黄砂(煙霧)で、きな粉餅を作ってみる。

こんにちは、ARuFaです。 
3月になり、暖かい日が続く今日この頃。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
僕ですか? 僕は本日、目を覚ますと外の世界が一面の灰色だったので、とても驚きました。
 
窓からの景色
窓から見た景色は、黄色と灰色を混ぜたかのようなかすみがかかり、遠くが見えません。
どんよりとした空も、単なる曇り空とは違う雰囲気・・・。
そして何より、とても強い風がバオンバオンと吹いていました。
その風の強さたるや、窓を開けた瞬間に学校の課題のプリントがどこかに消えた程です。
 
唖然
 
「なんだなんだ」とネットで調べてみると、現在の東京もかなり酷いことになっているとか。
この日の東京(ツイッターより)
街を覆い尽くさんとする、茶色のモヤ・・・これは今話題の黄砂でしょうか。 
黄砂とは、中国大陸の砂漠などから強風によって巻き上がった砂が、地上に降り注ぐ現象のこと・・・。
さらに健康被害も多く、大変厄介な気象現象と言えましょう。
 
・・・しかし、この黄砂を見て、僕はふと思ってしまったのです。
 

黄砂で「きな粉餅」を作れるのではないか・・・と。
 
きな粉餅
きな粉は『黄粉』と書くことができ、漢字のなりたち的には『黄砂』とかなり似ていることがわかります。
きな粉が「黄色い粉」ならば、黄砂だって「黄色い砂」ですからね。この2つは同じと言っても過言ではないでしょう。
つまり黄砂は、きな粉餅を作ることのできる可能性を十分に秘めているということです!
何を言っているのかわからないと思いますが、ともかく実行してみましょう。
いつの世も、後世に残る発明というのは突然生まれるものなのです。
 

と、いうことで、一般的なきな粉餅を作る容量で、お湯にさらした餅を用意しました。
 
こちら
この餅が、これから自然の力できな粉餅に変身するかもしれないと思うと、期待で胸が膨らみますね。Fカップです。
 
・・・餅を用意したら、それを屋外に放置します。
 

 
このように
この状態で夜まで放置すれば、空気中の黄砂が餅に付着して、立派なきな粉餅になっているはずです。
 
完成が楽しみな僕は、趣味である空中浮遊をしながら夜まで待っていました。
 

 
〜6時間後〜
 
さあ、夜になりました。
餅を屋外に放置した後、さらに本日の気象情報をインターネットで調べたのですが、
本日のこの視界のかすみは、黄砂ではなく『煙霧(えんむ)』という現象だったことがわかりました。
煙霧とは、強風により地表のチリや細かい物質が舞い上がる現象だそうで、その成分は汚染物質の粒子だそうです。
なにそれ、黄砂よりやばいの?
・・・まあいいです。ともかく、屋外から持ち帰った餅を見てみましょう。
こちらです。
 
おお・・・
黄色くなっている・・・!
 
なっています! 黄色くなっています!

このように比較をすると一目瞭然。確かに色がきな粉餅っぽくなっているのがわかりますね。
餅の表面は非常にザラザラとしていて、お皿をこすると指が茶色になる程です。
このかすみは煙霧ということでしたが、黄色くなったということは黄砂も飛んでいるのでしょうか。
 
さあ! では、特製きな粉餅が完成したということで、実際に食べてみましょう!
 

屋外に放置したせいでコチコチに固まってしまったため、再びオーブンで加熱しました。
見る限りは、うっすらときな粉のかかったまさに「きな粉餅」そのものです。
しかしその正体は、空気中に舞う黄砂か煙霧ですからね。味の予想がつきません。
では、色々と不安はありますが、早速いただきたいと思います。
 
あーん
 
ガブリ
 
・・・
「・・・・・!」
 
・・・!?
「・・・これは・・・これは・・・」
  
震える肩
 
 

美味しい
・・・なんと、なんということでしょう。結構な美味しさになってしまっていました。
まさかこんな結果になるとは。自分でも予想外です。
 
バクバク
口に入れた瞬間に広がるのは、ジャリジャリ、パサパサとした食感でした。
しかし、餅を噛むとその不快な食感は消え、残るのは香ばしいようでまろやかな付着物の香り
その香りが餅本来の甘みを最大限まで引き出し、非常に深みのある味わいを感じることができました。
付着物も微細な粒子のため口に残りませんし、後味もスッキリです。
 
完食
まさかの結果に、僕は特製きな粉餅を難なく完食してしまいました。
これはもしかすると、次世代の餅を作り上げてしまったかもしれませんね。特許の申請も視野に入れましょう。
 

と、いうわけで、『黄砂(煙霧)で作るきな粉餅』は大成功という結果に終わりました。
しかし、調べれば調べるほど、黄砂と煙霧というのは身体に悪いそうですね。
とりあえず僕はこれから病院に行ってきますが、みなさんはいくらお腹が減っても真似をしないようにしてください。
なんだかんだで、普通にきな粉餅を食ってた方が100倍マシです。
今思えば、何故あんなことをしたのかもわかりません。
人間って不思議な生き物ですね。
それでは今日はこのへんで失礼致します!
ではまた!