2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

神田古本市

もう何年ぶりだろう、久しぶりに行って参りました。 近年あんまり元気がない出版事情もあるでしょうけれど、神田の古本市ってのは、いつ行っても代わり映えのない「古すぎる」本がならんでて、ナニかありそうな・・・という予感のもとに群集をかきわけカキワ…

高野文子『黄色い本』

なんとはなしに手に取って読みなおした。 なんでもない日常の中に活きづいている、読書家の内面のダイナミズム。どっぷりと小説を読み込むことが少なくて、今はもう、いつもなんかの資料みたいにしか読書できない自分だが、かつては登場人物たちと同じ時間に…

券売機

どうもウマク小銭が落ちてくれない券売機が多いような気がする。「投入金ガ不足シテ居リマス・・・」おかしいなあ、俺がいれたのは50円玉だったか? いやいや・・・。 しょうがねーので500円玉を追加すると、「投入金ガ多スギマス・・・」えーと、君はさ、機…

『幻のロシア絵本』他

八重洲ブックセンターで久々の新刊チェックに。 いつも古本ばかり漁ってると、出版事情がわからなくなってしまうものでイケナイや。 いつもどおり1Fに入るとトリアエズSFだの幻想文学の棚、次いで世界文学の新刊をチェックするのだが、例の「英国魔法少年モ…

錬金術が化学のあやまった前形態だったり、創造にせまる不埒な欲望だったりするのは、おそらく顕微鏡にむかう視線が「上から下へ」という神の視線にあらわれているんじゃないでしょうか。ふるくさいテーマで恐縮ですが、これは現代の科学万能主義への批判に…

金回り

仕事を終えて終電に走り、いっそいで切符を買おうと財布を開くと・・・ 187円 しかない。 どうしよう、どっかで金つくって戻っても電車いっちゃうじゃん。こんなにもま〜ったく財布の中身に無頓着だった1日もめずらしい。なにでそんなに忙しかったんだ?…

『綺想の帝国』他

■トマス・D・カウフマン『綺想の帝国』工作舎 古本屋にて安価に。ひところ平凡社とか青土社、リブロポートなんかで躍起になって出版されていた魔術・ルネサンスがらみの一冊ですね。いまさらルドルフ2世とかアルチンボルドがどうとかいうのもコッパズカシイ…

諸星大二郎『海神記』

諸星大二郎『海神記(全3巻)』 シオリとシミコが諸星漫画にしては軽かったので、これはずっしり重厚感がよかった。 海人(あま)としての古代日本人はしっかり語られることが少ないし資料もすくない。作者自身もあとがきでそういうことをたくさん書いてい…

サイトのリニューアル用ファイルを作成中・・・。旧コンテンツ『メリケン』や『マシーネン』は、 削除しちゃうのもナンカもったいないので、ダイジェスト版に。んで今日はどうにか本丸の『へるめちか』にメスをいれることができた。レイアウト中に空いちゃっ…