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2011-06-21

高齢者に資産が集まってる今、ぼんやりと考えたこと

 Twitterでも少し触れた話題ですが。

なんどか紹介したグラフですが、現状では日本存在する金融資産1500兆円のうち60歳以上が6割持ってます

50代が22.4%保有しているので、50代以上が持つ金融資産は82.4%になります。一方で、哀れな20代はわずか0.3%です。

BLOGOS(ブロゴス)- 意見をつなぐ、日本が変わる。

 それに対する2chの反応がこちら→ 日本に存在する金融資産1500兆円のうち老人が82.4%を保有し20代はわずか0.3% どうなる若者

 2chの反応とブクマはサラッと斜め読みしただけではあるのですが、意見として一番多いのは「老人が資産を持ってるのに若者に使えとかワロス」「相続税爆上げせよ」でしょうか*1

 これに関して、私が不思議に思うのは、何故老人が資産をダブつかせていながら介護業界が逼迫しているのか、ということです。老人がその資産を使って若者介護者として雇えば良いんじゃないですか?

 コトはそう単純には行かないんですよ、という話はあるのでしょうが*2、それが一番ダイレクト若者お金が流れてかつ老人の安心社会に繋がると思うのですが、どうでしょうか。

 相続税に関して言えば、例えば95%にしたとして、その相続税を受け取るのは国家ですよね。これは、一旦国家を挟むことでお金の周りが悪くなるでしょう。逆に相続税を0%にしたとして、85歳の老人の相続税を受け取るのが65歳の老人なりかけだとかザラでしょうから、老人間ロンダが発生するだけで若者お金一円も入らない。よってお金は動かない。若者は動かない。介護者増えない。と、そうなりそうです。相続税に依るコントロールは経済への刺激と介護政策という意味ではあまり意味を成さないのではないでしょうか。

 いや、単純な話ね、若者は『仕事が無いのにお金もない』といい、老人は『介護して欲しいしお金もあるのに人手がない』って訳でしょ。ここのアンマッチが埋まらない理由ってのはなんなんだ、という話です。

 ちなみに、老人ホームの需給と保育所幼稚園の需給も結構マッチしてるんじゃあないか、と思ってます。その話はまた別に


追記:2011/06/22 12:00

意図としては、「高齢者資産が集中しているところに『税率を大きく掛ける』などの没収案ばかり模索するのではなく、高齢者が自らお金を払うのに抵抗なく若年層が受け取れる市場を考えた方が良いのでは。その辺り、介護関連とマッチするのでは?」という主張をしたかったのですが、文章が雑でうまく伝わらなかったようで残念です(私の文章が)。

*1:「若者お金を持ってないのに老人は持っててけしからん! 剥ぎとれ!」というのはそもそも論外だとは思いますがね。

*2:実際、介護業界ハードワーカーっぷりは聴いていますし、そういう職に就きたくない人も多いでしょう。技能的に難しい、という話もあるかも知れません

daresoredaresore 2011/06/21 23:45 介護の保険料+サービスへの支払いってやつは、超資産家には
誤差みたいな金額だけど、普通と思われる大多数の人たちには
かなり負担が大きいようです。
類推していくと、高齢者の中でもひとにぎりが
かなり資産を有している。
かつ要介護者ではない。(または、自分分ぐらいは資産で
なんとでもなってる) ってところでしょうか。
世知辛い><。

Asmodeus-DBAsmodeus-DB 2011/06/21 23:54 >daresore さん
そうですね、その類推は当たっているように思います。
老人間での資産分布を知りたいものですね。ものすごい偏差になりそうですけど。

ほんと、困った世の中です。

f_world21f_world21 2011/06/22 01:52 はじめまして。
上でdaresoreさんもコメントしていることですが、
高齢者間での資産格差もかなりあるようです。
一橋大学の世代間問題研究機構の小黒一三准教授が以前ニコ生で言ってたのですが、高齢者の3割は無貯金らしいです。

よってお金があって介護が必要な人はいわゆる高級老人ホームなどに行き手厚い介護を受け、
お金が無いけど介護が必要な人は安い介護施設などに行くしかなく、だけどそういう介護施設は賃金も安いため働き手もいなく悲惨な状態になっている、というのが現状ではないかと思ってます。

