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紺色のひと

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2012/02/05 (Sun)

[]たくさんのふしぎ「コテングコウモリを紹介します」を紹介します!

福音館書店から出版されている子ども向け科学絵本「たくさんのふしぎ」をご存知でしょうか。「絵ときゾウの時間ネズミの時間」「ノラネコの研究」「アラスカたんけん記」などなど、科学や歴史、文化などのさまざまな分野で、なにかに夢中になっている専門家が子どもたちに優しくアツく語る月刊誌です。

僕はこのシリーズと学研「まんがサイエンス」を読んで育ったと言っても過言ではありません。

僕にとって、そして多くの科学少年だった大人たちにとっても思い入れが深いであろう「たくさんのふしぎ」。本ブログでも紹介したことのあるコウモリ写真家、中島宏章さんが今月発売の3月号を手がけておいでなので紹介します! ところで関係あるようで関係ないけど、今年は国際コウモリ年


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「コテングコウモリを紹介します」のあらすじ

表紙に写っているコウモリが、今回の主役「コテングコウモリ」です。本誌は、中島さんがコウモリを探すようになったきっかけからお話が始まっています。

コウモリを探す、と一口に言っても色々とやり方があるのですが、代表的な方法は、コウモリが飛行中に出す超音波(エコーロケーション)を感知する機械で探す、というものです。

D

こちらは本州の方に馴染みの深いアブラコウモリ。


さて、実際にコウモリを探し始めて、中島さんは自分がコウモリに抱いていた「得体のしれない不気味な生き物」というイメージが覆されてゆくことに気づきます。

コウモリのことで僕がもっとも衝撃を受けたのは、大学で行っている学術研究のための捕獲調査を見学したときでした。

実際に生きているウサギコウモリに触れさせてもらったところ、本もののコウモリは毛がふわふわで、体が小さく、とってもかわいかったのです。

見たこともないのにコウモリは気味の悪い動物だときめこんでいた僕にとっては、そのかわいさはたいへんな驚きでした。


知れば知るほど、意外な事実の連続でした。

自分は動物好きだと思っていた僕が、今までコウモリに無関心で知ろうともしなかったことを反省しました。


コウモリのことが、そしてコウモリの気持ちがわからないと満足のゆく写真が撮れない、と気づいた頃。中島さんはコテングコウモリという不思議な習性を持つコウモリのことを知りました。

……このまま、コテングコウモリの習性の話とその写真を紹介したいところなのですが、それだとネタバレもあんまりなので、是非本屋さんで手にとってみてください。

コテングコウモリの写真が、とにかくかわかわいい!




宣伝らしい宣伝もしてみる

月刊「たくさんのふしぎ」は、大型書店の児童書コーナーで取り扱いがあります。 雑誌扱いなので、お探しの際は2月中(4月号が3月1日に発売する前)にどうぞ。

扱いがない本屋さんもあると思いますので、そんなときはご注文を。

月刊 たくさんのふしぎ 2012年 03月号 [雑誌]

月刊 たくさんのふしぎ 2012年 03月号 [雑誌]

「たくさんのふしぎ」は小学校3〜4年生向けですが、中島さんのコウモリ写真をまとめた大人向けの本、「BAT TRIP」も北海道新聞社から発売されています。こちらは動物写真家の登竜門、田淵行男賞で第3回グランプリを獲得された写真を中心に構成された写真集です。

BAT TRIP―ぼくはコウモリ

BAT TRIP―ぼくはコウモリ



表紙の写真と「作者のことば」

表紙の写真をアップで見てみましょう。

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この写真には、僕たちがコウモリに対して抱いているであろう、とあるイメージを覆す秘密が隠されています。それが何なのかはこの表紙を、そして本の中身を見て考えていただくことにしましょう。

最後に、巻末*1の「作者のことば」で中島さんが書かれている言葉をちょっとだけ紹介します。


「そう」ではない動物

自分が今まで「そう」だと思っていたことは、けっして「そう」とはかぎらないのだ、ということ。自分の勝手な思いこみにとらわれず、自分の足で歩いて、自分の目で見て判断してゆくことが大切であり、そして、それが「学ぶ」ということなのだとコウモリに教わりました。



自分が知らなかったものを新たに知ることは、世界をひっくり返すほどの衝撃を与えてくれます。

そしてその知識は、自分が生きるこの世界に立ち向かうための武器に、防具にもなり得ると僕は思います。知らないからこそ怖い、知らないからこそ気持ち悪い、知らないからこそ……というマイナスイメージを打ち砕くには、知りたい、もっと知りたいという好奇心こそが必要なのでしょう。

子どもたちに向けて、科学に、そして世界に対する向き合い方を伝えるうえで、本当に大切なことだと僕は感じます。僕もそういう姿勢で、子どもたちと、世界と、生活と、未来と向き合ってゆきたい。




関連して

SEN-PULSE せんぱるす

中島さんのWebサイトの姉妹サイト。コンテンツ「BAT」内では北海道のコウモリの声が試聴できちゃうという力の入りぶり。



コウモリ写真展と写真集『BAT TRIP』 - 紺色のひと

2011年3月、札幌で開催された中島さんの写真展に行って来たときのこと。


「たくさんのふしぎ」がたくさん - Togetter

シノハラユウキ id:sakstyle くんが、「たくさんのふしぎ」の思い出について語りつつ怒涛の勢いでバックナンバーを紹介したまとめ。懐かしいタイトルがたくさんある。

*1:「たくさんのふしぎ」読者にとっては忘れられない「ふしぎ新聞」内。そう、みみずの校腸が登場するあのコーナーです

あきのあきの 2012/02/20 18:15 あ!うちもこれ買いましたー!コウモリ素敵!

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