Auggieの文化放談 −Auggie, at the corner of Third Street and Seventh Avenue at eight o’clock in the morning− このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-07-22 [book] (80/100), 『さようなら、ギャングたち』、高橋源一郎

[] (80/100), 『さようなら、ギャングたち』、高橋源一郎講談社学芸文庫、一九八二 18:32  (80/100), 『さようなら、ギャングたち』、高橋源一郎、講談社学芸文庫、一九八二を含むブックマーク  (80/100), 『さようなら、ギャングたち』、高橋源一郎、講談社学芸文庫、一九八二のブックマークコメント

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)

さようなら、ギャングたち (講談社文芸文庫)


高橋源一郎は、書評面白いけど小説意味がわからなくてつまらない」。

これが今までのわたしの印象だけど、今回ぱらぱらと読み返して少し印象が変わった。

書評面白いのはそのままなんだけど、小説ちょっと面白いかも。

いや、やっぱりまだ意味がよくわからないところはたくさんあるんだけど、

「読み方、楽しみ方がわかった」といえばいいのかな。


プロットメタファーまみれ、細部は言葉遊び的なネタとして読むと、

思ってたよりも面白い

なので、すぐ処分ちゃう前にパラパラ読んで楽しむことにする。

部屋から出して、トイレ用の本にします。

その意味で、1冊にカウント


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2017-07-02 [book]『知性だけが武器である』白取春彦(祥伝社、2016年) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

[book]『知性だけが武器である白取春彦祥伝社2016年

ふと書店で目にして、手に取った本。

知性だけが武器である――「読む」から始める大人の勉強術

知性だけが武器である――「読む」から始める大人の勉強術


1年で一回くらい、こういう教養ノウハウとか整理術の本読んじゃうんだよなあ。

以下、気になったところを。

本を読む際、次の4点をおさえておけば、今後の役に立つし、忘れることは少ない。

1 その論の主旨。

2 論の根拠

3 論の前提となっている知識観点価値観と、その論が生み出された歴史的背景。

4 その論の構造(著者が多くの知識をどのようにつなげているか

わたしは、これに加えて

「誰を読者として書かれた本か」

「その研究史などの文脈ではどのように位置づけられる本か」 も考えるようにしている。

・三種類の「理解する」

1 雑多にしか見えない対象を、明瞭に整理分類できたとき

2 論理的なわかり方。

3 日常的な事柄との比較や置き換え(言い換え)で「わかる」

4種類の「考える方法

1.連想する

2.書いて考える

3.立って考える

4.リラックスして考え直す

2と3の違いが明確でないが、要するにこの段階は「練り上げ」の段階のことのようだ。

で、教養とやらが深まって、何の役に立つの?

――自分で考えろ。わたしならそう言い放つところだ。

いちいちそんな質問に答える必要はないと思うが、白鳥氏の答えはこう。

…たとえばゲーテ晩年の有名な戯曲作品ファウスト』においては、女性という言葉は単に片方の性別を表す意味ではなく、人間を救う全的な愛(アガペー)を強く意味していると行った具合だ。

 そんなことがわかってどうなるか。たしかに、明日からのいくばくかの生活費を稼ぐようには役立たない。しかし、世界を変えることには大いに役立つのだ。

 世界を変えるという今の言い方は暗喩でも過剰な表現でもない。なぜならば、自分の眼前に広がる世界の有り様とその意味は、自分の血の量と深さが形成する認識の仕方によっていくらでも変わりえるからである

 それは世界発見であると同時に、自己の再発見でもある。見えてくるものが変わるのだから、それにつれて確実に自分も変わり続ける。ふつうに本を読んだ場合でもこの変化は生じるのだが、精読はこの変化をさらに強く激しくするのである

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2017-06-27 [music] (72〜79/100) 米米CLUB大全集

[] (72〜79/100) 米米CLUB全集 05:22  (72〜79/100) 米米CLUB大全集を含むブックマーク  (72〜79/100) 米米CLUB大全集のブックマークコメント

とうとう思い切って米米ビデオ処分


処分するのは、

・SHARISHARISM7 2much 2ist (1989年収録)

・SHARISHARISM7 Co-Conga (1989年収録)

・SHARISHARISM ART WORK ART UP (1990年収録)

・SHARISHARISM ART WORK WORK UP (1990年収録)

・SHARISHARISM IOTA (1994年収録)

・SHARISHARISM THETA (1994年収録)

・THE LAST SYMPOSIUM(2本組) (1997年収録)

どれもじぶんにとって大事ビデオだが、処分にはあまりためらいはなかった。

というのも、これらのビデオはいまやDVD-BOX化されているからである


a K2C ENTERTAINMENT DVD BOX 米盛II

a K2C ENTERTAINMENT DVD BOX 米盛II


特に「米盛1」がすごい。

このあたりは私が中学高校から文字通り擦り切れるくらいみたビデオで、

MC方法とか、ステージでのエンターテイメントシップとかは限りなく影響された。

手に入るうちに、早くAmazonで入手しておこう。

で、『米米TV ONODA-SAN』はDVD化しないの?


f:id:Auggie:20170628052821j:image


DVD化してくれれば、捨てることできるんだけどなあ。

amazonでも、なんかすごい値段ついてる。。。


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2017-05-22

[] (71/100), 『RED HOT CHILI PEPPERS Woodstock '94』、Pro-Shot 4565 05:23  (71/100), 『RED HOT CHILI PEPPERS Woodstock '94』、Pro-Shot 4565を含むブックマーク  (71/100), 『RED HOT CHILI PEPPERS Woodstock '94』、Pro-Shot 4565のブックマークコメント

P-FUNKライブに続き、海賊ビデオを(DVDではない)。

から考えると、このビデオ結構貴重なのかもしれない。


これ、CDも後から出たのかな。

Woodstock 1994

Woodstock 1994


ビデオパッケージに挟まれていた宣伝文句はこんな感じ。


レッチリ待望の94年、ウッドストックでのコンプリート映像が登場!

