カサ・バトリョのダイニング

ダイニングのシンボルは二本の柱頭部で一体となった円柱であり、この背後にテラスへ導くドアが付き、サロンと同様なシルェットを描いている。天井は開口部上端までカーブをつくって落ち込み、璧面いっぱいに閱けられた開口部と一体化している。室に置かれた家具はカサ・カルベのそれにみられるダイレクトな自然主義がここでは更にこなされて、形態そのものへと応用されているが、これこそカサ・バトリョへのエヴォリューションなのである。