Shin-JPNShin-JPN 2011/06/22 02:14 高齢者内での所得格差は確かに大きいのですが、ここで問題に
なっている資産格差については、高齢者層内での格差の方が
若者層内での格差よりもかえって小さいくらいです。
http://www.nli-research.co.jp/report/report/2006/06/eco0606a.pdf

高齢者への極度の資産集中自体は新しい現象ですが別に
「高齢者にお金が集まりだした」わけではありません。
高齢者が若年層に比べて資産家なのは昔から同じで、
高齢者の比率が増えたから高齢者の保有資産の比率も相応に
高まっただけです。

774774 2011/06/22 04:47 私も結構これ不思議に思ってました
うちの祖父は晩年介護施設に入りかなりの額を払っていました
介護施設というのは普通に月10−20万くらいかかりますし老人ホームも何千万単位の入居費用がかかったりします
なのに介護職の給与はとんでもなく安いんですよね
この落差がおかしいと思うんですよ
どこかで中抜きされてるとしか思えません

通りすがり通りすがり 2011/06/22 07:23 元々介護保険制度設計をした人が、主婦業をリタイアしたオバちゃんが家計の足しになる程度の賃金、を想定して作った制度、なんて言われてるわけですが、それでも介護業というのは労働集約型産業で、半分以上が人件費なわけです。

施設入所が月10から20万だとしても、割れば1日3000円から6000円でメイドを雇って看護師のいる3食付ホテル住まいしているようなもので、さらに、利用料がかからないサービスを調整するマネージャー(ケアマネ)の人件費も介護保険から出ているわけです

また最近は顧客ニーズから、大規模集約型処遇から個室基本の小規模ユニット処遇に移りつつあり、ますます効率性が犠牲になる構造です。

だから賃金が諸外国から見て高く、物価が低下傾向の日本社会において、東南アジアの出稼ぎ労働者を看護や介護職に入れようって意見も一面では理解できるわけですが、特に地方では女性の雇用の受け皿と家計の維持に一役買ってるわけですから、そんなことされたらたまったものじゃないでしょうね

介護にお金が回らないのは、高齢者間の格差もそうですが、資金を配分する行政や政治への不信もあるでしょう。

   2011/06/22 21:38 高級介護サービスが流行るかな?

ontont 2011/06/22 23:06 介護にお金がまわらない理由の一つに、
だれも介護に利益を発見できないということもあるのではないでしょうか。

匿名希望匿名希望 2011/06/23 00:18 筆者は、上手いことを書いてると思う。

自分の個人的な解答は、「老人は、いつ死ぬか分からないので、金を使えない。」だと思います。

あと、資産として「土地」が含まれているのが問題だと思うな。
いまだに土地神話が続いてますが、本当に日本の土地って額面通りの資産価値があるのかな?

レントレント 2011/06/23 05:06 コメントにもあるように高齢者の間にもかなり格差があるので年齢別による分け方よりも所得別に考えたほうがしっくり来ると思います。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100619/1276918374
上記の指摘にもあるように、日本では1億円を超える当たりから逆進性が働き超高所得者に対して非常に優遇された
税制になっています。
金持ちから多く取れと言うわけではありませんが、総合課税でせめて逆進性はなくしてもいいのではないかと思います。

aaaa 2011/06/23 09:47 二つ上の人、金融資産とあるので土地等の不動産を含めなくてもその割合なのですよ。
住宅取得等資金の贈与税非課税とか一応政策は出してるようですが、周知はされてないかもですね。

沼 2011/06/23 13:27 お金持ちの老人はバリアフリー住宅に住めるし、よい治療を受けるから介護はそれほど必要ありません。
介護が必要なのは貧乏老人。だから若者がいくら働いても金は落ちません。

BLOGOS編集部BLOGOS編集部 2011/07/01 18:22 突然の書き込みにて、失礼いたします。
政治・経済を中心とした情報サイト「BLOGOS」の編集部です。
貴ブログのエントリを転載させていただけないかと思い書き込みさせていただきました。
もしよろしければ、詳細を説明させていただきますので、
blogos@livedoor.net
までご連絡いただけないでしょうか。

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