスといい丸坊主になったナタリー・ポートマンといい、どうもボーイッシュな女性がお好みのようです。また、マトリックスのラスト、エージェント・スミスことヒューゴ=ウィービングが大量発生するシーンがあるが、この映画でもヒューゴ=ウィービングが演じる仮面の革命家が大量に複製される。

宣伝

芦田君と大西君の展覧会。

『反響する時間 × 反響する空間』芦田陽介 × 仙石彬人

PENGUIN BOOKS展

出品作家:大西正一、小栢健太、佐藤 淳、鈴木篤、見増勇介[intext]

−講演−「ペンギンブックスとヤン・チヒョルト」について
2007年1月13日(土) 15:00?17:00(要予約)
場所:Stem Gallery
講師:佐藤淳[タイポグラフィ学会会長]
ドリンク付き1,000円