こんにちは、ARuFaです。
突然ですが、僕にはWEBを通じて仲良くなった、ヨッピーさんという方がいます。
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【ヨッピー】
お笑いポータルサイト「オモコロ」などで活躍中の32歳無職。
iPhoneの格好でiPhone5の行列に並んだり、ツタンカーメンの格好でツタンカーメン展に一番乗りしたりする人。
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で、先日、そんなヨッピーさんと会ってお話しした時、僕はヨッピーさんから突然こんな事を言われました。
「ARuFa君、今度一緒に公園で遊ぼうよ。一緒に砂場で大きい砂山を作ろうよ。」
・・・と。
この言葉を受けた僕は、「変なおじさんがIQ5の誘拐犯みたいなこと言ってるぞ」としか思わず、適当に返事をしようかと思いました。
しかし、ふとヨッピーさんの目を見ると、それはそれは真剣な眼差しをしており、ヨッピーさんがいかに砂場で大きな砂山を作りたいのかが、その瞳から容易に読み取ることができたのです。
その瞬間、僕はヨッピーさんの砂場に対する情熱に胸を打たれ、いつの間にか僕まで「公園の砂場で大きな砂山を作りたい!」と思っていました。
これぞ人をの心をつかみ動かす能力なんだなと感動し、僕は砂山を作ることを決意。ヨッピーさんに「やりましょう!」と返事をし、僕等は固い握手を交わしました。
そして本日、僕等は市ヶ谷駅にやってきました。
手には砂を掘るためのスコップを持って準備は万端。若干駅内がザワついたのと、後ろの警備員が臨戦態勢になっている以外は非常に微笑ましい光景と言えましょう。
サンサンと光る太陽に汗をキラキラさせながら、二人で1つの砂山を作り、お互いの友情を確かめ合う。なんと素晴らしい情景でしょうか。イメージしただけでも楽しそうです。
僕等はこれから始まる素敵な友情物語を想像し、ニコニコしながら目的地の公園を目指しました。
到着
そして、駅から歩いて5分程で目的地の公園に到着しました。こちらが僕等が大きな砂山を作る砂場です。
一般的な砂場と比べて砂の粒子が細かく、砂浜の砂のようなので砂山を作るのには最適な砂場と言っても過言ではないでしょう。
それでは、公園に到着したということで、早速サンサンと光る太陽に汗を輝かせて砂山を作って行きましょう! ・・・と言いたい所ですが、
なんていうか、ちょっと一言言わせて下さい。
雨じゃねーか。
俺 「雨ですね・・・・。」
ヨッピー 「そうだね・・・。」
俺 「寒いですね・・・。」
ヨッピー 「そうだね・・・。」
・・・
なんということでしょう。あれだけ砂山を作ろうと意気込んで公園に行ってみたものの、そこにあったのは全てが水に濡れているゲンナリ状態の公園。
どんよりと曇った空からシトシトと落ちる雨。そしてその水分を含んだビチョビチョの砂場は、僕等が思い描いていた爽やかな光景とはあまりにもかけ離れています。
こんな状態では、とても砂山なんて作れません。
でも、どうしよう・・・遠路はるばる来ちゃったし・・・スコップも買ってきたし・・・すごい楽しみだったし・・・
でもでも、濡れるのは嫌だし・・・寒いし・・・風邪ひいちゃうかもしれないし・・・
やりたいけど・・・やりたくない・・・やりたいけど・・・やりたくない・・・やりたいけど・・・やりたくない・・・
どうしよう・・・・どうしよう・・・どうしよううううううーーーーーー!!!!
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やるよ!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおーーーッ!!!!
オラアァァァァァァーーーッ!!!!!!!
ダァーーーーーーッシャ!!!!!!!!!
うおおおおーーーーーーーーッ!!!!!!
オウゥゥーーーーーーーーーーッ!!!!!!
あざーーーーーーーーーーす!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
ッホォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
んんんんんんんんんんんんんん〜〜〜〜〜〜〜
金玉
あざーーーーーーーーーーっす!!!!!!
んんん? んんんんんんん? んんんん〜?
金玉
あざーーーーーーーーーーっす!!!!!!
ス〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アァーーーーーーーーッス!!!!!!!!
オ゛アァーーーーーーーーッス!!!!!!!!
ポォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
〜1時間後〜
・・・はーい、近く寄って寄って〜〜〜〜もっと詰めて〜〜〜〜
写真撮るから詰めて〜〜〜〜そうそう、そう、はい撮るよ〜〜〜〜!!!
完成〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
はーい、よかったよかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
ヨッピー 「帰ろうか。」
俺 「そうですね。」
さようなら
・・・彼等が何故、突然砂山を作りたくなったのかは誰にもわからない。
しかし、この現代社会を生きる上で、日々の生活や仕事に追われている人ほど、何の意味も理由も無く公園で思い切り遊ぶことが必要ではないかと私は考える。
「物事には理由や意味が必要だ」という固定概念を捨て、何も考えずにひたすらに遊んでいられた幼少期の頃の自分を思い出すことが大切なのではないだろうか。
あなたも心が疲れた時には雨の降る公園に行き、子供の頃の記憶を呼び起こしてみるといいかもしれない。
それでは。