最近、惜しまれつつも脱退してしまったD・ナヴァロ在籍時唯一のプロショット映像なだけに、

ファン絶対必見の1本です!

ライブの出来も最高で、実に充実した演奏が繰り広げられています

ナヴァロも本当に楽しそうに弾きまくっており、

これが本当のレッチリの姿だと断言してしまう,文句無し最高の1本です!

アンコールは大爆笑ものです)

#1の「Give It Away」。

語りぐさになってる、電球をかぶった衣装です。

f:id:Auggie:20100820015235j:image:left










意図はよくわからないけど、とにかくイケてます


イヴ・ナヴァロは、確かに弾きまくってるんだけど、

ちょっと弾きすぎなんじゃないかと思うんだよね。

Blood Sugar Sex Magik』はロックというよりも、

ファンク色が濃いので、リズムとかグルーヴを重視したほうがいいような気がするんだけど…

…これはジョン・フルシアンテイメージわたしが引きずられてるのかもしれない。


あと、フリーがうるさい。

MCは奇声を発してるレベルです。


アンコールの「大爆笑もの」とは、ウッドストックジミヘンコスプレ

メンバー4人+子どもジミヘンの格好をして現れて、

それぞれギターステージに叩きつけて破壊

その後、やはりジミヘンの格好をしてる男の子

「The Star Spangled Banner(星条旗)」を歌わせる、というもの

ジミヘンへのオマージュですね。

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2017-05-19 [book] 『僕だけがいない街』は、もう一つの杜王町の話。

[] 『僕だけがいない街』は、もう一つの杜王町の話。 06:13  『僕だけがいない街』は、もう一つの杜王町の話。を含むブックマーク  『僕だけがいない街』は、もう一つの杜王町の話。のブックマークコメント

僕だけがいない街』を1巻から9巻まで一気に読んだ後、思わずこぼれた言葉

「これってジョジョ第4部じゃん!」

僕だけがいない街 コミック 1-8巻完結セット

僕だけがいない街 コミック 1-8巻完結セット

誤解のないようにすぐ付け加えておくと、これはこの作品をけなしているのではない。

むしろ逆。

インスピレーションの源というか、換骨奪胎というか。

似た素材を使ったうまいリミックス、というのとは少し違うか。


もっとも、作者の三部けい荒木飛呂彦アシスタントだったので、

意図的オマージュを捧げた、というか無意識レベルでの刷り込みがあったのかもしれない。

2巻の帯の荒木飛呂彦の推薦がイカします。

「三部さん。JOJO第三部を手伝ってくれてありがとう。なつかしいね。」

荒木飛呂彦氏推薦!

…って、まったく推薦してないし。

メールの近況報告、なんてコメントもあったけど、ホントそのレベル。

まあ、その辺りが荒木氏らしいといえばらしくて、わたしは愛を感じてしまうのだけど。

2巻の巻末作者あとがきマンガによると、

この推薦文(?)、最初荒木氏の原稿(?)では「三部」じゃなくて「四部」だったらしい。

それを三部氏自身がシャレになるよう「三部」に変えた、とか。

この巻末のマンガによると、荒木氏は非常に正義感の強い人らしい。

ジョジョを読んでると、それはなんか伝わるよね。


さて、ジョジョ四部とこの作品類似点、随所からうかがえる。

日常の街に潜む殺人犯」という設定がまさにそうだし、

主人公たちが一度殺人犯を追い詰めるが犯人は逃げ切り、名前を変えて潜伏する、というのもそう。

主人公少年時間を何度も遡って犯行を食い止めようと努力する、ところや、

犯人に一度殺された少女と協力して犯人に近づいていったり…。

少しぎこちなく説明過多な台詞回しも似てる。


吉良吉影 → 川尻浩作  八木学 → 西園まなぶ

川尻早人 = 藤沼悟

杉本鈴美 = 雛月加代


もちろん、違うところもある。

一番の違いは、『僕だけがいない街』は「母親物語であること。

この作品は、息苦しいほどの母親の愛に満ちている。

特に9巻とかの藤沼佐知子の話とか、ちょっと読んでて苦しい。

一方で、ジョジョの第4部は「父親物語」。

以前友人たちと酒を飲んでいる時に、

4部は吉良と仗助、川尻早人、億泰らの「父親」を巡る話であることを

小一時間説明してドン引きされたことがあった。

つまりは第4部はそれだけ「父親」の表象に満ちた物語であるということ。

主人公の協力者を正反対なのも面白い

虹村億泰 = 小林賢也

岸辺露伴 = 澤田 真

もしも賢也が億泰だったら、この事件絶対解決しなかっただろうなあ。


ある意味で、ジョジョ四部へのオマージュ

今気づいたけど、終わりの切なさは『時をかける少女』に似てるなあ。

でも、アイリという少女(の重要性、ファム・ファタール性)がいまひとつ伝わらなかったかなあ。

あと、8巻という長さもグッドでした。

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